Shopify で価格を隠して見積もり依頼を受ける
「価格を隠したら、そもそも問い合わせすら来なくなるのでは?」
Shopify で見積もり制の導入を検討すると、まずこの疑問にぶつかります。価格が見えないストアは不安を与えるのではないか。カートに入れられないと離脱するのではないか。そもそも Shopify は「表示価格でそのまま買う」ためのプラットフォームなのに、そこに逆行して大丈夫なのか。
この記事は、その手の疑問に 1 つずつ答えていく形で構成しています。法人取引・卸売・オーダーメイドのように案件ごとに価格が変わる商材を扱っているストア向けに、価格非表示と見積もり依頼の実務を整理します。
Q1. 価格を隠すと売れなくなりませんか?
商材によります。 ここを取り違えると失敗するので、最初に線を引いておきます。
価格を隠して効果があるのは、次の条件に当てはまる商材です。
- 数量で単価が変わる(卸売、業務用、まとめ買い前提)
- 仕様で価格が変わる(オーダーメイド、サイズ・素材・加工のオプション)
- 相手によって価格が変わる(既存取引先の掛け率、契約単価)
- そもそも価格を公開したくない(競合に知られたくない、定価と実売価格が乖離している)
逆に、一物一価で誰が買っても同じ価格の商材では、隠すメリットがありません。価格を見て買うかどうか決めるお客様に対して、価格を隠すのは摩擦を増やすだけです。
重要なのは、全商品を隠す必要はないという点です。一般向けの商品はそのまま販売し、卸売用のコレクションだけを見積もり制にする。あるいは、ログイン済みの法人顧客にだけ価格を隠して見積もりに誘導する。このような部分適用ができるかどうかが、アプリを選ぶときの分かれ目になります。
Q2. 誰に見せるかを、どうやって出し分けますか?
出し分けの軸は 2 つあります。どの商品かと、どの顧客かです。
商品側は「ストア全体」「特定のコレクション」「特定の商品」の 3 段階が一般的です。コレクション単位で指定できると運用が楽になります。卸売用コレクションを 1 つ作り、そこに商品を出し入れするだけで対象が変わるためです。
顧客側は「すべて」「ログイン済みのみ」「未ログインのみ」に加えて、顧客タグによる出し分けができるかどうかが実務では効きます。Shopify では顧客に任意のタグを付けられるので、wholesale や distributor のようなタグを取引先に付けておけば、そのタグを持つ顧客にだけ価格を隠す、という設計ができます。
ここで注意点が 2 つあります。
1 つ目は、タグの大文字・小文字です。 Shopify の顧客タグは入力どおりの大小文字で保存されます。管理画面で Wholesale と設定したのに顧客側には wholesale が付いている、という食い違いが普通に起きます。設定は正しいのに一致しない、という無言の不発になるため、両側を小文字化して突き合わせる実装かどうかを確認しておきたいところです。
2 つ目は、未ログインの扱いです。 「指定したタグを持たない顧客のみ」という条件を作ったとき、未ログインの訪問者をどう扱うかが問題になります。「タグを持たない」と判定すると、未ログインの全訪問者に価格が隠れて事故になります。未ログインは「判定できない」として扱うのが安全です。
Q3. 価格を隠せば、購入自体を止められますか?
止められません。 ここは正直に押さえておく必要があります。
価格の非表示は、あくまで表示上の出し分けです。ストアフロントの公開データからは価格を取得できるため、技術的な知識がある人はソースを見れば価格を知ることができます。これは特定のアプリの弱点ではなく、この種の機能の共通の性質です。
購入自体をサーバー側でブロックしたい場合は、カート検証の仕組み(Cart Validation Function)など別のレイヤーが必要になります。「価格を見られたくない」という要件が法務的・契約的に厳密なものなのか、実用上見えなければよいものなのかを、導入前に切り分けておいてください。
多くのストアでは後者です。一般の訪問者に卸価格を見せない、という目的なら表示上の制御で十分に機能します。
Q4. コレクションページや検索結果でも価格は隠れますか?
