directory seviceとは?
マシーンが複数台あるとき、いちいちそれぞれのマシンに対してユーザを管理していくのは非効率です。
そんな時はユーザ情報をLDAPで管理すると楽になります。
LDAPも設定がいろいろ大変です。
なんでFreeIPA? OpenLDAPは?
CentOS8からOpenLDAPがサポートされなくなりました。
あれって思ってみたら、389 Directoryが代わりにあるようです。
ただ、そのまま使うと学習コストが高く、いろいろと一つのパッケージになっているもの、FreeIPAを使うことにしました。
バックエンドで389を使っています。
環境
- CentOS8 x1台(FreeIPAのサーバ、以下はすべてクライアント)
- CentOS7 x1台
- Ubuntu 20.04 x2台
環境の違いも関係なく、FreeIPAではそのまま設定すれば使えるようになります。
FreeIPA
FreeIPAは、いくつかのソフトウェアスタックが一括になっていて、簡単にインストールすることができます。
ディレクトリサービスやDNS、ケルベロス認証、ウェブインタフェースが統合されていてシームレスに動作します。
システム要件
基本的に、DNSで逆引きも可能であることが条件になります。
そのため、普通に/etc/hostsに記述するだけではだめで、DNSサーバをきちんと立てる必要があります。
ドメインはすでに取得したドメインがあるので、そのサブドメイン int.xxx.com
のように設定しました。
FreeIPAのインストール
hostnameの設定
hostnameは、FQDNでないとインストールに失敗します。host名の設定はちゃんとやっておきましょう。
nozomi.int.kotsuki-lab.com
hostname コマンドで一時的にセットすることもできます。
/etc/hostsへの追記
$ cat /etc/hosts
10.4.200.96 nozomi.int.kotsuki-lab.com
...
先頭に書く必要があるそうです。インストーラで最初に参照するところなのかな?
freeipa(サーバ)のインストール
$ sudo dnf module -y install idm:DL1/dns
$ sudo ipa-server-install --setup-dns
対話式でインストールを進めます。
クライアントのインストール概要
DNSサーバを登録して、hostnameを設定して、そのあとにインストールをすると、自動的にホストサーバを検出して自動的に設定してくれます。
特に何も設定はいらないはずです。
webインターフェースによる設定
Userや、Host、sudoの設定などがwebからできます。コンソールが嫌いな人はここからやってもいいと思います。学習コストが低いです。(効率は、悪いかも)
参考
https://qiita.com/MahoTakara/items/3114e88e7b38469eeed6
https://www.server-world.info/query?os=CentOS_8&p=freeipa&f=1