検証バージョン:UE4.27.0
#1. 概要
UE4.27からBinkがエンジンに組み込まれるようになり、標準機能として利用できるようになりました。
https://www.unrealengine.com/en-US/blog/bink-video-and-bink-audio-now-available-in-unreal-engine-for-free
Binkを使うにあたって、動画の1つ1つを連番画像からコンバートするような作業が結構手間だったりするのですが、手動ではなくコマンドラインから実行することもできます。
#2. 方法
Binkの各処理をコマンドラインから実行する方法やどのようなコマンドが指定可能かは、ヘルプにてご確認ください。
以下はBinkアプリケーションのディレクトリに移動した後、ヘルプコマンドを実行する例です。
D:\>cd D:\Launcher\UE_4.27\Engine\Binaries\ThirdParty\Bink
D:\Launcher\UE_4.27\Engine\Binaries\ThirdParty\Bink>Bink2ForUnreal /?
コマンドのヘルプ部分だけを抜粋すると以下のようになります。
Bink2ForUnreal /?
これを実行すると以下のように各オプションのヘルプが表示されます。
ここに出てくるBink2cやBinkMixといったコマンドは、このツールのどのオプションを利用するかを指定するものです。
(実際にBinkアプリケーションを手動で起動した際には以下の赤枠のようにGUIが存在しています)
各オプションの機能を利用する場合は以下のようなオプション付きのヘルプ"/?"を指定します。
Bink2ForUnreal BinkConv /?
このコマンドを実行すると、以下のように必要なコマンド引数とオプションが表示されます。
このようにコマンドラインから実行できることも把握しておくと、ワークフローを自動化できたり自分の欲しいオプションを見つけるのに役立ちます。