はじめに
現在、AWSSAAについて勉強しております。
その中で「S3 Glacier」の種類について混同しやすい印象があったため、記事としてアウトプットします。
そもそも「Glacier」って何?
Glacierとは、「アーカイブ用途で使用するストレージクラス」です。
テープバックアップの代替で使うものになります。
特徴
- 保存したデータにアクセスするためには、取り出し手続きが必要
 - データ取り出しには、数分~数時間かかる
 - 通常アクセスしないデータを保存する用途で利用
 - 可用性設計は、99.99%
 - 低コスト
 
アーカイブの取り出しオプション
| オプション | データ取り出し時間 | 特徴 | 
|---|---|---|
| 迅速 | 1~5分 | ・最大規模のアーカイブ(250MB以上)は1~5分でのデータ取り出し対象外 ・不定期に発生する、アーカイブのサブセットに対する緊急リクエストの際にデータに迅速にアクセスできる。  | 
| 標準 | 3~5時間 | 取り出しオプションのデフォルト設定 | 
| 大容量 | 5~12時間 | ・最も安価な取り出しオプション ・大量のデータ(ペタバイトのデータを含む)を1日以内に低コストで取得可能  | 
Glacier Deep Archiveとは?(番外編)
Glacier Deep Archiveとは、1年に1~2回しかアクセスされないようなデータを対象にしたストレージクラス。
特徴
- 取り出しに12時間かかる
 - 1GBあたり月額0.002ドル(東京リージョンの場合)
 - Amazon S3 Glacierより安価