目的
セキュリティー原因で外部ネットへのつながりを制限しているWindowsにPythonを実行する環境を作った時のメモです。
前提としては、ダウンロードしたファイルは持ち込みが可能ですが、直接外部ネットワークに繋がるのは制限されているネットワーク環境です。
環境
実施時点:2024年11月11日
OS: Windows 10
Python: 3.13 (最新)
Openpyxl: 3.1.5
(Openpyxlの依存関係)jdcal: 1.4.1
(Openpyxlの依存関係)ex_xmlfile: 2.0.0
手順
1. Python
まずは最新のPythonを下記のURLからダウンロードし、ローカルに持ち込みインストールします。
インストールする時ですが、具体的な画面は忘れましたが、インストール後Pathを登録するかなどのオプションがあるので、そちらにチェックをし、Pathは登録する必要があります。そうすることで、CMDモードでどこからでもPaythonを実行することができます。
インストールされているか確認する方法は、新しくCMDモードを開き、下記のコマンドを実施することです。Pythonバージョン情報が戻ってきたらインストールされたことになります。
cmd> py --version
Python 3.13.0
2. Openpyxl と依存関係のライブラリ
openpyxlを実行するには、二つの依存関係ライブラリもインストールする必要があるので、それぞれダウンロードし、ローカルに持ち込みます。
openpyxl: https://pypi.org/project/openpyxl/
jdcal: https://pypi.org/project/jdcal/
ex_xmlfile: https://pypi.org/project/et-xmlfile/
インストールする時は上記のダウンロードファイルを保存したローカルパスで実施する必要があります。
そして実行する時には 「--no-index」 をつける必要があります。
cmd> pip install ex_xmlfile-2.0.0-py3-none-any.whl --no-index
<略>
cmd> pip install jdcal-1.4.1-py2.py3-none-any.whl --no-index
<略>
cmd> pip install openpyxl-3.1.5-py2.py3-none-any.whl --no-index
<略>
上記のインストールが完了できましたら、下記のコマンドを実行してopenpyxlがインストールされているか確認できます。
cmd> pip show openpyxl
Name: openpyxl
Version: 3.1.5
<略>
3. openpyxlが有効かコードで確認する
無事インストールが完了できたら、今度は簡単なPythonプログラムを作り、確認することができます。
import openpyxl
print(openpyxl.__version__)
上記のコードを実行して、バージョン情報が表示できたら完成です。
cmd> py test.py
3.1.5