多くの実装では、隠れるのは商品ページだけです。
これは見落とされやすい点です。商品ページで価格を隠しても、コレクションページ・検索結果・トップページの商品一覧では、テーマが出力する価格がそのまま表示されます。「ストア全体に設定したのに、一覧に価格が出ている」という問い合わせは、ここから生まれます。
理由は技術的なものです。一覧の価格マークアップはテーマごとに構造が異なり、外部から安全に消す手段がありません。無理に消そうとすると、テーマの更新のたびに壊れるか、価格以外の要素まで消えるか、どちらかになります。
現実的な対処は 2 つです。見積もり対象の商品を一覧に出さない構成にするか、テーマ側で対応するか。前者なら、卸売用コレクションをナビゲーションから外し、取引先には直リンクを案内する、という運用になります。
Q5. 見積もりフォームには何を入力してもらうべきですか?
必須にすべきは氏名とメールアドレスの 2 つだけです。ここは返信の宛先になるため、外せません。
そのうえで、次の項目を「表示するか」「必須にするか」で調整します。
- 電話番号 — 急ぎの案件が多いストアは必須に。個人のお客様が多いなら任意に。
- 会社名 — 法人取引が中心なら必須に。後から会社名を聞き直す手間が減ります。
- メッセージ — 「納期はいつですか」のような質問を先に受け取れるので、表示しておくのがおすすめです。
- 希望数量 — 商品ごとに入力してもらいます。数量で単価が変わる商材では必須級です。
- 希望価格 — 「いくらなら買うか」が最初の依頼で分かるので、価格交渉の往復が減ります。
必須項目を増やすほど、依頼は届きにくくなります。 これは一般的なフォームの性質です。BtoB では相手も仕事なので入力してくれますが、一般のお客様も対象にするなら必須は最小限にしておくほうが依頼数は伸びます。
もう 1 つ、ログイン中のお客様には値を自動で入れておくと入力の負担が下がります。Shopify のアカウント情報から氏名・メールアドレス・電話番号・会社名を引ければ、お客様は数量を入れて送るだけで済みます。
Q6. 届いた見積もりに、どうやって価格を付けて返しますか?
ここが業務の中心です。実務の流れは次のようになります。
- 届いた依頼を開き、商品ごとの提示数量と提示単価を入れる
- 見積もり全体の割引(定額またはパーセント)を入れる
- 送料を入れる
- 合計を確認し、顧客に送る
提示単価の初期値をどう出すかで、作業速度がかなり変わります。空欄から入力させる実装だと毎回打ち直しになりますが、提示数量に顧客の希望数量、提示単価にカタログ価格が最初から入っていると、変える必要のある行だけ触れば済みます。
税の扱いも押さえておきたい点です。見積もりの段階ではお届け先が確定していないため、正確な税額を計算できません。税は注文が確定するときに Shopify が商品の税設定に基づいて計算する、という設計が正解です。見積もりの合計を税抜で出しておき、税は後段に任せます。ここでアプリ側が税込の金額を組み立てると、Shopify の計算とずれて二重管理になります。
送料も同様です。見積もりには顧客住所がないため、地域に応じた正しい配送レートを自動選択することは原理的にできません。ストアに登録済みの固定額レートを候補として出し、そこから選ぶか手入力する、という形が現実的です。
Q7. 顧客への金額提示は、どうやって送るのが正解ですか?
Shopify の下書き注文の請求書メールを使うのが正解です。 理由は 3 つあります。
1 つ目は、支払いリンクを付けられるのが Shopify の請求書だけだからです。 アプリが独自に送るメールでは、顧客はその場で支払えません。「見積もりを見る → 別途注文する」という余計な工程が挟まると、そこで離脱します。
2 つ目は、税の計算を二重に持たないためです。 Q6 のとおり税は注文確定時に Shopify が計算します。アプリ側で税込の文面を作ると、Shopify の計算とずれます。金額を組み立てる場所は 1 か所にしておくべきです。
3 つ目は、通知テンプレートの品質です。 Shopify の通知テンプレートはストアのブランド設定と多言語が効きます。アプリ側の独自メールでは、日本語と英語のプレーンテキストが限界というケースが多く、品質が釣り合いません。
ただし 1 つ注意があります。Shopify の既定の文面は「請求書」という言い方です。 顧客からは「金額を尋ねたら請求書が届いた」ように見えます。「お見積書」のような表現にしたい場合は、Shopify 管理画面の「設定」→「通知」から下書き注文の請求書テンプレートを編集してください。
ここで間違えやすいのが、似た名前の別テンプレートです。「新しい下書き注文の通知」はスタッフ向けの通知で、顧客に届くメールとは別物です。どちらの編集画面も開けてしまうため、違うほうを直して「変わらない」となるケースがあります。
Q8. 顧客が「承諾」を押せる仕組みは必要ですか?
