はじめに
こんにちは!
Dirbatoの社内横断技術支援組織「Backbeat」に所属している岡田です。
前回の「Manusを無料で使ってみた」記事に引き続き、今回は、汎用AIエージェント繋がりで「Genspark Super Agent」を使ってシステム開発をやってみようと思います!前回同様、無料の範囲で触っていきます。
こんなことが気になっている方向けの記事です
- Genspark Super Agent は無料でどれくらいのタスクを依頼できる?
- 実運用として使えるレベルなの?
- Manusと比べてどうなの?
補足
- 本記事は個人の学習メモであり、所属組織の公式見解ではありません
余談:
Manusは「"世界初"の汎用AIエージェント」として話題でしたが、「Gensparkってもっと前からなかったっけ..?」と少し気になったので、時系列を調べたところ、汎用AIエージェントのリリースは2025年4月2日でした。
- 2024年6月18日: Genspark リリース(AI搭載型検索エンジン)
- 2025年3月6日: Manus リリース
- 2025年4月2日: Genspark Super Agent リリース(汎用AIエージェント)
(公式発表の日付を元に記載しています)
さっそく使ってみる
1. まずは公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスして、右上の「サインアップ」を押してメールアドレス、パスワードなどを登録するだけで使えます。

画面左の「+(New)」 > 「スーパーエージェント」とクリックすることで、Genspark Super Agent を利用できます。何も選択していないトップページのままの状態でもスーパーエージェント利用状態と思われます。

(▼ スーパーエージェント画面)

2. 無料で使える範囲を確認
毎日100クレジット分は無料で使えるみたいです(2026年1月時点)。詳細は公式の料金ページでご確認ください。
(下にどのように使ってみたのか記載しておりますが、今回の簡単なシステム開発リクエスト 一発で100クレジット全て無くなりました…)
3. 簡単なシステム開発を依頼してみる
比較もしてみたかったので、前回記事のManusの時と全く同じ文言「タスク管理Webアプリを作りたい。」と依頼してみました。

おっと…
Manusの時は、大まかな方向性の確認や機能一覧など設計の確認・編集が可能でしたが、Gensparkでは確認フェーズはありませんでした。
実装前に設計を確認してくれた方がありがたいと感じました。もしもアウトプットが期待していたものと全然違う場合、クレジットの無駄使いになってしまいます。
Gensparkの場合は、最初のリクエスト時に「どんな機能が欲しいか」「どんなフレームワークを使ってほしいか」等、できる限り詳細に要件を書いた方が良さそうです。
4. 完成!
数分待っていると完成しました!Manus同様右側でプレビューを確認できて分かりやすいです。デザインもシンプルで分かりやすく良い感じ。

ただ、触ってみてもうまく動かない…
「プレビュー画面だから動かないだけかな?」と思い、ボタンひとつでGensparkのプラットフォーム上で公開できるということだったので、試しに公開して動作確認をしてみました。

やっぱり動きませんでした。。
5. 生成された技術スタックについて
Vanilla JavaScript + HTML + CSS + Tailwind CSS で構成されたクライアントサイドのみの非常にシンプルな構成となっていました。
(ソースの確認・編集は、ブラウザ上でもできますし、「Download files」というボタンからファイル一式をダウンロードすることもできます)

詳細な技術スタック(クリックして展開)
フロントエンド
- HTML5(Vanilla HTML)
- CSS3(カスタムスタイルとアニメーション)
- JavaScript(ES6+、クラスベース設計)
- Tailwind CSS(CDN経由)
- Font Awesome(CDN経由、アイコン)
- Google Fonts(Inter)
バックエンド
なし(クライアントサイドのみ)
データベース
なし
- 代わりにブラウザのLocalStorage APIを使用してデータを保存
フレームワーク/ライブラリ
- フレームワーク: 未使用(React、Vue、Angularなどは使用していない)
ビルドツール/パッケージ管理
- なし(CDN経由でライブラリを読み込み)
構成の特徴
- フロントエンドのみの構成
- CDNベース(依存関係をCDNで読み込む)
- サーバー不要(ブラウザで直接動作)
- LocalStorageでのデータ永続化
ソースの中身を少し確認してみましたが、現在ではウェブ標準から削除されている非推奨メソッド(substr()など)を使用していたり、そもそも動作しない不具合箇所があったりと、品質はやや低めだと思いました。また、CDN(依存関係をCDNで都度読み込む)構成なので、そもそも実運用レベルとしてではなくモックアップとしての使われ方を想定して、手軽さを優先したのかもしれません。
モデルについての補足など
今回の開発に使用されていたのはkimi k2 0905 + Groqというモデル(環境)のようです。
(モデルは「AIデベロッパー」画面で確認できます)

Genspark公式Xのツイートによると、2025年9月から使用開始されているモデルとのことです。
変更可能ですので、プロンプトを工夫しても思うような出力結果を得られない時は、他のモデルを試してみると良いかもしれません。

「スーパーエージェント」でのチャット時には、モデルを選択することができませんので、ご注意ください。

モデルを指定したい場合は、初めから「AIデベロッパー」を使用した方が良さそうです。
検証結果
無料の範囲内ではGenspark Super Agentでのシステム開発は難しい。
もちろん、今回のプロンプトが適当すぎたことも原因だと思いますが、ソースの品質や構成から、実運用向きではないと感じました。フレームワークが使用されていない点もメンテナンス性が悪いと思ってしまいました。
そして、無料ユーザーが一番気になるクレジットの消費具合ですが、初回の「タスク管理Webアプリを作りたい。」の1リクエストだけで、1日分の100クレジットを全て使い切ってしまう結果となりました。修正したい場合、次の日まで待たなければいけません。
ただ、ちゃんとプロンプトエンジニアリング(要件、技術スタック、想定する利用方法、動作環境、など)をした場合や、初めから「AIデベロッパー」で他のモデルを指定していれば、違う結果になったかもしれませんので、今後そのような検証記事も書いていけたらと思います。
所感
先日、Manusを使ってみた時、アウトプットのレベルの高さにとても感動したので、同じく汎用AIエージェントと言われているGensparkにも勝手に高く期待してしまっておりましたので、少し意外な結果となりました。
設計の確認フェーズがあるかないかでのUXの違いや、技術スタックの違いなど、多くの違いを発見できて楽しかったです!また、他のAIツールも使ってみて記事を書いていこうと思います。
以上です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!