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手を動かして“形にする”:エコクラフトで実用的なかごを作ろう

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はじめに

普段はC#や自然言語処理などの業務寄りの開発を行っていますが、
今回は少し毛色の違う趣味の話──エコクラフト作品の紹介をします。

エコクラフトとは、再生紙を原料にした紙バンドを使った手芸です。
立体的な構造物を編む中で、設計や素材の特性を意識する点が技術職にも通じるものがあり、
僕にとってはとても面白い試みでした。

作品紹介1

PXL_20230717_051509016.MP.jpg

書籍のレシピをベースにして制作した、実用的なかごです。
色の組み合わせをシンプルにし、素材の曲線が映えるように設計しています。

整形精度を保つため、編みのテンション管理と端部の始末に特に気を配りました。
編んでいて“手に馴染む感覚”があり、作っていて気持ちのいい作品でした。

作品紹介2

1746545012704.jpg

こちらは白と茶の2色を交互に編み込んだかごで、
視認性が高く、パターンのリズムが作業中にもはっきり感じられる作品でした。

側面には控えめな緑のワンポイントを入れていて、
単調になりがちな配色にアクセントを加えるとともに、
底部との結合部を視覚的に引き締める効果を狙っています。

仕上げの口巻きの編み込みが複雑で、形が歪まないように整えるのが難しかったですが、
完成後のシルエットは非常に満足のいくものになりました。

作品紹介3

PXL_20240120_121045741.MP.jpg

こちらは装飾に重きを置いた作品で、黒のクラフトバンドを使用しています。
黒色は視認性が非常に低く、途中で間違えたとしても中々気付けずに大変でした。
花結びと呼ばれる手法です。

構造もかなり複雑で、見た目以上に工程管理が難しい作品です。
同じ物をもう作れる気がしません。

技術職の自分にとっての“手作り”

プログラムにおけるロジックや構造設計と同様に、
クラフトでも素材の特性や張力、構造バランスを見ながら“工程”を組み立てていきます。

つまり、こうした手芸作品にも「設計」「段取り」「再現性」という思考が求められ、
それらは業務で培ってきた技術的視点と地続きであることに気づかされました。

おわりに

今回紹介したエコクラフト作品は、どれも単なる趣味以上に「構造的思考」を刺激するものでした。

ソフトウェア開発の合間に、手を動かして“形になるもの”を作る。
それは新鮮な感覚でありながら、自分の得意分野にも自然につながっていました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それはそれとして、単純に無心で作業できるので楽しいです。
安価で始められるので、興味がある方は是非お試しください。

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