こんにちは、 @dz_ こと大平かづみです。
Prologue - はじめに
開発マシンは Windows 10 Pro ですが、何かと Linux 環境を使うことが多く、Bash on Windows (WSL) を中心にした環境を整えています。
完全に WSL で置き換えられるわけではなく、いかに Windows とハイブリッドで使うかが肝で、例えば今回挙げる az
コマンドのログイン情報など、どちらでもシームレスに使えるよう小細工をよくしています。
なお、本件については、本当に小細工ですが(笑)、小ネタとして残しておきます。
az
コマンドで共通のログイン情報を使う
要は、Windows 本体と、 WSL にそれぞれ Azure CLI 2.0 をインストールし、ログイン情報を格納する .azure
ディレクトリを共有するだけです。
前提環境
ここでは、WSL は Ubuntu 16.04 を使います。
Windows 本体と、WSL それぞれに Azure CLI 2.0 をインストールします。
- Install the Azure CLI for Windows | Microsoft Docs
- Install the Azure CLI 2.0 on Linux with apt | Microsoft Docs
- Ubuntu 以外の WSL でのインストレーションはこちらをご参照ください。
手順(というほどでもないですが…)
- Windows 側で
az login
で Azure にログインする。- すると、 ユーザーディレクトリ配下に
.azure
ディレクトリが作成され、ログイン情報が格納されます。
- すると、 ユーザーディレクトリ配下に
- WSL 側のホームディレクトリで、上記の
.azure
にシンボリックリンクを張る。
ln -s /mnt/c/users/<ユーザー名>/.azure ~
以上です!
WSL 側で az account show
を実行して、Windows 側でログインした情報が表示されていれば完了です。
Epilogue - おわりに
今までは cmd/PowerShell を Linux 風にオーバーラップしてくれる cmder を愛用していたのですが、可能な限り WSL に寄せてみることにしました。
cmder も気に入ってるので、気になる方はぜひ使ってみてください~