USB-serial と Arduino Leonardo で作る簡易KVMコンソール (キーボード編)

サーバセットアップの強い味方、ノートパソコン接続KVMコンソールの紹介 | ツチノコブログによると、VGA, Keyvboard, Mouseをノートパソコンなどで実現する機械のようですが、これのうちVGAはちょっとつらいにしても、キーボードやマウスくらいなら簡易的に実現できるのではないかと思って、USB-serial変換器とArduino Leonardoで作成してみました(キーボードのみ)

Arduino Leonardo

Arduino Unoとは違いCPUのSoC自体がUSBも持っていて、ArduinoでUSB keyboardやMouseに化ける事が出来ます。Leonardo以外でも同じようなのがあるのでそれでもいけるはずです。

回路

回路というほどではないですが、USB-serialとLeonardoを結線します。

USB-serial	Arduino Leonardo
GND	GND
RXD	TX (PB1)
TXD	RX (PB0)

ソース

https://github.com/erukiti/tiny-kvm にソースを置きました。

• app/ Electronアプリケーション。Nodejs 5系が必要です
• leonardo Arduinoスケッチ

app の方は分量が多いので貼らないですが、Arduinoのスケッチだけ貼ってみます。

#include <keyboard.h>

void setup(void) {
  Serial.begin(9600);
  Serial1.begin(9600);
  Keyboard.begin();
}

void keyWait() {
  while (Serial1.available() <= 0)
    delay(1);
}

void loop(void) {
  char buf[1024];
  byte ch;

  keyWait();
  byte tp = Serial1.read();
  switch (tp) {
  case 1:
    keyWait();
    ch = Serial1.read();
    Keyboard.press(ch);
    sprintf(buf, "%02x", ch);
    Serial.println(buf);
    break;

  case 2:
    keyWait();
    ch = Serial1.read();
    Keyboard.release(ch);
    sprintf(buf, "%02x", ch);
    Serial.println(buf);
    break;
  }
}

問題点や今後

• キーボードのリピート周りがおかしい
• まだ、Mac to Mac でしか試していない

今後はマウスも対応していきたいです。