なぜ私たちはプログラミングをするのにテキストエディタにこだわる必要があるのでしょうか。その理由は明白です。
テキストエディタと向き合う時間が長い
プログラムを書くコーディングのときはほとんどの時間をテキストエディタと共に過ごしています。
その中でテキストエディタで切り取りをしたりカーソル移動したり、それらの作業を少しでも効率化できれば少しずつ効率化できるはずです。
タイピング速度ももちろん重要ですが、それ以上にエディタを使いこなすことができるかも重要だと思います。
どのテキストエディタでも使いこなせることが一つの要因になっていると思います。Vim/ Emacs/ VScode、何でもいいので一つちゃんと使えるようになってください。
ここでは、エディタ初心者に向けて、効率化するための基本ポイントをいくつかあげたいと思います。
カーソル移動
カーソル移動にはいくつかあります。例えば行の末端に行ったり、行の先頭に移ったり、単語単位で移動したり、空行を区切りにして一気にジャンプしたり、いろいろとあります。
例えば、一文字ずつの移動しかできない人は、カーソルを移動するだけで時間を捨てることになります。
ここで高速にカーソル移動をして絶えず効率的なカーソル移動が可能であれば、カーソル移動に使える時間も増えるはずです。
非効率的なマウスをなるべく使うな
マウスを使うとき、キーボードにある手を、
- マウスに手を伸ばして、2. マウスカーソルを探して3. 目的の場所に運んで4. クリックしてカーソルをセットする作業は果てしなく非効率です。
いくつかのカーソルのセットのテクニックがあります。
目的の場所が目でわかったら、そこの場所のキーワードを検索してカーソルをセット
ここでの検索は、カーソルから前に検索するか、後に向かって検索するかを使い分けられると目的の場所に早く飛ぶことができます。
範囲選択もなるべくマウスを使わない
範囲選択は大体の場合はShift-矢印キーで行うことができます。
マウスのみで選択すると、時間の無駄なのでなるべくキーボードで行えるようになりましょう。
エディタの様々なショートカットを知る
エディタには様々な機能がついていることが多いです。
一度にたくさん覚えるのは大変ですが、少しずつ使えるようになりましょう。
ほんの少しだけ紹介します。
ファイル操作
ファイル操作のオープンやクローズ、別名で保存、その他のバッファの切り替えなどは大体ショートカットが用意されています。
マクロ
マクロの機能を使えば繰り返し作業が一気に高速化できます。
Undo/Redo
元に戻したりやり直すことも画面のボタンではなくキーボードで行えるようにしましょう。
また、範囲を選択してからUndo/Redoすると、選択した領域の部分でUndoバッファを検索できるemacsみたいなエディタも存在します。
一行切り取り
行ごと切り取りができると結構便利です。
コメントアウト/ アンコメント
コメントアウトやその解除は手動ではなくエディタの機能を使いましょう。
これは効率化につながるのみではありません。特にC言語で/*このタイプのコメント*/
を使っている場合は、コメントアウトはエディタの機能で行わなければ、思わぬバグの温床に、、、後はわかりますね。
自分好みのカスタマイズをする
エディタの使い方に慣れてきたら、それをカスタマイズして自分色に染めましょう。
私はカスタマイズは控えめですが、よく使うものは簡単にアクセスできるようにまとめています。
ビルドとシェルを簡単にアクセスできるようにしています。
その他にもインテリジェントに補完してくれる機能など、様々な機能があるので使ってみるといいと思います。
最後に:エディタの世界は広い
エディタには多くの種類があり、いろいろとつかわれています。
Vimでもいいだろうし、emacsでもいいだろうし、流行りのVscodeでもいい。
何でもいいので一つのエディタをちゃんと使えるようになってください。
生産性が大きく上がるはず。
エディタの沼へようこそ!