#はじめに
今回は、ShopifyのLiquidファイルの構造について解説していきます。
コードを編集する
からコードを編集していきましょう。
#Liquidファイルのテーマ構造
それでは、ShopifyのデフォルトテーマであるDebutのフォルダ構造を見ながら、各々の役割について解説していきます。
##クイックスタート
最初に、全体の構造をざっと確認してみましょう。
Shopifyのフォルダは大きく分けて、以下の7つに分けられます。
- Layout
- Templates
- Sections
- Snippets
- Assets
- Config
- Locales
一つ一つの役割をざっくりと解説してきます。
###Layout
Layout
はShopify内の大きな塊のファイルが格納されています。具体的には、ギフトカードをレンダリングするgift_card.liquid
や、パスワードページをレンダリングするpassword.liquid
、また、Shopifyのホームであるtheme.liquid
などが格納されています。
この中でも特に大事なのがtheme.liquid
で、決済以外のページで使用されるマスターテンプレートになっています。そして、このbodyタグの中にある{{content_for_layout}}に。各ページのテンプレートファイルが読み込まれます。
上記の構造から分かるように、header
やfooter
はcontent_for_layout
の外で呼び出されていることが分かります。そのため、どのテンプレートファイルを用いても、header
やfooter
が共通で表示されます。
##Templates
Templatesはその名の通り、様々なファイルのテンプレートを作成するファイルです。構造は以下のようになります。
article.liquid
やblog.liquid
という名前から分かるように、Shopify内で作成するブログや記事のテンプレートが格納されることになります。つまり、このテンプレートファイルを弄ることで、ブログや記事の見ためを変更することが可能です。
また、page.liquid
やpage.contact.liquid
ファイルは、Shopifyの管理画面のページ
から作成するテンプレートファイルです。
試しに、page.liquid
の中身を見てみましょう。
<div class="page-width">
<div class="grid">
<div class="grid__item medium-up--five-sixths medium-up--push-one-twelfth">
<div class="section-header text-center">
<h1>{{ page.title }}</h1>
</div>
<div class="rte">
{{ page.content }}
</div>
</div>
</div>
</div>
通常のHTMLと異なるのは、{{ page.title }}
や{{ page.content }}
の部分です。
ちなみに、liquidの中ではview(見た目の部分)に表示するコードは{{}}
で囲い、論理の部分でviewに表示しない部分は{%%}
で囲います。この部分はRuby on Railsの.html.erbファイルに近いですね。
今回は{{}}
で囲っているため、これはviewに表示するコードであることが分かります。
そして、page.title
は、ユーザーがページを作成するときに記入するタイトルが格納されます。以下の部分です。
テンプレートの中では、テンプレート名.~
で、プロパティを参照できます。この場合、テンプレート名がpage.liquid
やpage.example.liquid
なので、page.title
やpage.content
でプロパティを参照できます。
このページテンプレートを作成する例では、Titleがpage.title
に、コンテンツがpage.content
に格納されます。そして、viewの中でそれらを使用することができます。
###Templateの中でSectionを呼び出す
Sectionは、Templateの中で呼び出します。
product.liquidの中身を見てみると分かりやすいです。
セクションは。Shopify内でカスタマイズできる一つ一つの部品です。
上の画像で赤色の線を引いたそれぞれがSection
になっています。
つまり、ここまでの話をまとめると、Sectionという一つ一つの部品をTemplateで呼び出して使用して、決済以外の全てのTemplateがTheme.liquidで呼び出されている、ということになります。
#終わりに
今回の記事はここまでになります。
次回の記事でSnippetsやAssetsについて取り扱って行きたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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