初めに
Windowsは使っていると重くなります。
筆者の場合は半年も使うとCPU占有率が100%になりファンが常に回り続けることも屡々。
しかもLinuxと違ってレジストリや残留ファイルが残り、綺麗に消しきれません。
そんな状態が嫌でずっとUbuntuの入ったThinkPadばかり使用しWindows10の入ったこのMSIパソコンはずっと放置したままでした。
先日Windowsを入れなおしたため、なるべくWindowsの設定を弄らずに必要なソフトを導入する方法を考えました。
インストールはしない
ソフトはインストール版とインストールしなくていいポータブル版が両方提供されている場合があります。
極力ポータブル版を取得しどこかのフォルダにまとめて配置しましょう。
個人的にレジストリの仕組みはWindows史上最大の欠陥仕様だと思っています。。。
インストールしたソフトは起動時に勝手に立ち上がりCPUやメモリを占領することがありますが、基本的にポータブル版は自分で起動しない限りは動作しません。
環境変数を弄らない
環境変数はバッチにまとめておき、毎回実行します。
MS-DOSのAUTOEXE.BATから思いつきました。
set PATH=C:\tool\nasm-2.16;%PATH%
set PATH=C:\tool\qemu-w64-portable-20240822;%PATH%
set PATH=C:\tool\mingw64\bin;%PATH%
set PATH=C:\tool\node-v22.20.0-win-x64;%PATH%
コマンドプロンプトを開く度に実行する必要はありますが、この方法で環境変数を設定出来ます。

今回導入したソフト
GCC:
https://winlibs.com/
NASM:
https://www.nasm.us/pub/nasm/releasebuilds/2.16/win64/
QEMU:
https://github.com/dirkarnez/qemu-portable/releases/tag/20240822
サクラエディタ:
https://github.com/sakura-editor/sakura/releases
rapture:
https://www.knystudio.net/
dosbox:
https://portableapps.com/support/portable_app#using
Node.js
https://nodejs.org/en/download/
ブラウザ版を使う
ものによってはインストールせずともブラウザ上で使えるものも増えてきました。
バイナリエディタ:
https://www.oh-benri-tools.com/tools/programming/hex-editor
まとめ
以上の構成だと仮にWindowsが重くなっても、toolフォルダとpath.batを移行するだけで今の環境を簡単に復元できるので、OSの再インストールも気楽にできるかなと思います。
インストール版にせよポータブル版にせよ公式から取得することが大切です。
公式以外から取得すると他のソフトも一緒にインストールされてしまうことがあります。しかもそういうソフトに限って、勝手に起動してパソコンを重くします。。。

