1.はじめに
ネットではおなじみの「阿部寛のホームページ」が2025年10月31日までにHTTPSに対応しました!
現在(2025年11月)は、まだHTTPでもアクセスできる併用期間となっています。ただ、Gppgle検索してアクセスしようとすると、基本的にHTTPS版が表示されます。
完全に切り替わるのは2026年7月とのこと。今のうちに遊びつくしましょう!!!
2.ちょっとした疑問
HTTPS化しても「阿部寛のホームページ」は特に何も変わらないのでは?左上に出てくる「保護されていない通信」も消えて、怖がっている人も減るのでは?と思っていました。
ネットの声を見ていると、「HTTPS非対応の端末(レトロPCやゲーム機など)で接続できなくなる」や「表示が遅くなる」や「時代を感じる」などの意見がありました。
そこで気になったのですが、HTTPS化して遅くなるのかなというものです。たしかにTLS/SSLを使って暗号化しているので、その分遅くなりそうかも。でも、あまりよくわからなかったので、検証してみようと思いました。
3.検証の準備
そもそも「阿部寛のホームページ」は爆速であることで有名なので、簡単に比較できません。そのため、とりあえずLANケーブルを繋ぎ、回線の変化が少ない有線で実験してみました。
また、通信などの記録を取るために「Firefox Profiler」を使っていこうと思う。
4.検証開始!
HTTPの場合
(http://abehiroshi.la.coocan.jp/)
5.5392秒に読み込み開始で5.8032秒に読み込み完了
したがって
5.8032-5.5392=0.2640
0.2640秒でアクセスすることができました。めちゃくちゃはやいですね!
HTTPSの場合
(https://abehiroshi.la.coocan.jp/)
11.9001秒に読み込み開始で12.0397秒に読み込み完了
したがって
12.0397-11.9001=0.1396
0.1396秒でアクセスすることができました。あれ?
5.結果をまとめてみる
HTTPの場合 0.2640秒
HTTPSの場合 0.1396秒
なんとHTTPSの方が
0.2640-0.1396=0.1244
0.1244秒はやいことがわかった
6.結果を考察してみる
同じサイトを読み込んでいるので、HTTPSは先ほどのHTTPの時のデータを持っていたからはやかった?
回線がたまたま変化していたかも?
タイミングが悪かった?
この程度は誤差?
→よくわからないので他の方法で検証してみることに
7.再度検証の準備
Googleが提供しているツール「PageSpeed Insights」を使っていこうと思う。少し使い方が違うかもしれないが、無料でURLから速度を見ることができる。
8.再度検証!
HTTPの場合
HTTPSの場合
9.結果を比較してみる
結局ほぼ誤差かもしれないが、少しだけHTTPSの方がはやい気もする。
10.結果を考察してみる
「PageSpeed Insights」では小数点二位以下の値は表示されないので厳密な比較ができない。
そもそも実機で行った場合より遥かに遅くないか?
→どうやら結果はスマートフォンでの場合らしい
11.PC版の結果もみてみる
HTTPの場合
HTTPSの場合
数値的には同じとなってしまった。
12.結論
とりあえず「阿部寛のホームページ」はHTTPS化によって遅くなった可能性は低そうである。
少なくとも実際にアクセスしてみると、遅くなったかは実感できない。ややもするとはやくなっているかもしれない。
13.おまけ
ネットワークに詳しい先輩にこのことを聞いてみた。
理論上はHTTPの方がはやくなる(TLS/SSLによって)が、HTTP自体のバージョンアップで今はHTTPSの方がはやくなることもあるかも。
あとはコンピュータの性能が上がっているため、体感レベルで差はほとんど感じられないかも。
とのこと。
14.かいてみて
はじめてQiita記事を書いてみました。見にくいところも多いかもしれません。大学1年生で、情報系について勉強し始めた初心者です。もし変な部分や変えた方がいい部分があれば教えてください。また、情報系の人たちとも繋がりたいです!!!
X[Twitter]もやっているので良ければ見ていってください。
もっと勉強しないとだめだと実感しました。









