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ConohaVPSでn8nサーバー構築。テンプレート使用で簡単!

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Conoha VPSのVer.3.0にn8nサーバーを構築する手順を記載します。

前提

Conoha VPS ver3のテンプレートを使用してn8nを導入します。
※Conoha VPS ver2にはn8nのテンプレートがありませんでした

参考:https://doc.conoha.jp/products/vps-v3/startupscripts-v3/n8n/

項目 前提
サーバー Conoha VPS(メモリ 2GB/CPU 3Core)
OS Ubuntu
n8n セルフホスト版
ドメイン 独自ドメイン1

◇サーバーの最小システム要件
CPU: 2Core以上
メモリ: 最小2GB、推奨4GB以上
ディスク容量: 20GB以上

n8nサーバー(セルフホスト版)の構築手順

サーバー作成

Conoha VPS ver.3.0でサーバーを新規作成

サーバー新規作成に進み、「サービス:VPS」、「イメージタイプ:Ubuntu」を選択
1_conoha-vps-ubuntu.png

「料金タイプはお好きなタイプ」を選択、プランは最小システム要件がメモリ2GB以上だったので、「2GBのサーバー」を選択
rootパスワードとネームタグは任意の値を設定
2_conoha-vps-plan.png

「オプションを見る」を開き、「セキュリティグループ:IPv4v6-SSH, IPv4v6-web」、「スタートアップスクリプト:テンプレート > n8n」を選択
3_conoha-vps-template.png

選択内容をまとめると以下

項目 設定値
サービス VPS
イメージタイプ OS > Ubuntu
料金タイプ 任意のタイプ
プラン 2GB以上
rootパスワード 適当な値
ネームタグ 適当な値
セキュリティグループ IPv4v6-SSH, IPv4v6-web
スタートアップスクリプト テンプレート > n8n

その他の項目はお好きな設定で大丈夫です。
SSH Keyは設定しておいて良いと思います。

テンプレートまで選んだら「次へ」を選択して決済。
構築・起動完了まで待つ。

サービスの起動

サーバーが起動したらログイン

RLoginでログインする場合、「サーバー接続」>「新規」を選んで、

エントリー(上):任意の識別文字
プロトコル:ssh
ホスト名:起動したサーバーのIP
ログインユーザー名:root
パスワード:サーバー作成時に設定したパスワード

を設定

サーバー作成時にSSHKeyを設定した場合は、下記の設定も行います。

SSH認証鍵:サーバー作成時に設定したKey

左メニューの「プロトコル」を選んで、
RSA2認証鍵の署名方式:SHA2-512

設定が出来たら「OK」を選んで、作成した接続情報をダブルクリックで接続

サーバーにログインできたら、以下コマンドでサービスを起動

$ /root/n8n-start.sh

この段階でブラウザからアクセス可能です。
上記コマンドの実行結果の「n8n started:」以降のURLでアクセスできます。

また下記コマンドを実行し、「Domain:」の部分でもドメインを確認できます。

$ cat /root/n8n-info.txt

独自ドメイン設定

独自ドメインを使用しない場合は、スキップしてください。

ドメイン設定

使用する独自ドメインを用意しておく。
今回は「xxxx.xxxxx.com」形式のサブドメインを使用。

注意
n8n.xxxxx.comのようなサブドメインはChromeで危険なサイトと判断されることがあるので注意。
危険なサイトと判断されたら「n8n」の部分を別の値に変えると解消できる可能性があります。
4_n8n-browser-access.png

サーバーで以下のコマンドを実行。下記コマンドの「your-domain.com」は自身の独自ドメインに置き換えてください。

$ /root/n8n-manage.sh domain -d your-domain.com

ちなみに、ドメインは下記の場所で設定されています。

/home/n8n-user/n8n/.env

今回、編集することはないですがdocker-compose.ymlの場所は、

/home/n8n-user/n8n/docker-compose.yml

SSL証明書を設定

crtとkeyのSSL証明書を任意の場所にアップし、n8n-manage.shを編集します。

crtとkeyは以下の場所にアップしました。

/etc/caddy/ssl/xxxx.crt
/etc/caddy/ssl/xxxx.key

次にn8n-manage.shを編集します。
crtとkeyのパスは各自のアップしたパスに合わせて置き換えてください。

# backupをとっておく
$ cp /root/n8n-manage.sh /root/n8n-manage.sh.bk20251203
$ vi /root/n8n-manage.sh
update_caddy_config() {
    local domain="$1"
    cat > /etc/caddy/Caddyfile << CADDYFILE
$domain {
+    tls /etc/caddy/ssl/xxxx.crt /etc/caddy/ssl/xxxx.key
    reverse_proxy localhost:5678
}
CADDYFILE
}

注意
/etc/caddy/Caddyfileを直接編集すると「$ /root/n8n-manage.sh restart」コマンドを実行した際に編集した内容が上書きされて消えてしまいます。

n8n-manage.shの編集を反映

$ /root/n8n-manage.sh restart

Caddyfileが編集されているか確認
tlsの行があればOK

$ cat /etc/caddy/Caddyfile

システム診断

以下コマンドを実行し、システム診断を実行
エラー等がなければOK

$ /root/n8n-diagnose.sh

以上で構築完了です。
ブラウザでアクセスし、オーナーアカウントの登録を行って、使用開始できます。

  1. 独自ドメインなしでもn8nを使うことが出来ます。デフォルトで任意のドメインでアクセスできる状態になります。

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