IPAフォントとは
IPAフォント(アイピーエイ フォント)とは、独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) によって配布されているコンピュータ用のフォントセットの1つであり、一般ユーザーの日常的な印刷に使用できる品位の日本語アウトラインフォントである。
2009年(平成21年)公開の、IPAexフォントVer.001以降およびIPAフォントVer.003以降は、オープンソースの定義に合致したライセンスでライセンスされている。一般社団法人文字情報技術促進協議会へ移管された。
文字情報技術促進協議会
「IPAフォントライセンス」に従えば企業/個人、商用・非商用を問わずUNIX上でも無償で利用できる。
課題
現時点における IPA フォントの問題点をあえて挙げるなら、以下の二点。
- CID 未対応であること
- ライセンス上の問題
http://www.fugenji.org/~thomas/texlive-guide/ipa_font.html
CIDはアドビのフォント。サポート終了見込。
ライセンスについては遵守事項を参照。
- IPAフォントの名称を変更してはなりません。
- IPAフォントに加工その他の改変を加えてはなりません。
- 入手時に添付されている「IPAフォントライセンスv1.0」の写しを再配布するIPAフォントに添付しなければなりません。
LinuxやSolarisなどMS系のライセンスに問題がある環境で使われている。Windows端末で用いるMS系フォントとの差異はクライアントにもIPAフォントをインストールすることで回避ができる。
その他オープンソースの日本語フリーフォント。IPAフォントの派生等。