教えることで自分がいちばん学ぶ、「ファインマンテクニック」を使って複雑な概念をよりよく理解する #初心者

"How to understand complex coding concepts better using the Feynman Technique" というお話

という記事を参考に、「ファインマンテクニック」について概要をまとめるもの。

ファインマンテクニックとは

ノーベル賞を受賞した物理学者、リチャード・ファインマンは、ファインマン式学習法を生み出した。
彼は、複雑なテーマをよりシンプルな言葉で説明する。
ファインマンテクニック: 「自分自身がよくわかっていないのに、何かをうまく説明することはできない」
- 自分が知っていることを、それについて何も知らない人に説明しようとすると、自分の欠点に気づく。
- 自分が学んだことを、子どもにもわかるようにわかりやすく伝えることを目標とする。

学びたいテーマやトピックを紙の一番上に書く。
- 例えばJavaScriptのループを勉強したいのであれば、白紙の上に見出しとする。
- JavaScriptのループについて、知っていることを何でもその白紙に書きこむ。
- JavaScriptのループについて何も知らない人が見てもわかるだろうか、と考えて書く。
  - 書いた上で、自分自身がこのトピック（JavaScriptのループ）をしっかり理解したら、ステップ2に進む。

今度は「12歳の子供（を想定したひと）」に説明してみる。
「子供でも理解できるような基本的な用語で説明する」を目指す。
- 複雑な用語を使って説明すると、自分の理解不足が露呈してしまう。
- 「JavaScriptのループ」を簡単な言葉で説明できるということイコール、自分が何を言っているのか分かっているということとなる。
  - テクニカルライティングの練習でもある。学んだことを共有する。
  - オンラインコミュニティに参加するのも良い。コミュニティに参加して、学んだことを共有する。
    - コミュニティに参加すると、同じ興味を持つ人たちに出会える。
  - YouTube、TikTok、Twitterなどのソーシャルメディアプラットフォームを利用してもよい。
想像上の聴衆の前で行うのでもよい。12歳に「JavaScriptのループ」について教えると想像する。
- もちろん、実際の聴衆を相手にするのが一番効果的（聴衆は質問をするからである）。
- 聴衆から質問を受けることで、自分が改善すべき点が見えてくる。

具体的な改善点を明らかにしたら、次は「JavaScriptのループ」の説明を見直し、不十分と思われる部分を特定する。
- どこが足りなかったのかがわかったら、もう一度見直して、理解を深める。
- 今まで説明できなかったことがすべてクリアになるまで勉強する。
- このステップ3の目標は、苦手な分野を得意な分野に変えていくこと。

ファインマンテクニックは、あるトピックを自分の言葉で説明するところまで理解することが重要である。説明するときは、子供を教育するような気持ちで、自分がどれだけそのテーマを理解しているかを確認する。

勉強会などで「教える」ときに講師本人が最も学んだ気持ちになるのはこのテクニックで裏付けされているからなのかと。【初心者が】社内のGit勉強会の講師(司会)をしてみて【体験談】 - Qiita

以上です～