はじめに
2026 年現在、EC 市場は拡大の一途をたどっており、日本国内でも Shopify を利用して独自のオンラインストアを構築する事業者が急増しています。実店舗を持たずにオンラインだけでビジネスを完結させる D2C ブランドも一般的になり、誰もが簡単に商品を世界中へ販売できる時代になりました。
しかし、EC サイトの数が増えれば増えるほど、お客様(購入者)は 「このサイトは本当に信頼できるのか?」 という視点で厳しくストアをチェックするようになります。初めて訪れたストアで商品を購入しようとしたとき、「詐欺サイトではないか?」「商品はちゃんと届くのか?」「クレジットカード情報を入力しても安全か?」といった不安を抱いた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
このような 「購入前の不安」 を解消し、お客様に安心してカートへ進んでもらうために非常に有効なのが、「決済アイコン(ペイメントアイコン)」の表示 です。
VISA、Mastercard、JCB といったクレジットカードブランドや、Amazon Pay、PayPay などの決済サービスのロゴが、商品ページやカートページに明示されていること。これだけで、お客様は「自分の使いたい決済方法が使える」と確認できるだけでなく、「審査を通過した信頼できるストアである」という安心感(トラスト)を得ることができます。
しかし、Shopify のデフォルト機能(テーマの標準機能)だけでは、「商品ページの購入ボタンのすぐ下にアイコンを出したい」 と思っても、設定項目が見当たらないことが多々あります。フッター(ページ最下部)には表示されていても、お客様が購入を迷っているその瞬間に、視界に入る場所にアイコンがないことも少なくありません。
そこで多くのストア運営者が活用しているのが、Shopify アプリ です。アプリを利用すれば、コードを書くことなく、好きな場所に、好きなサイズで、ストアのデザインに馴染む形で決済アイコンを表示させることができます。
この記事では、
- Shopify における決済アイコンの重要性と基礎知識
- アイコンを表示することによるメリット・デメリット
- デフォルト機能の限界について
- そして、Shopify で 決済アイコンを自由に表示 できる 4 つ のアプリ
をまとめてご紹介します。特に最初にご紹介する 「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」 は、日本製のアプリであり、導入・設定ともに非常に直感的でわかりやすいため、約 5000 文字 のボリュームで画像付きで徹底的に解説します。
ストアの信頼性を高め、カゴ落ち(カート放棄)を防ぎたいと考えている運営者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、以下の記事を参考に構成を作成しています。
Shopify における決済アイコン(ペイメントアイコン)とは?
「決済アイコン(ペイメントアイコン)」 とは、EC サイト上で利用可能な支払い方法を視覚的に伝えるためのロゴマーク群のことです。一般的には、以下のようなブランドロゴが並べて表示されます。
- クレジットカード: VISA, Mastercard, American Express, JCB, Diners Club など
- ID 決済 / ウォレット決済: Amazon Pay, Apple Pay, Google Pay, PayPal, Shop Pay など
- 国内主要決済: PayPay, Line Pay, d払い, キャリア決済, コンビニ決済 など
- 後払い(BNPL): Paidy, NP後払い など
これらは単なる「支払い方法の案内」としての機能だけでなく、Web マーケティングの文脈では 「トラストバッジ(Trust Badges)」 の一種としても機能します。
トラストバッジとは、セキュリティソフト(Norton や McAfee)の認証マークや、満足度保証バッジ、送料無料バッジなど、「このサイトは安全で、顧客を大切にしている」ことを証明するためのマークのことです。決済アイコンもまた、「世界的な金融機関と提携している」という事実を視覚的に証明するものであり、特に知名度の低い新規ブランドにとっては、大手決済ブランドのロゴ(権威)を借りることで、ストア自体の信用力を底上げする効果が期待できます。