一般的な B2B の流れは「見積提示 → 承諾 → 受注 → 請求」ですが、Shopify の下書き注文を使う場合、承諾のステップは支払いが兼ねます。
顧客が請求書のリンクから支払った時点で、下書き注文が通常の注文に変わります。つまり「支払った = 承諾した」です。別途「承諾する」ボタンを用意しなくても、業務としては成立します。
ただし、承諾はしたが支払いは月末、という掛け売りの取引では話が変わります。この場合は、ストア側で見積もりのステータスを「成約」に手動で切り替え、実際の請求は別途行う、という運用になります。ステータスが手動で切り替えられるかどうかを確認しておいてください。
この 8 つを踏まえて作られたアプリ
シンプル商品見積もり依頼|価格非表示・B2B対応・法人向け
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | シンプル商品見積もり依頼|価格非表示・B2B対応・法人向け |
| 開発者 | 株式会社 UnReact |
| 価格設定 | Basic Plan $9.99/月(7 日間の無料体験あり・年払いで実質 2 ヶ月分無料) |
| 主な機能・特徴 | 価格とカートボタンの条件付き非表示 / 顧客タグによる出し分け / 3 ステップの見積もりフォーム(複数商品対応)/ 管理画面での価格付け・ステータス管理 / 支払いリンク付き請求書の送信 |
| 対応言語 | 20 言語(管理画面・ストアフロントとも) |
上の 8 つの疑問に対して、それぞれ具体的な答えを持っているアプリです。日本語 UI と日本の商習慣への対応を差別化の軸にしています。
Q1・Q2 への答え:3 つのモードと 5 つの顧客条件
見積もり対象は「見積もり依頼を使わない」「すべての商品を見積もり対象にする」「見積もり対象の商品を選ぶ」の 3 モードから 1 つを選びます。3 つ目を選ぶと、Shopify の選択画面からコレクションや商品をビジュアルに選べます。ID を調べる必要はありません。
効く場面:一般向け商品と卸売商品を同じストアで扱っているケース。卸売用コレクションだけを対象にすれば、一般のお客様には通常どおり価格を出したまま、法人向けの商品だけ見積もり制にできます。
顧客条件は「すべての顧客」「ログイン顧客のみ」「未ログイン顧客のみ」「指定した顧客タグを持つ顧客のみ」「指定した顧客タグを持たない顧客のみ」の 5 つです。タグの比較は大文字・小文字を区別しません(Wholesale と wholesale が一致します)。また、タグ条件はログイン顧客にしか成立しません。未ログインは「タグを持たない」ではなく「判定できない」として扱われるため、Q2 で挙げた事故が起きません。
Q3 への答え:表示上の制御であることを明示している
このアプリの価格非表示は表示上の出し分けであり、購入をサーバー側でブロックする機能ではありません。この点はドキュメントにも明記されています。厳密なアクセス制御が必要な用途では別の手段を検討する、という判断ができるようになっています。
Q4 への答え:効くのは商品ページだけと画面に常設表示
価格が隠れるのは商品ページのみです。コレクションページや検索結果では価格が表示されたままになります。この点は設定画面に情報バナーとして常設表示されているため、設定後に「一覧に価格が出ている」と驚くことがありません。
効く場面:導入前に運用設計を決めるとき。一覧にも出したくない場合は、卸売用コレクションをナビゲーションから外して直リンクで案内する、といった設計を先に決められます。
Q5 への答え:必須は 2 項目、残りは切り替え可能
氏名とメールアドレスは常に表示・必須で固定されています。電話番号・会社名・メッセージは「表示するか」「必須にするか」をそれぞれ切り替えられ、希望数量・希望価格は商品ごとの入力欄として表示・非表示を選べます。
効く場面:法人取引が中心なら「会社名を必須にする」をオンに。個人のお客様も対象にするストアでは必須を減らして依頼数を優先。また、ログイン中のお客様には氏名・メールアドレス・電話番号・会社名が自動で入ります(Shopify のアカウント情報から。書き換えも可能)。追加のリクエストは発生しません。
フォーム自体は 3 ステップ構成です。STEP1 で商品と数量を選び、「他の商品を追加」から別の商品を検索して足せます。1 回の依頼にまとめられる明細は 20 件までです。
Q6 への答え:初期値が入った状態から始められる
