実機で確かめるBIOSリセットベクタの動作

目的

BIOSはCS=F000h, IP=FFF0hから実行を始める。
MS-DOS及びブートローダからこの行へ跳び、パソコンが再起動するか実機で動かし観察する。

MS-DOS上で実験

実行すると一度だけ再起動してMS-DOSが起動した。

nasm -f bin test.asm -o test.com

test.asm

org 0x100

start:
    jmp 0F000h:0FFF0h

    ; DOS終了
    mov ah, 0x4c
    xor al, al
    int 0x21

ブートセクタで実験

ブートセクタに書いている為、無限に再起動を繰り替えした。

lsblk
sudo umount　/media/test/5400-8E31
sudo dd if=test2.bin of=/dev/sdb bs=512 count=1 conv=notrunc

test2.asm

[org 0x7C00]
bits 16

start:
    jmp 0xF000:0xFFF0

times 510-($-$$) db 0
dw 0xAA55

実行環境

実験環境：
・PC: Pocket8086
・CPU: 8086
・BIOS: PC-XT System BIOS
・OS: MS-DOS 6.22