お客様は、無意識のうちにこれらのアイコンを探しています。「欲しい商品は決まったけれど、支払いはどうしよう?」と考えた瞬間、見慣れた「Amazon Pay」のロゴがあれば、「面倒な住所入力なしで買えるなら今すぐ買おう」という意思決定につながります。逆に、アイコンが見当たらなければ、「使えるカードがわからないから、また後で調べよう」と離脱してしまうかもしれません。
つまり、決済アイコンは 「購入への最短ルートを示す道標」 であり、「入店を歓迎する看板」 でもあるのです。
Shopify で決済アイコンを表示するメリットとデメリット
決済アイコンの表示は多くのストアで推奨されていますが、メリットだけでなく、導入前に知っておくべきデメリットも存在します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット
-
カゴ落ち(カート放棄)の防止と CVR 改善
お客様が商品をカートに入れ、チェックアウト(決済画面)に進んで初めて「自分の使いたい決済方法がない」と気づくケースは、EC サイトにおける離脱の大きな要因です。
商品ページやカートの段階で「JCB も使えます」「PayPay 対応しています」とアイコンで見せておくことで、お客様は安心して購入プロセスへ進むことができます。無駄な遷移や失望を防ぐことは、直接的にコンバージョン率(CVR)の改善に寄与します。 -
ストアの信頼性(Trust)の向上
前述の通り、VISA や Amazon などの世界的なブランドロゴは、それだけで強力な信頼の証です。「怪しいサイトではクレジットカードを使いたくない」と考える慎重なお客様に対し、「ここはちゃんとした審査を通っている正規の加盟店です」というメッセージを無言のうちに伝えることができます。特に新規顧客の獲得時には、この安心感が購入の決め手になることも少なくありません。 -
問い合わせコストの削減
「どのクレジットカードが使えますか?」「銀行振込はありますか?」といった、決済手段に関する問い合わせは意外と多いものです。これらに一つひとつ対応するのは、運営側にとって工数負担となります。
視認性の高い場所に決済アイコンを表示しておけば、お客様は自己解決できるため、こうした初歩的な問い合わせを未然に防ぐことができます。 -
購入の意思決定スピードの向上
人間は文字情報よりも画像情報のほうが瞬時に処理できると言われています。「クレジットカード決済、Amazon Pay、後払いが利用可能です」とテキストで書くよりも、それぞれのロゴを横一列に並べたほうが、お客様は一瞬で「あ、これなら買える」と判断できます。購入の熱量が冷めないうちに決済へ誘導できる点は大きなメリットです。
デメリット
-
デザインのノイズになる可能性
決済ブランドのロゴは、赤、青、黄色など、各社それぞれのブランドカラーで作られています。そのため、白黒やアースカラーで統一されたシックなデザインのストアに、原色の派手なアイコンが並ぶと、サイトの世界観を損ねてしまう(デザインノイズになる)可能性があります。
- 対策: カラー版だけでなく「モノクロ版」や「カード型デザイン」を選べるアプリを使用し、ストアのトーンに合わせて調整することが重要です。
-
表示速度への影響(Core Web Vitals)
高画質な画像を大量に読み込んだり、外部サーバーからスクリプトを読み込むタイプのアプリを多用すると、ページの表示速度が低下する恐れがあります。表示速度の遅延は SEO に悪影響を及ぼすだけでなく、ユーザーの離脱原因にもなります。
- 対策: 軽量化(最適化)された画像を配信するアプリや、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)を活用しているアプリを選ぶ必要があります。
-
アプリ利用によるランニングコスト
高度なカスタマイズが可能なアプリの多くは有料(サブスクリプション)です。月額数ドル程度とはいえ、積み重なればコストになります。
- 対策: 費用対効果を考え、必要な機能(例:配置の自由度、デザイン調整)が揃っており、かつリーズナブルなアプリを選定することが大切です。
Shopify のデフォルト機能では決済アイコン表示に限界がある
「Shopify なら、アプリを使わなくても標準機能で表示できるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。確かに、多くの Shopify テーマ(公式無料テーマの Dawn など)には、フッター(ページ最下部) に決済アイコンを表示する機能が備わっています。