見積もり詳細を開くと、提示数量には顧客の希望数量、提示単価にはカタログ価格が初期値として入っています。顧客の希望数量・希望価格は「希望」として横に表示されるので、見比べながら決められます。
割引は「定額」と「割引率(%)」を選べ、パーセントは 0〜100 の範囲で検証されます。送料はストアに登録済みの配送方法から選ぶか、手動入力できます。合計はサーバー側で再計算されるため、クライアント側の計算結果に依存しません。
税は扱いません。 合計は税抜で、税は注文確定時に Shopify が計算します。これは Q6 で述べた「金額を組み立てる場所を 2 つ持たない」という設計判断によるものです。
Q7 への答え:Shopify の請求書メールに寄せている
「見積もりを送信」を押すと確認モーダルが開き、任意のメッセージを入力できます(例:「納期は約 2 週間となります」)。送信すると Shopify の下書き注文が作られ、支払いリンク付きの請求書メールが届きます。ステータスは自動で「見積提示」に進みます。
同じ見積もりから何度押しても下書き注文は 1 つだけ作られます。 「下書き注文を作成」で内容を確認してから「見積もりを送信」を押す、という自然な操作をしても、使われない下書きが Shopify に溜まりません。
顧客が支払うと通常の注文に変わり、在庫も引き当てられます。明細はバリエーションが分かる限りバリアント行として作られ、提示単価は価格の上書きとして渡されるためです。
「通知メール」のページには、金額を提示する請求書メールの編集画面への直接リンクが用意されています。Q7 で触れた「似た名前の別テンプレートを間違えて直す」問題を避けるための配慮です。
Q8 への答え:ステータスは手動で自由に切り替えられる
ステータスは新規・対応中・見積提示・成約・却下の 5 段階で、どのステータスからどれへでも変更できます。掛け売りで「承諾はしたが支払いは月末」という取引でも、手動で「成約」に切り替えて管理できます。
顧客側で「承諾する/辞退する」を押す導線はありません。ステータスの変更履歴と請求書の送信履歴は交渉メモと同じ時系列に並ぶので、後から経緯を追えます。
ストアフロントの見た目と文言
テーマエディタから、アクセントカラー(初期値 #5b4be0)・ホバー色(#4a3cc4)・文字色(#1f2330)・角の丸み(0〜24px、2px 刻み、初期値 10px)を調整できます。
文言も 13 項目を編集できます。フォームの見出し・説明文・各ステップのラベル・ボタン文言・完了画面の見出しと本文。空欄にすると、ストアフロントの言語に応じた既定の訳が使われます。 多言語ストアでは空欄のままにしておくのが安全です。
ちらつき防止の設定もあります。商品ページを開いた瞬間に通常の購入ボタンが一瞬見えるのを防ぐ機能で、初期値はオンです。判定に失敗しても 3 秒で必ず表示に戻るため、価格がずっと消えたままになることはありません。
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シンプル商品見積もり依頼|価格非表示・B2B対応・法人向け
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シンプル商品見積もり依頼 ご利用ガイド
他の選択肢
SA Request a Quote, Hide Price
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | SA Request a Quote, Hide Price |
| 開発者 | samita.io |
| 価格設定 | 無料プランあり/$16.99〜$96.99/月 |
| 主な機能・特徴 | 見積もり依頼ボタン / 価格非表示 / カスタムフォーム / 見積もりから注文への変換 / B2B 対応 |
| 対応言語 | 日本語を含む 15 言語 |
このカテゴリで最もレビュー件数が多いアプリの 1 つです。フォームの項目を細かくカスタマイズでき、営業時間外の依頼にも通知が届きます。日本語を含む 15 言語に対応しています。
メインアプリとの使い分けは、価格帯と機能量のバランスです。 SA は上位プランで $96.99/月まであり、その分だけ機能も多い構成です。シンプル商品見積もり依頼は $9.99/月の単一プランで、必要な機能に絞っています。フォームを高度に作り込みたいなら SA、月額を抑えて基本機能で回したいならシンプル商品見積もり依頼、という選び方になります。
