概要
AWS S3のストレージクラスは、種類がたくさんあるので、どれ選んだらいいか迷うことも多いのではないでしょうか?
そこで各ストレージクラスの特徴と料金を一覧表にまとめてみました。
S3ストレージクラスの選定の材料にして頂ければ幸いです。
比較
クラス名 | 主な用途 | 詳細 | 料金(東京リージョン、 10GB/月あたり) |
---|---|---|---|
S3 標準 | アクセス頻度が高いデータ向け | 標準的なストレージクラス。 複数のアベイラビリティゾーン (AZ)に保存されるため、安全性が高い。 |
約15円 |
S3 Intelligent-Tiering | アクセス頻度が高いデータと低いデータが混在 | アクセス頻度が時期によって変化する、もしくはアクセス頻度が高いデータと低いデータが混在している場合、自動的に最適化を行う。 | 約33円 |
S3 標準 - IA | アクセス頻度が低いデータ向け | アクセス頻度が低いが、必要に応じてすぐ取り出す必要があるデータ向け。 複数のアベイラビリティゾーン (AZ)に保存されるため、安全性が高い。 |
約18円 |
S3 1 zone - IA | アクセス頻度が低いデータ向け | アクセス頻度が低いが、必要に応じてすぐ取り出す必要があるデータ向け。 1つのアベイラビリティゾーン (AZ)に保存されるため、「S3標準- IA」と比べ安全性が低い。 |
約14円 |
S3 Glacier Instant Retrieval | アーカイブ | 年1〜4回アクセスされる低頻度データ向け。 アーカイブ・ストレージの中で最速のアクセスが可能。 2021/11に新たに追加された。 |
約8円 |
S3 Glacier Flexible Retrieval (旧 S3 Glacier) |
アーカイブ | 年に1〜2回のアクセスされる低頻度データ向け。 取り出しに数時間までかかることがある。 バックアップや災害対策用途。 |
約7円 |
S3 Glacier Deep Archive | アーカイブ | 年に1〜2回のアクセスされる低頻度データ向け。 取り出しに半日かかることがある。 法令要件を満たすため、〜10年以上の長期間の保管が前提のデータクラス。 規制が厳しい業界向き。 |
約3円 |
備考
- Amazon S3 ストレージクラス。
- 料金は、2022年7月時点、 AWS料金見積もりにて確認。
- 円ドルの交換レートは、1$ = 130円で換算。