Shopify の管理画面から「決済設定」を行い、テーマエディタで「フッターに決済アイコンを表示する」にチェックを入れれば、自動的にストアで有効な決済手段のアイコンが並びます。
しかし、この標準機能にはいくつかの 限界 があります。
-
表示場所がフッターに固定されていることが多い
お客様が購入を決断するのは、商品ページの「カートに入れる」ボタンを見る瞬間や、カートページの「チェックアウトへ進む」ボタンを押す瞬間です。ページ最下部のフッターまでわざわざスクロールして確認してくれるとは限りません。最も効果的な「購入ボタン付近」に表示するには、標準機能では対応していないケースがほとんどです。 -
特定のアイコンだけを表示・非表示にするのが難しい
標準機能では、Shopify ペイメント設定で有効になっている決済ブランドがすべて自動表示される仕様が多く、「銀行振込のアイコンも出したい」「あまり使われないマイナーなカードブランドは隠したい」といった微調整が効かないことがあります。 -
デザインのカスタサイズができない
「もう少し小さくしたい」「中央寄せにしたい」「白黒にしたい」といったデザイン調整も、テーマの標準設定には含まれていないことが一般的です。これらを実現するには、Liquid や CSS といった専門的なコード編集が必要になり、初心者にはハードルが高くなります。
こうした課題を解決するために、「ノーコード」 で 「好きな場所」 に 「好みのデザイン」 で決済アイコンを表示できる Shopify アプリ の導入が推奨されています。
Shopify で決済アイコンを表示できるアプリ 4 選
ここからは、Shopify ストアに決済アイコンを表示・管理できるおすすめアプリを 4 つご紹介します。
最初に解説するアプリは、「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」 です。このアプリは日本の商習慣に合わせたアイコンも豊富で、何より操作がシンプルで使いやすいのが特徴です。以下に 約 5000 文字 のボリュームで、インストールから設定、カスタマイズ方法までを画像付きで徹底解説していきます。
シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定
はじめに
今回ご紹介する「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」は、その名の通り、誰でも簡単に、ストアのあらゆる場所に決済アイコンを表示できる Shopify アプリです。
Shopify はカナダ発のプラットフォームであるため、アプリストアには英語のアプリが多く並んでいます。英語が苦手な方にとっては、設定画面が英語であるだけで導入のハードルが高く感じられることもあります。しかし、このアプリは 完全日本語対応 されており、日本のマーチャント(店舗運営者)が迷うことなく使えるように設計されています。
「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」を導入すると、商品ページの「カートに追加」ボタンの下や、カートページの合計金額付近など、お客様の視線が集中するホットスポット に、信頼の証である決済アイコンを配置できます。
料金プランは Basic Plan:月額 $1.99。日本円にして約 300 円程度という、缶コーヒー 2 本分ほどの低価格で導入可能です。さらに 7 日間の無料期間 がついており、年払いを選択すると 実質 2 ヶ月分が無料 になるため、コストパフォーマンスも非常に優秀です。
ご興味のある方は、以下の URL からインストールしてみてください。
「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」でできること
このアプリの最大の強みは、「とにかく簡単」 であることと、「ストアのデザインに馴染む」 ことです。
多機能すぎるアプリは設定が複雑になりがちですが、本アプリは「決済アイコンを表示する」という目的に特化しているため、直感的に操作できます。
主な特徴として、以下の 5 つが挙げられます。
-
ストアのあらゆるページに決済アイコンを追加
商品ページ(Product Page)だけでなく、カートページ(Cart Page)、トップページ(Home)、コレクションページ、さらにはブログ記事の中やフッターなど、Shopify の「アプリブロック」に対応している場所ならどこでも配置可能です。 -
ノーコードで見た目をカスタマイズ
