おおまかな流れ
- cygwin 環境を gnupack で用意して、TeX Live をインストールする.
- gnupack: cygwin 環境と emacs を手軽に使えるようにするパッケージ
手順
- gnupack プロジェクトのページ から、開発者向けの最新の安定版 gnupack_devel-13.06-2015.11.08.exe をダウンロードし、インストールする。
- gnupack から cygwin のターミナルを立ち上げる（startup_cygwin.exe を実行する）。
- TeX Live のインストールに必要な wget, perl, ghostscript が gnupack/cygwin にインストールされているか、確認する。例えば、
ghostscriptの確認は次の通り。cygcheck -c ghostscript
- おそらく ghostscript だけが入っていないのでインストールする。
apt-cyg install ghostscript
- cygwin のターミナル上で TeX Live の公式パッケージの説明に従い、TeX Live をインストールする。
以上で LaTeX が利用できるようになり、beamer なども使えるようになります。
PDF ビューワ
LaTeX を（dvi から）PDF にコマンドで変換するとき、PDF ビューワの種類によっては PDF の変更（上書き）が禁止されることがあります。そうすると、いったん PDF ファイルを閉じて、変換してから開き直す手間がかかります。
SumatraPDF (portable) はそのような手間がなく、PDF ファイルを開いたままで PDF ファイルを変更でき、変更後自動でビューワの表示が更新されます。
注意
Windows 10 で gnupack が利用できることを確認した上でこのメモを書いていますが、gnupack プロジェクトはその利用を保証していません。