はじめに
つい先日、AWSクラウドプラクティショナーに合格して少し日が経過しました。
↓合格記事↓
筆者は去年(2021年初頭)まではAWSほぼ何も知らないひよっこで、
かろうじてS3が何なのか知っている程度で他のサービスはほぼ何もわからんみたいな状態でした。
そこから1年間、少しずつ業務でAWSに触れ始めはしましたが、まだまだ勉強不足を感じ
2022年に入り思い切って受験を決意した次第です。
この記事では、AWS初心者の筆者がクラウドプラクティショナーを勉強した際に感じたメリット、
そして「そもそもクラウドプラクティショナーって取るべきなの?」という疑問に対して
自分なりの回答を書きたいと思います。
この記事の対象者
- AWSクラウドプラクティショナーを受験しようか迷っている方
- AWS初心者で勉強したいと思っている方
結論
最初に結論を書きます。
AWSクラウドプラクティショナーはAWSを勉強したい方は是非取得すべきだと思います。
IT系の資格は物によっては実務に活かしにくかったりしますが、
AWSクラウドプラクティショナーはかなり即効性が高く、AWSを採用している会社なら
勉強を進めていく過程でどんどん仕事を進めやすくなると思います。
それでいて基本情報技術者試験とかより難易度は全然低く、
割といつでも受験する事ができるのでハードルも低いです。情報もネット上に転がっています。
たまに「この資格あまり取っても意味ない」という意見は聞きますがそんなことはありません。
試験難易度とそこから得られるものは決して比例しません。
AWSクラウドプラクティショナーとは?
勉強して良かったことを話す前に一応この資格について説明しておきます。
この資格は、組織がクラウドイニシアチブを実装するための重要な知識を
持つ人材を特定して育成するのに役立ちます。
AWS Certified Cloud Practitioner を取得することで、
クラウドへの理解と基礎的な AWS の知識が認定されます。
AWSにはいくつか認定資格が用意されており、この資格はその中でも最も基礎な部分に
位置づけられています。
内容としても、そこまで専門的な事は聞かれず
AWSの基本的な概念が頭に入っているかに重きを置いています。
ですのでそもそも知っているかの覚えゲーが多くなる感じです。
メリット1: AWS強者の言っていることがぼんやりわかるようになる
開発者が仕事を進める上での一番のメリットはこれだと思います。
例えばですが、
「EC2とRDSを使って、EC2インスタンスは2台の冗長構成にしてELBでバランシングして、可用性上げるためにマルチAZ構成にして、ログを見るためにcloudwatch agentをインストールしてcloudwatch logsで見れるようにして、共通のファイルを読ませたいからEFSを採用して、アプリケーション毎にアカウント分けたいからorganizations使って…」
みたいな横文字が大量に出る会話、強い人はいっぱいしていると思います。
AWSは独自の概念が多く、まずはそこを理解する必要があります。
サービスの種類も全体では200を超え、よく使う基本的なサービスだけでも数十個はあります。
クラウドプラクティショナーはその独自概念や基本的なサービスを
網羅的に勉強する事ができるので、まさに「何言ってるのかわからない」から脱するのにうってつけです。
さすがにクラウドプラクティショナーの段階では自力でAWSの構成を考えるのは難しいですが、
AWS強者の言っていることがぼんやりわかるようになり、ある程度の意図は掴めるようになります。
AWS周りの業務を進める上でかなりやりやすくなると思います。
メリット2: 知らないサービスに対してのアレルギーが無くなる
クラウドプラクティショナーを勉強する際、大体の人は知らないサービスに
触れることになると思います。
知らないサービスに遭遇した際、自力で調べて情報収集をすると思うのですが
これが実務での非常に良いトレーニングになります。
実際、AWSを触っているとドキュメント漁りが続いたりするので
この資格勉強と一緒に調査の練習ができます。
こうして知らないサービスに触れていくうちに、
少しずつ慣れてきて知らないサービスに対しての抵抗感が無くなっていきます。
要するにAWSを触る機会が増えるので慣れるって訳です。
自力で知らないサービスを調査する力が身につきます。
メリット3: 次の資格を取るモチベーションができる
拾い物ですが、下記画像のような感じになります。
クラウドプラクティショナーはAWSの全資格の基礎になっているので、
流れで勉強を進めれば1段階上の資格も狙えます。
筆者もSAA、SOA、DVAの3冠を狙っています。
合格すると自己肯定感が上がって、AWSの資格に限らず自己学習のモチベーションが上がります。
実際、合格したときの達成感は凄かったです。あれは麻薬です。
終わりに
AWSクラウドプラクティショナーは、入社したばかりで
「AWSわかんね~~~」となっている方にも非常にお勧めできる資格です。
是非取得を検討されてはいかがでしょうか。