CSS や Liquid を書く必要はありません。管理画面のスライダーを動かすだけで、アイコンの大きさ、アイコン同士の間隔、配置(左寄せ・中央・右寄せ)などを調整できます。PC とスマホで個別に設定できるのも、レスポンシブデザインが必須の現代において嬉しいポイントです。 -
1 クリックでテーマに追加
アプリを入れたけれど「どうやって表示させるの?」と迷うことがありません。アプリ管理画面にあるボタンを押すだけで、現在公開中のテーマにブロックを追加する準備が整います。 -
ストアのデザインに合わせて馴染ませられる
アイコンに「影(ドロップシャドウ)」をつけたり、上下の余白(マージン)を微調整したりすることで、まるで最初からテーマに組み込まれていたかのように自然な見た目を作ることができます。「後付け感」が出ないため、ブランドイメージを損ないません。 -
公式の決済ロゴで信頼感を演出
VISA や Mastercard はもちろん、日本で人気の PayPay や Amazon Pay、JCB などのロゴも網羅されています。高解像度で綺麗なアイコンが用意されているため、自分で画像を探してアップロードする手間も省けます。
ストアのあらゆるページに決済アイコンを追加できる
例えば、高額商品を扱うストアでは、商品ページの購入ボタン直下に「クレジットカード分割払い対応」や「あと払い対応」を示すアイコンがあるだけで、購入の心理的ハードルが下がります。また、カートページでは、最終確認画面へ進む前のお客様に対し、「これらの決済が使えますよ」と再確認させることで、カゴ落ちを防ぐ効果が期待できます。
ノーコードでカスタマイズできる
HTML/CSS の知識がない方でも、プレビュー画面を見ながら「もう少し大きく」「もう少し右に」といった調整が可能です。特にスマホ表示(モバイル)でのバランス調整は重要で、指でタップしやすい距離感を保ちつつ、画面を占有しすぎないサイズ感に設定することができます。
1 クリックでテーマに追加できる
複雑なインストール手順は不要です。アプリ管理画面から「テーマに追加」ボタンを押すと、Shopify のテーマエディタが開き、自動的にアプリブロックが追加された状態になります。あとは場所をドラッグ&ドロップで決めて保存するだけ。最短 1 分で表示を開始できます。
アプリのインストール
それでは、実際にアプリをインストールして、使える状態にするまでの手順をステップバイステップで解説します。
まず、以下のリンクをクリックしてアプリストアのページを開いてください。
アプリの料金は、Basic Plan:月額 $1.99 です。最初の 1 週間は無料期間(トライアル)ですので、この期間内に設定を行い、ストアに合うかどうかを確認することができます。
-
Shopify 管理画面にログインし、画面左下にある「設定」をクリックします。
管理画面の左サイドメニューの一番下に歯車のアイコンがあります。これが設定メニューです。 -
設定メニューが開いたら、左側のリストから「アプリと販売チャネル」をクリックし、画面右上にある「Shopify App Store」ボタンをクリックします。
これで Shopify 公式のアプリストアへ移動します。 -
Shopify App Store の検索窓(画面上部)に「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」と入力して検索します。
検索結果にアプリのアイコンが表示されるので、それをクリックします。 -
アプリの詳細ページが開いたら、画面上部にある黒い「インストール」ボタンをクリックします。
ボタンを押すと、自動的にご自身の Shopify ストアの管理画面へ戻ります。 -
「インストール」確認画面が表示されます。
アプリがアクセスする権限(ストア情報の読み取りなど)が表示されますので、内容を確認し、画面右下の「インストール」ボタンをクリックして承認してください。
ここで課金(サブスクリプション)の承認画面が出る場合がありますが、無料期間内であれば請求は発生しません。
以上で、アプリのインストール作業は完了です。続いて、実際にストアのテーマへアプリを追加していきます。
アプリブロックをテーマに追加
インストールが完了すると、自動的にアプリの管理画面(ダッシュボード)が表示されます。ここから、テーマに「決済アイコンブロック」を追加する作業を行います。方法は大きく分けて 2 つあります。簡単な「自動追加」と、細かく場所を決めたい「手動追加」です。
自動でテーマに追加(1 クリック追加)
最も手軽な方法です。現在ライブ公開しているテーマの商品ページに、アプリブロックを自動的に挿入します。
-
