LoginSignup
0
2

More than 1 year has passed since last update.

Windows10でfastTextを使うためにやったことメモ

Posted at

はじめに

windows10でfastTextを使用するため環境を整えようとしたところ、いろいろエラーが出て、いくつかの記事をはしごしました。まとまった記事があっても良いな~と思ったので下記、一連の流れをざっくりとした記録として残します。
主に参考にしたURLに関しては★を付けています。

手順0. 環境

  • Windows10 64bit
  • Python 3.9.7
  • pip 22.0.2

手順1. Microsoft C++ Build Toolsを手に入れる

入れ方は下記を参照。
★参照URL1:https://self-development.info/%E3%80%8Cmicrosoft-visual-c-14-0-or-greater-is-required-%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%81%9F%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%96%B9%E6%B3%95/

簡単に書くと、
①ダウンロードページにて、exeファイルをダウンロード
②ダウンロードしたexeファイルを実行
③「C++によるデスクトップ開発」(またはC++ Build Toolsなど)を選択
④ウインドウ右側「インストールの詳細」の「C++によるデスクトップ開発」に関して、
 以下3点にチェックが入っているか確認
 1. MSVC v142 - VS 2019 C++ x64/x86 ビルド(以下略)
 2. Windows 10 SDK(10.0.18362.0)
 3. Windows用 C++ CMakeツール
⑤インストールを開始。終了後に再起動
⑥cl.exeのパス設定を行なう。具体的には、
 ・「スタート」メニューで「Visual Studio 2019」の「Developer Command Prompt for VS 2019」を選択
 ・開いたコマンドプロンプトで「where cl」を実行(cl.exe のフルパスを取得)
 ・システム環境変数のPathに、上記で取得したフルパスから「cl.exe」を除いたパスを登録
という感じです。URL先には、無事登録できたかの確認方法もありますので是非。

手順2. fastTextをコンパイルする

win7、win10でfastTextをインストールした記事を見つけたので有難く拝見し実行しました。
★参考URL2:https://qiita.com/yakipudding/items/e798614ca833d264abf3
具体的には下記のコマンドを実行。コマンドプロンプトを開いて、gitからcloneして、移動。

git clone https://github.com/facebookresearch/fastText.git
cd fastText

ただ、次に「『make』コマンドを実行」しようとしたところ「make?そんなものは無い」と怒られる。
ということでmakeコマンドを使えるようにしよう~とは思ったものの…

fastTextのインストールに関して他の記事で「『cd』でfastTextをcloneした場所に移動してから『pip install .』を実行」という備忘録も何件か見かけていたので『pip install .』を実行。

pip install .

ちなみに、手順1.Microsoft C++ Build Toolsを手に入れる ができていないと下記のようなエラーが出るはずです(私自身は本メモの手順2からやっていたので、このエラーにぶち当たり、自分の場合は手順1が必要だったんだ~と気づいた次第です)。

Microsoft Visual C++ 14.0 or greater is required. Get it with "Microsoft C++ Build Tools": https://visualstudio.microsoft.com/visual-cpp-build-tools/

(たしか)以上で完了!

おそらくこれで上手くいくはず。
プロキシ環境で実行する場合は、pipの使用方法にお気をつけて(ここでもつっかかり時間を使いました、エラー内容ちゃんと見ろと改めて自分に言い聞かせます)。

set HTTP_PROXY=http://[ユーザ名]:[パスワード]@[ホスト名とかIPアドレスとか]:[ポート番号]
set HTTPS_PROXY=http://[ユーザ名]:[パスワード]@[ホスト名とかIPアドレスとか]:[ポート番号]
pip install --proxy="http://[ユーザ名]:[パスワード]@[ホスト名とかIPアドレスとか]:[ポート番号]" [パッケージ名]
0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2