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シークレットモードでテストしたいときがある。
T-DASHはデフォルト、ブラウザ起動は通常モードである。
今回、シークレットモードでchromeを起動してテストする方法を説明する
技術的な情報
テスト実行でブラウザ起動時にoptionを指定することで、ブラウザをシークレットモードとして立ち上げることができる。
そのため、T-DASHの標準機能ではなく、robot frameworkでoptionを指定してブラウザを立ち上げる
そのコマンドは以下の通り
Open Browser ${BROWSER} options=${chrome_options}
${BROWSER} は起動するブラウザ(今回Chrome)
${chrome_options} は起動時のoption
add_argumentを用いて、設定したいoptionを追加設定する。
設定可能なoptionは以下のサイトを参考にするといい
シークレットモードのオプションは incognito である。
T-DASH実装
カスタム動作
以下設定内容を Browser.yamlのファイル名で保存する
ACT-CAT-CUSTOM-270642da-ad45-4fab-9419-4881701f4269:
action_category_name: Browser
icon: ''
color: '#627a2a'
custom_data:
file_name: Browser
pip_list: []
library_list: []
actions:
ACT-CUSTOM-4fab699c-a430-4c54-8e77-fe714a22d980:
action_name: シークレットモードでブラウザを開く
action_type: operation
action_format: ブラウザchromeをシークレットモードで開きURL「設定値1」にアクセスする
action_note: ''
action_args:
- value1
action_def:
- - ${chrome_options} =
- Evaluate
- selenium.webdriver.ChromeOptions()
- - Call Method
- ${chrome_options}
- add_argument
- --incognito --start-maximized
- - Open Browser
- ${value1}
- browser=chrome
- options=${chrome_options}
次に、作成された Browser.yamlをT-DASHの動作定義 -> カスタム動作 -> カスタム動作をインポート にてインポートする
スクリプト
ブラウザの起動時、標準関数の「URLでブラウザを開く」を使用しない。
その代わりに、今回追加したカスタム動作「シークレットモードでブラウザを起動する」を使用する。
テスト実行
chromeが maximizedで起動し、かつシークレットモードになる