macOS に phpenv で PHP 8.0 をインストールする

PHP 8.0.0 が2020年11月26日にリリースされて、 phpenv + php-build では2020年12月1日（多分）に PHP 8.0.0 が追加されたようなので、早速 macOS にインストールしてみた。

環境

• macOS: 11.0.1
• phpenv: v0.9.0-rc.1
• php-build: v0.11.0dev

（ PHP 7.4 をインストールしたときと phpenv と php-build のバージョンが変わってない気がするけど、まあいいか。。）

あと、 PHP 7.4 をインストールしたときにいろいろなミドルウェアを入れたので、それらが入った状態の macOS を使っています。

はじめに実行したコマンド

phpenv を最新の状態にして、

$ phpenv update

PHP 8.0.0 をインストールしようとしたところ、いくつかのエラーが発生したので、順番にエラーを潰していった。（といっても、エラーは2つだけだったけど。）

$ phpenv install 8.0.0

bzip2 と iconv のパスを通す

PHP 7.4 のときと同様に bzip2 と iconv は brew でインストールしたけど、 fish shell の設定ではうまくパスが通らなかったので、 phpenv で install するときにパスを渡すことにした。

エラーメッセージ

bzip2

configure: WARNING: unrecognized options: --with-png-dir, --with-libxml-dir, --with-icu-dir
configure: error: Please reinstall the BZip2 distribution

iconv

configure: WARNING: unrecognized options: --with-png-dir, --with-libxml-dir, --with-icu-dir
configure: error: Please specify the install prefix of iconv with --with-iconv=<DIR>

最終的なコマンド

私は fish shell を使っているので、最終的に下記のようなコマンドになった。

$ env PHP_BUILD_CONFIGURE_OPTS="--with-bz2=/usr/local/opt/bzip2 --with-iconv=/usr/local/opt/libiconv" phpenv install 8.0.0

bash であれば下記のようになると思う。

$ PHP_BUILD_CONFIGURE_OPTS="--with-bz2=/usr/local/opt/bzip2 --with-iconv=/usr/local/opt/libiconv" phpenv install 8.0.0

下記のような感じで、問題なくインストールできていることを確認した。

$ phpenv versions
  system
  7.1
  7.1.33
  7.2
  7.2.34
  7.3
  7.3.24
* 7.4 (set by /Users/username/.anyenv/envs/phpenv/version)
  7.4.12
  8.0
  8.0.0
$ phpenv shell 8.0
8.0
$ php -v
PHP 8.0.0 (cli) (built: Dec  2 2020 11:51:19) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.0-dev, Copyright (c) Zend Technologies
    with Zend OPcache v8.0.0, Copyright (c), by Zend Technologies
    with Xdebug v3.0.0, Copyright (c) 2002-2020, by Derick Rethans

まとめ

結果的に bzip2 と iconv のパスを通すだけという、 PHP 7.4 と同じ方法でインストールすることができた。

どなたかのご参考になれば幸いです。