はじめに
こんにちは、初めまして!Dirbatoの岡田です。
社内横断技術支援組織「Backbeat」に今年1月から所属しています。業務でAIに触れる機会が多いのですが、ふと『最近話題の自律型エージェント、実はあまり深く触れてないかも…』と危機感を覚え、市場調査も兼ねて検証してみました。メモとして記事に残していこうと思います。
今回は、2025年12月末にMeta社が約20億ドルで買収した、次世代の完全自律型汎用AIエージェント『Manus』を触ってみましたので、その様子を共有させていただこうと思います。
- 本記事は個人の学習メモであり、所属組織の公式見解ではありません
- 本記事は「初めて使ってみた」使用体験記です。詳しく知りたい方は他の記事をご覧ください
さっそく使ってみる
1. まずは公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスして、右上の登録を押して
メールアドレス、パスワードなどを登録するだけで使えます。
(スクリーンショットはManus公式ページより引用)
2. 無料プランで使ってみる
無料プランでも毎日300クレジットまでは利用可能らしいので、とりあえず今回は無料のままで使ってみます。
(ページ上にある「料金」ボタンから見られる有料プランページ)(2026年1月時点)

クレジットとは
クレジットの消費量は、タスクの複雑さと所要時間で計算されるそうです。
(詳細は公式ページをご覧ください。
こちらの公式ページ内に「クレジット消費の目安」が掲載されておりますので、そちらを見ると消費のイメージがしやすいかと思います)
3. 簡単なWebシステム(タスク管理アプリ)をお願いしてみる
Manusはスライド作成など色々なタスクをお願いできるようですが、私はエンジニアなので、まずはタスク管理アプリを作ってもらうことにします。
試しに「タスク管理Webアプリを作りたい。」とだけ言ってみました。

上のように大まかな要件を確認してくれます。特に指定せずともモダンで使いやすい設計をしてくれるということなので、そのまま「続ける」ボタンを押してみます。
そうすると、下のgifのように簡単な設計書を作成してくれて、方向性が間違っていないか確認してくれます。必要に応じて自由に機能追加などできそうです。

タスクが複雑ということでモデルの変更Lite→Maxをオススメされましたが、今回は無料プランで試してみたかったので、そのままLiteモデルを選択。すると、TODOリストが作成され、そのリスト通りにどんどん作業を進めてくれます。

4. いつの間にか完成!
数分待っていると完成していました!
生成されたコード一式はGitHub統合などもできるようですが、今回はzipファイルでダウンロードしてローカルで立ち上げてみることにしました。
初期状態だと、ローカルで立ち上げる時にDBを作成する必要があったり、少し手間が多いので、そのまま続けて「Dockerを使用した環境構築をできるように」とお願いしました。
完成後、DOCKER_SETUP.mdの手順書が生成されましたので、zipファイルをダウンロードし、手順にそって立ち上げていきました。

5. 生成された技術スタックについて
React + Node.js (Express) + MySQL の構成で、TypeScriptとtRPCにより型安全なフルスタックアプリケーションとなっていました。
詳細な技術スタック(クリックして展開)
フロントエンド
- フレームワーク: React 19.2.1 + TypeScript
- ビルドツール: Vite 7.x
- ルーティング: Wouter 3.x(React用の軽量ルーター)
- API通信: tRPC 11.x(型安全なAPIクライアント)
- 状態管理・データフェッチング: TanStack Query (React Query) 5.x
- スタイリング: Tailwind CSS 4.x
- UIコンポーネント: Radix UI(アクセシブルなプリミティブ)
- フォーム管理: React Hook Form + Zod(バリデーション)
バックエンド
- ランタイム: Node.js
- Webフレームワーク: Express 4.x
- 言語: TypeScript
- API層: tRPC 11.x(型安全なAPIエンドポイント)
- 実行環境: tsx(開発時)
データベース
- DBMS: MySQL 8.0
- ORM: Drizzle ORM 0.44.x
- マイグレーション: Drizzle Kit 0.31.x
開発環境・ツール
- コンテナ: Docker & Docker Compose
- パッケージマネージャー: pnpm 10.x
- テスト: Vitest 2.x
- フォーマッター: Prettier
アーキテクチャの特徴
-
モノレポ構成: フロントエンド(
client/)、バックエンド(server/)、共有コード(shared/)を同一リポジトリで管理 - フルスタック型安全性: TypeScript + tRPC でエンドツーエンドの型安全性
- 統合サーバー: 開発・本番ともに、ExpressサーバーがtRPC APIとフロントエンド(開発時はVite、本番は静的ファイル)を提供
単に「動くコードを書いた」だけでなく、「React 19」「Radix」「Tailwind CSS」「Drizzle ORM」など、最近のトレンドが選定されていて驚きました。
余談ですが、前職でNext.jsを使用していたので、それを使わない理由を聞いてみたところ、Next.jsの最大の強みである「SSR(サーバーサイドレンダリング)」によるSEO対策を、今回のタスクではする必要がなかったということと、複雑性が増すので採用していないとのことでした。Next.jsはここ数年で大きなアップデートも多かったですし、生成AI側としては積極的に採用はしたくないのでしょうね。
所感
『タスク管理アプリを作って』の一言でここまで動くものができるとは驚きです。
一方で、細かい仕様調整を繰り返すとすぐにクレジット上限に達するため、実務で使うなら『最初のプロンプトでいかに詳細な要件を渡せるか』が鍵になりそうです。
今回は無料プランの範囲でということで、あまり何度も追加指示等はできなかったです(アプリ初回作成(1回)+Docker化の指示(1回)+軽微な修正(2回)で、だいたい初回無料分のクレジットを使い切りました)。1つのアプリを作り切るなら無料枠で十分ですが、試行錯誤するには少し足りない印象です。
毎日300クレジットまでは無料利用可能なので、明日以降また気が向いた時に少しずつ触って調べていこうと思います。
また、他のAIツールとの違いなども気になるので、今後はそのような記事も書けたら良いなと思います。
以上です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!


