はじめに
最初、ChatGPTを使ったとき正直がっかりした。
「マーケティングでは顧客理解が大切です」
「ターゲット層を明確にしましょう」
いや、知ってるって。一般論しか返ってこない。
でもある日、自分の事業のことを全部テキストで書き出して読ませてみた。
返ってくる答えが全然変わった。
汎用AI → 自分専用AIへの変換
Before(何も教えてない状態)
ユーザー: マーケティング戦略を教えて
AI: ターゲット層を明確にし、USPを定義しましょう。
SNSマーケティングも有効です。
一般論。教科書レベル。
After(事業情報を教えた状態)
ユーザー: マーケティング戦略を教えて
AI: どらさんの事業だと、既存の物販顧客にAI導入を提案するのが一番早い。
リサーチ自動化を切り口にすれば、コンサルの差別化になる。
事業を理解した上でのアドバイス。精度が段違い。
何を教えればいいか
AIに教えるべき情報は4つだけ。
| 項目 | 具体例 |
|---|---|
| 1. 何のビジネスをやってるか | AI活用コンサル、物販、投資事業 |
| 2. お客さんは誰か | 30-50代の経営者・副業者 |
| 3. 今何に困ってるか | リード獲得、コンテンツ量産、チーム管理 |
| 4. 過去に何をやってきたか | 転売→物販→仮想通貨→AI事業 |
この4つを書き出してAIに読ませるだけで、返答の質が劇的に変わる。
実践方法
ChatGPTの場合
- 「カスタム指示」(Settings → Personalization → Custom Instructions)を開く
- 上記4項目を書き込む
- 以降の全会話に反映される
Claude(Projects機能)の場合
- 新しいProjectを作成
- Project Instructionsに事業情報を書く
- 関連ドキュメントをアップロード
Claude Codeの場合
- プロジェクトルートに
CLAUDE.mdを作成 - ビジネスルール・判断基準・用語集を記述
- 全セッションで自動的に読み込まれる
# CLAUDE.md の例
## 概要
AI活用コンサルティング事業。経営者向け。
## 判断基準
- 既存顧客の課題解決を最優先
- 新規事業は既存ラインの補強になるものだけ
## 用語
- フィル = AI社長(社内AIエージェント)
- 道場 = AI活用教材シリーズ
AI社長「フィル」の実例
うちのAI社長フィルも、最初はただのチャットボットだった。
今は事業を全部知ってて、毎日「今日はこれやりましょう」って提案してくれる。
やったことはシンプル。自分のことを教えただけ。
フィルに教えた情報
- 事業構造(11部門の役割)
- 過去の判断ログ(なぜその決定をしたか)
- 失敗履歴(同じミスを防ぐため)
- 価値観・優先順位
これで汎用AIが「専用の経営参謀」に変わった。
AI活用で一番コスパがいいこと
最新の機能を覚えることじゃない。
「自分の仕事を、AIに教えること」。
これだけで、無料のAIでも有料級の仕事をしてくれるようになる。
まとめ
- AIに何も教えなければ一般論しか返ってこない
- 事業情報4項目を教えるだけで精度が劇的に上がる
- ChatGPT/Claude/Claude Code、どれでも設定方法がある
- AI活用の最大ROIは「自分の仕事を教えること」
この記事はどらどらのSubstackで連載中のAI実践シリーズの一部です。