この記事はWinActor7.6.1を元に書いています。
WinActorの「シナリオファイル呼び出し」
WinActor7から追加されたのでもうWinActorユーザーの方にはお馴染みの機能ですよね。
私も良く使っています。
先日こちらの機能を使って、注意を要することがあったので、今回はそれを記事にしました。
シナリオファイル呼び出しの説明
呼び出し元シナリオから呼び出し先シナリオに変数値を渡すことも出来ます。
プロパティを見ても大変分かりやすいです。
変数値の文字数を制限するの説明
また、WinActorにはシナリオごとに「変数値の文字数を制限する」という設定をすることが出来ます。
変数値、「値⇒」に対しての1024 文字制限の有無を表示します。
以前のバージョンではこちらデフォルトでチェックが入っていましたが、7.6.1ではデフォルトはチェックなしで制限なしです。

失敗例実行前設定
私はうっかり、呼び出し元シナリオの変数値文字数制限なしで、呼び出し先シナリオの変数値文字数制限ありで1024文字以上の変数を渡してしまいました。
以下のように、シナリオファイル呼び出しは例外処理グループの正常系に配置しました。
失敗例実行後
当然、呼び出し先の変数には1024文字以上は入らないのでエラーとなって当然ですが、↓こんな感じで、エラーメッセージとして表示されてしまい、呼び出し元の例外処理グループの異常系に移ることもなく、呼び出し先の異常系に入ることもありません。
シナリオは完全に止まってしまいます。
これではエラー処理をすることが出来ないため、異常系でエラーを通知するような処理を書いていても処理されません。
このようなミスはなかなかしないと思いますが、皆様ご注意ください!
以上



