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既定の環境ルーティングの使いどころを考える(前編)

Last updated at Posted at 2023-12-08

この記事は、Power Apps Advent Calendar 2023 12月9日担当分の記事です。

こんにちは、たな です。
Qiita Advent Calendarへの参加ということで、Qiitaで記事を書いていこうと思います。

2023/12/06 - 09 に開催された 「Japan Power Platform Conference 2023」にて、メインイベント初日 12/07に「マネージド環境とは何か?Power Platform管理者が押さえておくべきポイント」というお話をさせていただきました。
その中で「既定の環境ルーティング」の機能のご説明しましたが、参加していただいたみなさんにも興味を持っていただけたようでした。

登壇資料はこちら↓↓↓です。

資料に記載していない点もお話しているので、参加できなかった方は、後日、Japan Power Platform User Group のYouTubeで動画公開されるのをお待ちいただければと思います。

既定の環境ルーティング

マネージド環境に「既定の環境ルーティング」という機能が追加されました。

マネージド環境、既定の環境ルーティングについては、以下の公式ドキュメントをご確認ください。
マネージド環境の概要 - Power Platform | Microsoft Learn
既定の環境ルーティング (プレビュー) - Power Platform | Microsoft Learn

通常、初めてPower Appsにログインすると「既定の環境」が選択された状態でポータル画面が表示されます。
しかし、既定の環境ルーティングを設定すると、初回のPower Appsログイン時にユーザー専用の「開発者環境」が自動的に作成されて、その環境が選択された状態でポータル画面が表示されます。

image.png
※ 登壇資料抜粋

「既定の環境」は使わせたくないという組織も多いと思います。
「開発者環境」は、2GBという制限はありますが、テナントにDataverseの空き容量がなくても作成できるという点がとても魅力的です。
(Dataverseの容量はなかなかのお値段が。。。

「開発者環境」については、ふらりさんの記事が参考になります。

既定の環境ルーティングは、ユーザーがPower Appsに初めてアクセスするときに実行されます。
初めてアクセスするということは、初学者である可能性が非常に高いです。
初学者にはいきなり運用環境でアプリを作り始めるのではなく、個人環境でいろいろ学んでから運用環境を使って欲しいと思う管理者は多いと思います。
その要望を叶えてくれるのが「既定の環境ルーティング」の機能です。

既定の環境ルーティングを使うにあたって気になる点

とても魅力的な機能ですが、現在、プレビュー中ということもあり、気になる点がいくつかあります。
登壇時にはお話できなかった点を「既定の環境ルーティングの使いどころを考える(後編)」に綴っていこうと思います。
上記記事については、公開までもう少々お待ちください
※ 公開しました
※ 後半の記事の方でも、よかったよ、役に立ったよという方は、こちらのQiitaの記事の方にいいね!をよろしくお願いします。

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