ことのはじまり
お仕事関連の調査中に、フォント指定ができないはずのところにちょっと不思議なフォントでユーザ名を書いている人がいました。
以下にいくつかサンプルを挙げてみます。
※ いずれも本家のキャプチャを元に改竄した捏造画像です
いずれもYamama
氏のようですが、それぞれちょっとずつ装飾されているように見えます。
これって?
Unicodeで用意されている数学用英数字記号(→ Wikipedia)というものを利用したものです。
昔から似たような使い方はありましたよね。
例えば初期の三菱RVRのロゴは1文字目が反転していたので、同じような形状のキリル文字を利用してЯVR
とする、みたいな。
よく見つけてくるもんだなーと軽く感心したりもします。
目的のアルファベットを簡単に入力することができる変換ツールがWeb上だったり各スマホアプリだったりで簡単にみつかるようです。
ex) Instagram 文字
(→ Google検索)
でもちょっとまって
字形(字義)が一緒でも文字としては別だということを知っておく必要があります。
身近なところではいわゆる全角アルファベットもそうですね。
Yamama
さんを探したくてもYamama
さんや𝓨𝓪𝓶𝓪𝓶𝓪
さん、また𝕐𝕒𝕞𝕒𝕞𝕒
さん、𝖄𝖆𝖒𝖆𝖒𝖆
さんも簡単には見つけることはできません。
どこでどうやって探すかによっては見つけることができるかもしれませんが、それは「表現のゆらぎ」を吸収してくれいるにすぎません。
逆に言えば、検索エンジンはそういう部分で差別化しているとも言えます。
またこれは詐欺サイトのようなことにも使えてしまう可能性がある、ということも覚えておくと良いかもしれません。
今では通称「日本語ドメイン」と呼ばれる、マルチバイトドメインが利用できるようになっています。
ex) → https://日本語.jp/
今回サンプルに挙げたような一見英字のように見えるもの(キリル文字も含みます)はブラウザで自動的に通常のアルファベットに変換されたり、マルチバイトドメインに利用できないことになっていますが、その機構をすり抜けてしまった場合には意図していたところと違うサイトにアクセスしてしまうかもしれない、ということですね。
よだんですが
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