アプリの管理画面トップページを開きます。
画面中央に「テーマに追加」といったアクションボタンが表示されているはずです。 -
追加対象のテーマを確認し、ボタンをクリックします。
通常は「現在のテーマ」が選択されています。ボタンを押すと別ウィンドウでテーマエディタが立ち上がります。 -
テーマエディタが開くと、左側のセクション一覧の中に、青いアイコンで示されるアプリブロックが追加されているのが分かります。
画面右側のプレビューを確認し、位置や表示に問題がなければ、画面右上の「保存」ボタンを押してください。これだけでストアへの表示は完了です。
手動でテーマに追加(任意ページに設置したい場合)
商品ページ以外の場所(カートページやトップページなど)に追加したい場合や、自動追加では意図した場所に配置されなかった場合は、手動で追加します。こちらも非常に簡単です。
-
Shopify 管理画面のサイドメニューから「オンラインストア」をクリックし、「テーマ」を選択します。
現在のテーマの右側にある「カスタマイズ」ボタンをクリックして、テーマエディタを開きます。 -
エディタが開いたら、画面上部中央にあるプルダウンメニューをクリックし、編集したいページへ移動します。
-
左サイドバーの「セクション」または「商品情報」などの枠内にある「ブロックを追加」をクリックします。
検索窓が出てくるので、そこに「シンプル決済」などと入力するか、「アプリ」タブを選択して「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」のブロックを選びます。 -
追加されたブロックをドラッグ&ドロップして、好きな位置(例:「購入ボタン」の下や、「説明文」の上など)に移動させます。
プレビューで位置を確認し、問題なければ右上の「保存」をクリックします。
決済アイコン表示のアプリカスタマイズ
テーマにブロックを追加しただけでは、まだデフォルトの設定のままです。ここから、ご自身のストアのデザインに合わせて微調整を行っていきます。
テーマエディタ上で、追加した「シンプル決済アイコン表示」ブロックをクリックすると、画面右側(または左側)に設定パネルが表示されます。
主な設定項目とその調整のコツを解説します。
アイコンのサイズ
決済アイコンが大きすぎると下品に見え、小さすぎると視認性が下がります。このアプリでは、PC(デスクトップ)とモバイル(スマホ)で別々のサイズを設定できるのが優秀な点です。
-
アイコン幅(PC)
-
10〜100px の範囲でスライダー調整できます(初期値:30px)。
-
おすすめ設定: 商品ページの購入ボタン付近に置くなら、あまり主張しすぎない 28〜36px 前後が、他の要素と喧嘩せず綺麗に収まります。フッターに置く場合は少し小さめの 25px 程度でも十分です。
-
アイコン幅(モバイル)
-
10〜100px の範囲で調整できます(初期値:24px)。
-
おすすめ設定: スマホの画面幅は狭いため、PC より少し小さめに設定するのが鉄則です。24〜30px 程度に設定し、1 行に 4〜5 個のアイコンが収まるようにすると見栄えが良いでしょう。
アイコンの間隔
アイコン同士の距離感(マージン)を調整します。
-
アイコン間隔(PC)
-
0〜20px(初期値:8px)。
-
デザインのコツ: 余白を広め(10px〜)に取ると、洗練された高級感のある印象になります。逆に狭く(4px〜)すると、情報が凝縮された密度のある印象になります。ストアの雰囲気に合わせて調整してください。
-
アイコン間隔(モバイル)
-
0〜20px(初期値:6px)。
-
デザインのコツ: モバイルでは横幅に制限があるため、4〜8px 程度の狭めの間隔にして、なるべく改行(2段表示)が起きないようにするか、あるいは綺麗に折り返されるように調整します。
配置
アイコン群全体をどこに寄せるかを設定します。
- 配置(左寄せ / 中央 / 右寄せ)
- 初期値:中央
- おすすめの使い分け:
- 中央: 「カートに入れる」ボタンの下など、メインカラムに配置する場合に最も安定します。
- 左寄せ: 商品説明文の文頭に合わせたい場合や、フッターのナビゲーションメニューの下に配置する場合に適しています。
- 右寄せ: 合計金額の下など、右側の要素に揃えたい場合に使います。
影(シャドウ)
アイコンに立体感を与えることができます。
- 影の強さ(なし / 弱 / 中 / 強)
- 初期値:なし
