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情報公開を進める企業多いですよね、ということでその理由などのまとめ

何かと参考になる海外企業

リモートワークのいま学びたい、GitLab Handbookと徹底した文書化への狂気 - Qiita
リモートワークのいま学びたい、GitLab Handbook非同期コミュニケーションのススメ - Qiita
Slack社はSlackをどう使っているのか - Slack利用ガイドラインの話 - Qiita
No Brilliant Jerks - Netflixの「頭はいいけど嫌な奴、お断り」について調べた - Qiita
優れたチームになるための5つのルール(Google談) - Qiita

国内では

情報公開を進める企業はいくつかわかりやすく目的を説明している。一つはもちろん採用

興味を引いた後に個人の「ググり」に引っかかるかどうかです。記事があればあるほど目に止まりやすく、共感できるポイントが増えていくので有利になります。逆に「紹介会社より安価だから」と何も発信をしていない企業がスカウトだけしても苦戦します。

テックブログをなんとなく単独グループで始めたり、経営会議で「やっていいですか?」「どうぞ」で決まる例は多いかと思います。しかしこれが甘い。自社内でリソースが賄えるように見えるので「安価な施策」と思われ、承認されるケースですが、この認識は誤りです。

一般的にブログを広報媒体まで昇華している企業は1営業日1投稿以上しています。最も激しいテックブログの例としてClassmethodさんがありますが、1日に必ず数件は投稿しています。2011年から始まったブログは2017年の段階で10,000本に到達するほどです。

あるいはオープンソースによる社会貢献的意義 + 切磋琢磨の精神
オープンソース | メルカリエンジニアリング

オープンソースのコミュニティ、文化、そして成果がなければ、メルカリが今のシステムをつくり上げ、多くのお客さまに価値を提供することは難しかったと断言できます。メルカリは現在も、オープンソースのコミュニティによって生み出された数々の成果に支えられ、発展を続けることができています。

メルカリを開発、および運用していくなかで培った技術をオープンソースとして世の中に公開することで、世の中のイノベーションに協力していくことが、オープンソースから受けた多大な貢献に対して、あるべき行動であると考えています。

また、オープンソースコミュニティは高度な技術を生み出すために、世界レベルのエンジニアが集う場所でもあります。そのなかでは、メルカリが学ぶべき最先端の開発プロセスや、品質を担保するための仕組み、組織運営など、技術だけに留まらない部分においても、日々生み出され、試行されています。こうしたレベルの高い場所に、エンジニア自らの身を置くことを後押しすることで、メルカリ全体の技術レベル、ひいてはプロダクトの品質の向上、イノベーションの創出にもつながると考えています。

サイボウズのオープンソースソフトウェアポリシーを紹介します - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ / サイボウズのOSSポリシー — OSS Policy ドキュメント

OSSがここまで発展してきたのは、多くの人が様々な形でその開発に貢献してきたからに他なりません。 私達も多くのOSSを利用するにとどまらず、OSSの発展により寄与する存在でありたいと思います。

透明性の意義

とくに限界に挑戦しているように見えるGitLab。
GitLab Values | GitLab | Transparency

できるだけ多くのことをオープンにすること。情報を公開することで、貢献への敷居を低くし、コラボレーションを容易にすることができる。可能な限り、公開された課題追跡システム、プロジェクト、リポジトリを使用する。

透明性はGitLabの認知度を高め、私たちの価値観を大切にする人々を採用することを可能にし、社外の人々からより多くの、より速いフィードバックを得ることができ、彼らとのコラボレーションをより容易にします。また、オープンソースの精神に則り、素晴らしいソフトウェア、ドキュメント、事例、教訓、プロセスをコミュニティ全体や世界と共有することであり、それは捕らえる以上の価値を生み出すと私たちは信じています。

例外もあります。私たちは、秘密にしておく必要があるものについては、平均以上に秘密にしています。個人的なレベルでは、ポーカーフェイスを装うのではなく、ありのままを話すべきでしょう。間違いを犯したこと、間違っていたことを認めることを恐れてはいけません。何かがうまくいかないとき、それは「ここで何をカイゼンするか」と言う絶好の機会であり、感情を害することなく、より良い方法を見つけることができます。

上場企業であっても、私たちの透明性という価値観が成功の鍵になることは分かっています。この価値観は、時についていけないこともあります。何を共有すべきか、どの程度共有すべきか、発言すべきかどうか。しかし、以下のサブバリューに従うことで、常に最大限の透明性を確保できるよう、時間をかけてください。多くの場合、企業の価値観は成長するにつれて希薄になっていきますが、それは何も書き留めていないからです。しかし、私たちのバリューは、会社と共にスケールするようにします。株式公開時には、社内の全員をインサイダーと宣言することで、数字などについても社内で透明性を保つことができます。

そしてそれを意識したというお話
徹底的な透明性|Ray Kataoka|note

このように、徹底的な透明性を実現する理由は各社様々ですが、我々は以下の理由で徹底的な透明性を行います

1. 社外へ知見・ナレッジ提供して貢献したい
2. 外部の協力者にゆめみの組織作りに参画してもらう機会作り
3. 外部公開によりドキュメントを精緻化しようという力が働く

1.はティール組織、アジャイル組織の実践を公開して、未来のあるべき組織の一助になりたいという想いです。
2.は、このドキュメントを見た人の中から、ゆめみの組織作りに関心を持ってもらい、一緒に組織作りを行っていく仲間と繋がりたいという想いです。
3.については、社内ドキュメントを敢えて外部に公開する事で、より精緻なドキュメントを行う力が働く為です。
外から見られているという意識が働く事で、整理整頓しようと思う力が働くわけです。
結果としてゆめみの社員にとっても、曖昧や更新されないドキュメントではなくて、明確で常に最新に保たれたドキュメントを閲覧できるというメリットにも繋がります。

まとめ

そんな背景から上のリポジトリなどを見ると色々参考になりそうです。
以上です~

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