🧩 全体の流れ
1️⃣ ネットワーク設定(ブリッジ化)
2️⃣ Sambaのインストール
3️⃣ 共有フォルダ作成
4️⃣ Sambaユーザー設定
5️⃣ Windowsから接続確認
🎯 目標
VirtualBox上のUbuntuを「LAN内の他のPCからアクセスできるファイルサーバー」にする。
→ WindowsのエクスプローラーやMacのFinderからファイルをやり取りできるように。
🪜 ステップ解説
🧠 ① VirtualBoxのネットワーク設定を変更
まずLAN内からアクセスできるようにする設定。
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VirtualBoxのウィンドウでUbuntu VMを停止
-
「設定 → ネットワーク」へ
-
「アダプター1」を以下のように:
- 有効化:✅
- 接続方法:「ブリッジアダプター」
- 名前:自分の使ってる物理ネットワーク(Wi-Fiなど)
💡これで、Ubuntuが自分のPCと同じLAN内IPを持てるようになります。
🧱 ② Sambaをインストール
Ubuntuを起動して、ターミナルで以下を実行:
sudo apt update
sudo apt install -y samba
📂 ③ 共有フォルダを作成
例として /srv/share を共有用ディレクトリにします。
sudo mkdir -p /srv/share
sudo chmod 777 /srv/share
(後で権限を調整することもできます)
👤 ④ Sambaユーザーを作成
Ubuntuのログインユーザー(例:ubuntu)をSambaにも登録します:
sudo smbpasswd -a $USER
パスワードを聞かれるので設定してください(Windows接続時に使います)。
⚙️ ⑤ Samba設定ファイルを編集
設定ファイルを開きます:
sudo nano /etc/samba/smb.conf
一番下に以下を追加👇
[Share]
path = /srv/share
browseable = yes
read only = no
guest ok = no
valid users = ubuntu
(※ ubuntu はあなたのユーザー名に変更してOK)
保存して終了(Ctrl + O → Enter → Ctrl + X)
🔁 ⑥ Sambaを再起動
sudo systemctl restart smbd
🧭 ⑦ IPアドレス確認
Ubuntuで以下を実行してLAN内IPを調べます:
ip addr show | grep inet
例:
192.168.0.24 のようなアドレスが出ればOKです。
💻 ⑧ Windowsからアクセス確認
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Windowsのエクスプローラーを開く
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アドレスバーに入力:
\\192.168.0.24(↑ UbuntuのIPに置き換えて)
-
認証ダイアログが出たら
- ユーザー名:ubuntu
- パスワード:さっき
smbpasswdで設定したもの
を入力。
✅ /srv/share が見えたら成功です!