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AWS MCPサーバー(DocumentationとKnowledge)をVS Codeで使えるようにしてみた

Last updated at Posted at 2025-10-14

はじめに

この記事では、AWSのMCPサーバー(DocumentationとKnowledge)をVS Codeで利用できるようにする方法について紹介していきます。
途中、GitHub Copilotにも助けてもらいながら実装したので、その点も踏まえて読んでいただければと思います。

参考資料
AWS MCP Servers

前提

環境

  • VS Code Version : 1.103.2
  • WSL : 2.5.7.0
  • GitHub Copilot

準備

①uvのインストール
WSLのターミナル上で以下のコマンドを実行

curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh

②Python 3.10以上をインストール
uv同様、以下のコマンドを実行

uv python install

③VS CodeのAgentモードを有効化
VS Code画面の左下にあるアイコンから、Settingsをクリックし画像のようにチェックを入れる
image.png

image.png

事前準備に関する参考資料
AWS Documentation MCP Server

大まかな作業の流れ

AWS Documentation MCP サーバー、及びKnowledge MCP サーバーのどちらも作業の流れは以下の通りです。

  1. mcp.jsonに入力
  2. 実行

AWS Documentation MCP サーバーの有効化

1. mcp.jsonに入力

WSLで、~/.vscode-server/data/User/mcp.json というファイルを探し、そこに以下の内容を記載をします。

{
  "servers": {
    "awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
      "command": "/home/[user_name]/.local/bin/uvx",
      "args": ["awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"],
      "env": {
        "FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
      },
      "disabled": false,
      "autoApprove": []
    }
  }
}
# デフォルトは以下の記載
# {
#   "servers": {}
# }

以下のコマンドで出力された内容を、上記の"command"の項目に記載するのでもOK。
※uvはPythonパッケージ管理ツールです

which uvx

2. 実行

mcp.json への記載が完了すると、自動的に以下のような「Start」という文字が出てきます。そこにカーソルを合わせてクリックし、Running状態になれば準備完了です。
(Start状態)
image.png

(Running状態)
image.png

エラーが出た場合は、"command"横のパスの指定が合っているかを再確認してみて下さい

AWS Knowledge MCP サーバーの有効化

現在、正式に一般提供が開始となっているMCPサーバーです。AWS Knowledge MCP Server はドキュメントに限らず、FAQ、ベストプラクティス、トラブルシューティング記事など広範な知識を提供してくれます。

1. mcp.jsonに入力

Documentation MCP サーバーと同様に、Knowledge mcp サーバーの内容を追記します。

{
	"servers": {
	 # aws documentation mcp serverの設定
     "awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
         "command": "/home/{username}/.local/bin/uvx",
         "args": ["awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"],
         "env": {
           "FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
         },
         "disabled": false,
         "autoApprove": []
       },
      # aws knowledge mcp serverの設定
     "aws-knowledge-mcp-server": {
       "url": "https://knowledge-mcp.global.api.aws"     
    }
  }
}

上記の記載方法で、TypeError: fetch failed というエラーが発生する場合は以下に修正して再度試してみてください(uvxがインストールされている必要があります)。

      "aws-knowledge-mcp-server": {
            "command": "uvx",
            "args": [
                "mcp-proxy",
                "--transport",
                "streamablehttp",
                "https://knowledge-mcp.global.api.aws"
            ]
      }

2. 実行

以下のように、Documentation mcp サーバーと同様に「Start」という文字が出てくるので、クリックするとRunning状態になります。

image.png

実際に使ってみた結果

個々のMCP サーバーを試したいため、どちらか一方は事前にStop状態にしておきましょう。

AWS Documentation MCP サーバー

前提として、Agentモードのgpt4.1を利用しています。

(chat履歴)
mcpを利用する前にしっかりと聞いてくれます。

image.png

image.png

利用されるとチェックマークがつきます👇
また回答もプロンプト通り実行されていそうですね!

image.png

image.png

AWS Knowledge MCP サーバー

こちらのmcpは、Claud Sonnet 3.5で実施しています(gpt4.1だとstop状態のdocumentation mcp サーバーの方を使おうとしてしまうので)。

以下の画像から分かるように、(明示的に記載しすぎているからかもですが)AWS Knowledge MCP サーバーを利用して回答してくれています。

image.png

image.png

おまけ

#1.settings.jsonに記載するとうまくいかなかった

settings.jsonに記載するという情報をいろいろなところで目にしたが、私の環境ではなぜかエラーが発生しました。

image.png

カーソルをあてると、、、
GitHub copilotから別の設定ファイルに書いてくださいと言われます
image.png

Quick fixを押すと、以下のように別のファイルを開くように誘導され、Open Remote User ~をクリックするとこれまで紹介してきたmcp.jsonに遷移します。

image.png

ちなみにfixをおすと下記のように削除することをおすすめしてきます

image.png

#2.MCP サーバーが動いているかの確認方法

確認方法としては、ctrl+shift+Pで検索窓にmcp list serverと入力する

image.png

終わりに

今回は、AWS MCP サーバーについてVSCodeで利用できるようにするための方法を紹介しました。
MCP サーバーを介してAWSの様々なドキュメントを参照できるようになったことで、最新情報のナレッジをもとに自分たちの聞きたい情報を取得できるため、非常にうれしい機能だと感じました!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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