- デザインのコツ: 最近のウェブデザインのトレンドは「フラットデザイン」なので、基本は「なし」で OK です。ただし、背景色が白ではなく、アイコンが埋もれてしまう場合や、ボタンのようにクリックできそうな質感をあえて出したい場合は「弱」を設定すると、ふんわりと浮き上がって視認性が向上します。
ブロックの余白
これが最も重要な設定項目の一つです。アプリブロックの「上」と「下」にどれくらいの空白を作るかを設定します。これを行うことで、前後の要素(ボタンやテキスト)との距離感を適切に保てます。
- 上余白(PC / モバイル)
- 下余白(PC / モバイル)
- PC は 0〜200px、モバイルは 0〜100px の範囲で設定可能。
- おすすめ設定: 一般的に、要素間の余白は 20〜40px 程度あると窮屈に感じません。例えば「購入ボタン」のすぐ下に配置する場合、上余白を 15px、下余白を 30px 程度にすると、ボタンとの関連性を示しつつ、次のセクションとの区切りも明確になります。
追加 CSS
- 追加 CSS(カスタム)
- もし、上記の設定項目だけでは実現できない微調整(例:特定のアイコンだけ透明度を変える、マウスホバー時に動きをつけるなど)を行いたい場合、ここに CSS コードを記述できます。
- 上級者向けの機能ですが、ここが開放されていることで、将来的にデザインにこだわりたくなった時も安心です。
おわりに
今回は「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」の解説を行いました。
- ストアのあらゆるページ(商品ページ、カート、フッターなど)に決済アイコンを表示できる。
- ノーコードで、サイズ・余白・配置・影などを直感的に調整し、ストアデザインに自然に馴染ませられる。
- 1 クリックでテーマに追加でき、難しい初期設定が不要。
- 月額 $1.99(1 週間無料)という低価格で、ストアの信頼性を大きく向上できる。
決済アイコンは、一つひとつは小さな画像ですが、集まることで「このお店なら安心だ」という 大きな信頼(トラスト) を生み出します。
お客様が「買いたい」と思ったその瞬間に、そっと背中を押してあげるために、ぜひこのアプリを活用してみてください。
その他のアプリ
ここからは、先ほど紹介した日本製のアプリ以外で、世界的に評価の高い決済アイコン・トラストバッジ関連アプリを 3 つご紹介します。それぞれ特徴が異なるため、ストアの目的や規模に合わせて比較検討してみてください。
Goat ‑ Trust Badges and Icons
アプリ情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Goat ‑ Trust Badges and Icons |
| 価格 | 無料プランあり(月額 $2.89〜) |
| ハイライト | 30,000 以上のアイコン / カスタマイズ性 / 配置自由 |
| カテゴリー | バッジとアイコン |
| 主な機能 | 決済アイコン / セキュリティバッジ / 配送バッジ / 商品ページ・フッター配置 |
筆者コメント
30,000 種類以上という圧倒的なアイコンライブラリを誇るアプリです。単なる決済アイコン(VISA や AMEX など)だけでなく、「送料無料」「30日間返金保証」「100%満足保証」「SSLセキュリティ保護」といった、いわゆる トラストバッジ が豊富に用意されているのが最大の特徴です。
決済手段のアピールと同時に、「安心・安全・お得」といったメッセージも視覚的に伝えたい場合に最適です。無料プランでも一定の機能が使えるため、まずはコストをかけずにバッジの効果を試してみたいという方におすすめです。アイコンの色味やデザインテイストも多様なため、どんなデザインのストアにも違和感なく溶け込ませることができるでしょう。
料金プラン
| プラン名 | 内容 |
|---|---|
| FREE | 無料 / バナー 1 つ / バッジ 3 つまで |
| PRO | 月額 $2.89 / バナー無制限 / バッジ無制限 / 自動配色 |
Kaching AI Slide Cart Drawer
アプリ情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Kaching AI Slide Cart Drawer |
| 価格 | 無料プランあり(月額 $9.99〜) |
| ハイライト | カートドロワー拡張 / アップセル機能 / 信頼性向上 |
| カテゴリー | カートのカスタマイズ |
| 主な機能 | カート内決済アイコン表示 / 送料無料バー / カウントダウンタイマー / アップセル |
