FreeBSD の jail 環境を qjail
で管理している場合に,fdesc を自動でマウントする方法.
設定
管理対象の jailname を example1 とする.
- qjail.confg/example1 から
mount.fevfs;
の行をコメントアウト. - qjail.fstab/example1 に
devfs
とfdesc
の設定を追記.
/usr/local/etc/qjail.confg/example1
:
# mount.devfs;
:
/usr/local/etc/qjail.fstab/example1
usr/jails/sharedfs /usr/jails/example1/sharedfs nullfs ro 0 0
devfs /usr/jails/example1/dev devfs rw 0 0
fdesc /usr/jails/example1/dev/fd fdescfs rw 0 0
以上.
この設定が必要になる環境
FreeBSD の jail 環境内で rbenv
など bash
を利用する場合に,fdsec をマウントする必要がある場合がある.
qjail start example1
で jail 環境をスタートさせた後に,ホスト環境から mount -t fdsecfs fdesc /usr/jail/example1/dev/fd
と実行しても動作はするが,自動的にマウントさせたかった.
qjail.fstab/example1 に fdsec の行だけを追記すると qjail
が自動的にマウントする devfs よりも先に fdesc をマウントしようとしてエラーになる.そこで qjail.config/example1 で devfs の自動マウントを無効にして,qjail.fstab/example1 で devfs と fdesc の両方をマウントする.