まえがき
現在(2025年11月15日~30日)、技術書典19が開催されている。今回、初めて出展してみたのだが、全然売れなかった(正確には本日(11月19日)までで2冊お買い上げいただいている)。みんなそんなもので、むしろ1冊でも売れているなら御の字だということであれば、ごめんなさいなのだが、もうちょっと売れて欲しいというのが作者としての偽らざる本音である。まだ閉幕したわけではないが、早々に反省会をしたい。
ブレインストーミング
ジャンルが悪いのか?
確かに流行りのジャンルというものはあって、そういうものを書けば「売る」という目標自体は達成できるかもしれない(それにしたって、作者の筆力や知識で可能なのかは疑問である)。でも、そういうことじゃないんだよ。
同人誌を作る目的は人それぞれなので、他人のことをとやかく言うつもりはない。ただ私は、自分が書きたいものを書く。そういうスタンスなので、ジャンルのせいにしない。
電子本オンリーで出展した
今回出展した本は、pdfを作成しただけで物理的に製本していない。電子本オンリーだと物理本を作るよりも手軽だ。締め切りはイベント開始に間に合うという1つのみを考えればよい。そして何より、何冊刷ればよいかを考えなくて良い。初めてだし、とりあえず電子本だけでも作ってみようと思ったわけだ。
もちろん、物理本を作った方が良いというのは、直感的には正しい。なので、改善できる点ではあるが、改善できるとは言っていない。
宣伝手段がない
物理本を刷って、オフライン会場に参加する最大のメリットは、多くの人の目に触れられる機会が得られることだと思う。それがないならどうするか? 自前で宣伝することが安直な解だ。しかし、私のX(旧twitter)アカウントもフォロワー数が多いわけではなく、詰んでいる。
これも日頃の積み重ねが重要なのだろう。Xのフォロワー数を増やすだけではなく、小ネタ系の話題をQiitaやZennに投稿することも考えられる。
表紙の分かりやすさ
表紙は重要である。ジャケ買いなんて言葉があるくらいだ。どういう画像を表紙に使うか、という問題は作っている最中も考えた。しかし、タイトル文字も忘れてはならない要素だった。オンラインマーケットでは、表紙画像とタイトル(それと値段)が表示されるが、スクロールして眺めるときに注目されるのは専ら表紙画像だ。ここでタイトルが読めないようでは、AIDMAの法則でいう所のA(注意)すら向けられない。今回の表紙では、スルーされても仕方がない。
表紙画像がリサイズされてもタイトル(最悪、キーワードだけでも)が読めるようにした方が良い。
まとめ
結局、認知の問題な感がある。どんな企業も必死に広告を打っていることを考えれば、それが簡単なことでないことは明白である。なので、銀の弾丸は存在しないと思った方が良い(自戒)。
最後に宣伝
その後の進展