筆者コメント
こちらは単にアイコンを表示するだけのアプリではなく、カートドロワー(画面端からスライドして出てくるカート画面)そのものを高機能化する アプリです。
その機能の一部として、カート内に決済アイコンを表示する機能が含まれています。カート内で決済アイコンを見せることは、カゴ落ち防止に直結する重要な施策です。さらに、このアプリには「あと〇〇円で送料無料」を示すプログレスバーや、ついで買いを促すレコメンド機能(アップセル)も搭載されています。「決済アイコンを表示して安心感を与えつつ、客単価も上げたい」という、一石二鳥を狙うアグレッシブなストア運営者におすすめです。デザインも非常にモダンで洗練されています。
料金プラン
| プラン名 | 内容 |
|---|---|
| Development stores | 無料(開発ストア向け) |
| 99 orders/mo | 月額 $9.99 / 決済アイコン / アップセル / 送料無料バー |
| 199 orders/mo | 月額 $14.99 / 上記機能すべて |
Mega Custom Payment Icons
アプリ情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Mega Custom Payment Icons |
| 価格 | 無料プランあり(月額 $1.99) |
| ハイライト | 軽量設計 / レスポンシブ / 簡単設定 |
| カテゴリー | バッジとアイコン |
| 主な機能 | カスタム決済アイコン / モバイル対応 / シームレスな統合 |
筆者コメント
「余計な機能はいらない、とにかくシンプルで軽いものがいい」という方には、この Mega Custom Payment Icons が最適です。
機能は決済アイコンの表示に特化しており、質実剛健な作りになっています。最大の売りは 軽量設計 であること。外部スクリプトを大量に読み込んでサイトが重くなるのを防ぎたい、Core Web Vitals のスコアを気にする SEO 重視のストアに適しています。
月額 $1.99 という低価格設定も魅力で、PC とモバイルそれぞれに最適化された表示が可能です。パートナー開発ストア(制作会社がクライアントのために構築中のストア)であれば無料で使えるため、制作会社の方にとっても扱いやすいツールと言えるでしょう。
料金プラン
| プラン名 | 内容 |
|---|---|
| FREE FOR PARTNERS | 無料(開発ストアのみ) |
| PRO MONTHLY | 月額 $1.99 / 全機能利用可能 |
まとめ
ここまで、Shopify ストアに決済アイコンを表示させる方法と、おすすめのアプリ 4 選をご紹介してきました。
- シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定
- 日本製で安心、ノーコードで自由自在、コスパ最強。まずはこれを選べば間違いありません。
- Goat ‑ Trust Badges and Icons
- 30,000 以上のアイコン素材があり、配送や保証などのトラストバッジもまとめて管理したい方向け。
- Kaching AI Slide Cart Drawer
- カート機能そのものを強化し、アップセルや送料無料バーとセットでアイコンを見せたい方向け。
- Mega Custom Payment Icons
- サイトの表示速度を最優先したい、シンプルで軽量なアプリを好む玄人向け。
決済アイコンは、決して派手な機能ではありません。しかし、初めてストアを訪れたお客様が抱く「ここでお金を払っても大丈夫かな?」という不安を払拭し、「ここなら安心だ」 という信頼へ変えるための、非常に重要なピースです。
特に、日本国内のお客様は「安心感」を重視する傾向があります。PayPay や Amazon Pay、各種クレジットカードのロゴがしっかりと目に入る場所に表示されているだけで、離脱率は大きく変わる可能性があります。
まずは、今回ご紹介した 「シンプル決済アイコン表示|お手軽ペイメントラベル設定」 のような使いやすいアプリを導入し、商品ページやカートページにアイコンを設置してみてください。そして、お客様の反応や購入率の変化を観察してみることをおすすめします。
この記事が、あなたのストアの信頼性向上と売上アップの一助となれば幸いです。
参考記事
今回は、以下の記事を参考にしています。


