Wholesale Lock Manager: B2B
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Wholesale Lock Manager: B2B |
| 開発者 | Wholesale Helper |
| 価格設定 | 無料プランあり/$9.99/月 |
| 主な機能・特徴 | 商品・コレクションのロック / 顧客タグによる制御 / 価格非表示 / パスワード保護 |
| 対応言語 | 日本語を含む 19 言語 |
「隠す」ことに特化したアプリです。価格だけでなく、商品ページやコレクションページそのものを特定の顧客以外に見せない、という制御ができます。パスワード保護にも対応しています。
メインアプリとの役割の違いははっきりしています。Wholesale Lock Manager は「見せない」ための道具で、シンプル商品見積もり依頼は「見積もりを受け取る」ための道具です。 卸売専用ページを一般客から完全に隠したいなら前者、隠したうえで依頼を受け取って価格を返したいなら後者、という関係です。両方を組み合わせる構成も考えられます。
S:Request a Quote & Hide Price
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | S:Request a Quote & Hide Price |
| 開発者 | Storeify |
| 価格設定 | 無料プランあり/$12.99〜$36.99/月 |
| 主な機能・特徴 | 複数箇所への見積もりボタン設置 / 自動承認 / 下書き注文への変換 / 多言語対応 |
| 対応言語 | 英語 |
見積もりボタンを商品ページ以外の場所にも設置できるのが特徴です。自動承認のルールを設定でき、条件に合う依頼は自動で見積もりを返す、といった運用ができます。
使い分けの軸は自動化の度合いです。 シンプル商品見積もり依頼は「届いた依頼をストア側が 1 件ずつ見て価格を決める」前提で作られています。依頼件数が多く、一定の条件で自動返答したいなら S:Request a Quote の自動承認が向きます。ただし管理画面は英語のみです。
BSS B2B Request a Quote, Quick
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | BSS B2B Request a Quote, Quick |
| 開発者 | BSS Commerce B2B Suite |
| 価格設定 | 無料プランあり/$19〜$79/月 |
| 主な機能・特徴 | 見積もり管理 / クイックオーダーページ / CSV による一括発注 / Shopify Plus の B2B 連携 |
| 対応言語 | 英語 |
見積もりだけでなく、クイックオーダーや CSV での一括発注まで含めた B2B スイートの一部です。既存の取引先が「型番と数量を打ち込んで発注する」運用をしている場合に強みが出ます。
メインアプリとの違いは守備範囲です。 シンプル商品見積もり依頼は「価格交渉が必要な取引」に絞っています。すでに単価が決まっている取引先のリピート発注を効率化するなら BSS のクイックオーダーが噛み合います。見積もりとリピート発注は別の業務なので、どちらが自分のストアの主戦場かで選び分けてください。
まとめ
Shopify で価格を隠して見積もり依頼を受ける、という運用は、次の順序で設計すると失敗しません。
- 商材が見積もり制に向いているかを確認する(数量・仕様・相手で価格が変わるか)
- 対象を絞る(全商品ではなく、コレクションや顧客タグで部分適用する)
- 効かない範囲を把握する(一覧の価格は隠れない、購入はブロックできない)
- フォームの必須項目を最小にする(氏名とメールアドレスだけで十分)
- 金額の提示は Shopify の請求書に寄せる(支払いリンクと税計算を Shopify に任せる)
このうち 3 と 5 は、導入してから気づくと運用の作り直しになります。先に知っておくだけで、選ぶアプリも運用設計も変わります。
「シンプル商品見積もり依頼|価格非表示・B2B対応・法人向け」は、この 5 点を前提に作られたアプリです。料金は Basic Plan $9.99/月、7 日間の無料体験があるので、まずは卸売用コレクションを 1 つ作って対象に指定し、テスト注文で依頼から請求書送信までを一周してみてください。




