「エンジニアがテクニカルサポートを絶対にやったほうがいい」に違和感を持った とか
[先輩が新人エンジニアとのコミュニケーションで気をつけるポイントたった1つ] (https://qiita.com/e99h2121/items/3c54a05adccc40ff83b8) とか
そして前任者誰もいなくなったときのサバイバルガイド とか
「レガシーのメンテばかりは嫌だ」と言う学生さんへのマジレス
…なんてのを昨日までまあまあ読んで頂けていてなんかオッサンの小言みたいなこといっぱい書いちゃったなと思っていますがこんな私でも週末はそれなりに母親業をしようとしています。
今日は「なんで、あおはぴかぴかするのに、あかはぴかぴかしないの?」という4歳児さんからの質問。というかうちのチビな。
青の点滅が「もうすぐ赤に変わるよ」の意味だとすると、赤の点滅も「もうすぐ青に変わるよ」の意味で、点滅してもよさそうだ。いや、もうすぐ青に変わることを知らせてしまったらフライングする人が出るからそうしていないだけか?であれば「もうすぐ赤に変わるよ」を教えてしまうことも単に歩行者の焦る気持ちを煽るだけにならないか?
UI/UX的にどうなの、と思ったので調べた。
歩行者用信号機(歩行者用信号灯器)のルール
ルールなので、そのまま読みましょう。以下引用。
青色灯火は「歩行者は、進行することができること」、赤色灯火は「歩行者は、道路を横断してはならないこと」、と道路交通法施行令で定められています。
では青色灯火から青色点滅になった場合、みなさんどうしていますか?「信号が赤になる前に渡ってしまおう」と、突然走り出したりしていませんか?
道路交通法施行令では以下の通りです。
「歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また道路を横断している歩行者は、速やかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。」
青色点滅時に、急に道路を横断しようとする人の動きはドライバーにとって予測が困難となり非常に危険です。事故に巻き込まれないためにも次の青信号で渡る余裕を持った行動をしましょう。
つまり青のぴかぴかは意味がある
「歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また道路を横断している歩行者は、速やかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならない」
「もうすぐ赤だよ、急いで!」以前に
- 横断を始めてはいけない
- 速やかに道路上から去らなければならない
という行動を期待している。対して、赤をぴかぴかさせることは意味をなさない。赤とは「道路に入ってはいけない」からである。
機能に意味を持たせ意味を適切に伝えること
難しいですよね。でも歩行者用信号もすべての人に極力シンプルに限られた性能範囲でそのメッセージを送ろうとしているということだな。
そう言えば弊社のプロダクト、「このメッセージの意味がわからないときは、"いいえ" を選択してください。」という使われているのか使われていないのかわからないリテラル文字列を見かけたことがあります。伝えるのはとても難しいという前提で「機能」を意識したUI/UXってめちゃくちゃ難しいよねと思いましたとさ。以上週末の小話でした!