コーヒーが好きな emi です。
現在 re:Invent 2024 参加のためラスベガスのホテルにおります。
本記事は Japan AWS Top Engineers Advent Calendar 2024 の二日目の記事です!
テーマは AWS に関することであれば特に制限なし、記載レベルも自由に、Top Engineers が知見をアウトプットしていきます。
私は先日 QuickSight の構築中にぶつかった事象の解決方法について記載します。
背景
QuickSight には「フォルダ」という概念があり、フォルダにダッシュボードや分析などのアセットを追加してアクセス権限を共有フォルダに付与することで他の QuickSight ユーザーにアセットを共有することができます。
今回は共有フォルダで共有したデータセットの編集が他のユーザーからできない事象にぶつかったので、解決方法を記載します。
1. 事象の再現
1-1. 共有フォルダの作成と設定
以下のように emi(管理者)と hoge1130-user(作成者)がいます。
emi(管理者)ユーザーで共有フォルダを作成しました。共有の設定を確認します。
「ユーザーを追加」から作成者 hoge1130-user を追加します。
1-2. データセットを共有フォルダに追加
追加できました。では、作成者 hoge1130-user からも操作できるか確認します。
別のブラウザで作成者 hoge1130-user でログインしました。データセットが見えますね。
以下のようにエラーで編集ができません。
Failed to load the schema explorer, please reload the page to try again.
基盤となるデータソースに接続するための十分なアクセス許可がないため、カスタム SQL クエリを実行することはできません。
2. データソースを共有フォルダに追加
ここで、共有フォルダにデータソースが追加されていないのが原因なのでは?と思い、管理者ユーザーでデータソースを共有フォルダに追加して見ることにしました。
既存のデータソースの操作は、データセット画面から「新しいデータセット」を選択し、画面最下部までスクロールするとできます。(いつもこの導線が不思議だなぁと思っています)
作成者 hoge1130-user で再度ログインすると、データセットが編集できるようになりました!
終わりに
データソースも共有しないとデータセットが編集できないことが分かりました。
データソースは QuickSight 画面左のメニューにないので操作を忘れがちです。
どなたかのお役に立てば幸いです。
明日も続きます!