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【Tips】Auth0でSMS認証を利用する際のおすすめDatadog設定

Last updated at Posted at 2022-08-05

想定読者

本記事の想定読者は、Auth0とDatadogを利用されている方向けの
記事になります。

背景

こちらの記事でも少し触れた通り、Auth0は簡単に2要素認証が利用出来ます。

実際にSMSを用いた2要素認証を運用に回してみると、ユーザ側の環境や設定、
通信会社の障害などによりログインが出来ず、かつ通常のログ監視では
検知出来ないことがありました。

Auth0側のエラーログだけでは認識しづらい内容も、
DatadogのDashbordやMonitorsの機能を使うことで素早く検知し、
個別利用者に連絡することで出来たので、紹介させて頂きます。

概要

①実際の運用で起きた、Auth0のログで検知しづらい問題とは?
②Datadogを用いたオススメ設定!

実際の運用で起きた、Auth0のログで確認しづらい問題とは?

Auth0では、Twilioなどを利用したSMS認証が利用可能です。
非常に便利ですが、SMSは受信側や、途中の通信業者側の状況により上手く送信出来ないケースがありました。
さらに、Auth0側の処理は問題なく完了しているため、単純にエラーログだけを監視していても検知出来ず、
しばしばユーザから問い合わせがきておりました。

SMSが届かない原因
 ①「国外からのSMSの受信拒否設定」をオンにしている
 ②送信側や受信側のキャリアで通信障害が発生している
 ③送信先の電話番号が間違えている

①や③については、SMS送信をしているtwilioの方や一部Auth0にはエラーが出力されますが、
②についてtwilio側でもエラーにはなりません。

そこで、送信失敗のログではなく、Datadogを用いて同じユーザがSMSを複数回送信されていることを
確認することで、送信失敗を検知する仕組みを作りました。

Datadogを用いたオススメ設定!

同じユーザがSMSを複数回送信されていることを確認する設定です。
@data.type:gd_send_smsをuser_id ごとに集計し、
出力しています。

Dashbord

スクリーンショット 2022-08-01 20.00.48.png

Monitor

スクリーンショット 2022-08-01 20.05.48.png

最後に

今回のようなピンポイントなTipsについても今後も発信していきたいと思います。

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