はじめに
この記事はIFTTTの機能紹介や設定方法がメインです。
背景
長年使っていたGoogleHome1の調子が悪くなったのでAmazonEchoに買い替えました。これを機にいろんな活用法を考えています。
この第1弾として家族の買い物リストを運用していきます。基本機能だけで使うには少し不便で、以下の3点を解決したいです。
- リストを家族で共有する。ただしAlexaアカウント自体の共用はNG。
- 外出先で確認するためにスマホで表示する。ただし新しいアプリは必要としない。
- 開発と運用にコストがかからない。
我が家ではDiscordを運用しているので、買い物リストをDiscordから確認できれば前2つの要件は満たせます。
低コストでのシステム構築ですが、今回はIFTTTを使います。
使用するサービス一覧
残念ながらIFTTT上のAlexaサービスは2023年10月末に終了した2のでIFTTTとAlexaの中継地点が必要になります。
これは以下のサイトを参考にTodoistを使います。
ということで、今回使用するサービスと役割は以下の通りです。
- Alexa:音声認識のUI。
- Todoist:買い物リストの実態を管理する。
- IFTTT:TodoistからDiscordに情報を伝達する。
- Discord:買い物リストを確認する。
1. Alexaの買い物リストをTodoistに紐づける。
Todoist公式が手順を紹介してるのでそちらを参照してください。
https://todoist.com/ja/help/articles/use-amazon-alexa-with-todoist-OKO3lHwv
2. IFTTT設定 Todoist編
※IFTTTアカウントの登録は省略します。
まずはアプレット3を作る画面に移動します。
トップ画面右上のCreate
をクリックします。
ここからTodoist側を設定します。
If This
欄のAdd
をクリックします。
サービス選択画面に遷移しますので、検索するなどしてTodoist
を選択します。
Todoistのトリガー一覧が表示されます。買い物リストに追加されたらDiscordに通知させたいので、今回は左上のNew task created
を選択します。
TodoistにIFTTTとの接続を許可する必要があります。Connect
をクリックし、画面の指示に従ってアクセスを許可してください。
トリガーの設定画面に移ります。Todoist account
とProject to watch
に間違いがないことを確認したらCreate trigger
をクリックします。
Todoist側の設定はこれで完了です。
3.IFTTT設定 Discord編
続いてDiscord側を設定します。Then That
のAdd
をクリックします。
Discordのアクション一覧が表示されます。今回はPost a message to a channel
を選択します。
Todoistと同じくDiscordにIFTTT接続を許可します。Connectをクリックし、画面の指示に従ってアクセスを許可してください。
Which Channel?
に通知先のチャネルを選択してください。
Message
とAlowable mentions
はデフォルトから変えていません。後から簡単にカスタマイズできます。
上記の設定が完了したらCreate action
をクリックします。これでDiscord側の設定が完了です。
4. IFTTT設定 有効化編
最後にアプレットを有効化します。Continue
をクリック。
Applet Title
は画像のような内容が自動で生成されます。
これも後から簡単に変えられるのでデフォルトのままとします。
Receive ...
は今回のユースケースならオフのままでよいでしょう。
設定が完了したらFinish
をクリックします。
以上でIFTTTの設定は完了です。超簡単ですね。
動作テスト
AmazonEchoにAlexa, 買い物リストに牛乳を追加して
とリクエストしました。
少し待つとDiscordに以下のメッセージが届きました。問題なく動作してることが確認できます。
あとはメッセージの内容を調整するだけですね。無駄な情報が含まれているのでそこは消して、細かいところは運用しながら調整していきます。
メッセージの調整はDiscordの設定を編集すればOKです。
まとめ
各サービスのアカウントさえ持っているなら、完全初見でも5分~30分で構築できるでしょう。
連携できるサービスが限られることは残念ですが、無料で簡単にここまでできるのは大きな強みです。
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NestじゃなくてHomeです。2018年頃に入手したので約6年間(6年ってマジ!?)も活躍してくれました。 ↩
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IFTTTではレシピと表現するらしいですが、この記事ではより一般的な表現にします。 ↩