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ローカルPCにMicrosoft Cognitive Toolkit環境を構築する

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はじめに

Microsoft Cognitive Toolkit とは、Microsoft主導のDeep Learningのフレームワークです。以前は「CNTK」と呼ばれていたため、こちらの方が定着しているかもしれません。
同様な機能を提供する製品として、「TensorFlow」「Chainer」「DSSTNE」「Caffe」などが有名で、マイナー感は否めませんがスピードとスケーラビリティ面で優れています。

インストール環境
OS:Windows 10 Enterprise (1803)
GPU無し

インストール

Microsoft Cognitive Toolkit から自分の環境にあったパッケージをダウンロードします。
私の環境は、GPUなしなのでCPUのみのバイナリパッケージをダウンロードしました。

GPU版はNVIDIAのグラフィックカードに対応しています。GPUを利用する場合は、最新のドライバーも合わせてインストールしましょう。

ダウンロードしたzipを任意のパスに展開したら、手順に従ってコマンドプロンプトからbatを実行します。

c:\local\CNTK-2-6\cntk\Scripts\install\windows\install.bat

インターネットから必要なコンポーネントダウンロードするため、インターネット接続が必要です。
環境にもよりますが、インストールには非常に時間がかかるので時間に余裕がある時にやりましょう。(筆者は60分くらいかかりました。)
既にAnaconda,pythonの環境がある場合注意が必要です。素直にbat実行すると新規でAnaconda,python環境をインストールしようとしてしまいます。

CNTK Python環境を使用するにあたり

CNTK Python環境を使用するためには、下記スクリプトを実行してCNTK環境をアクティブにする必要があります。

c:\local\CNTK-2-6\cntk\scripts\cntkpy35.bat

あとは、Examplesの中にサンプルがあるので、適当に遊んでみましょう。

まとめ

python,Anacondaなど未経験の私でも簡単にインストールでき、物体認識のサンプルを動作確認までできたので、それほどハードルは高くない印象です。
PCスペックがプアなので、学習にかなり時間がかかってしまっているので、もう少し遊んでみて慣れてきたらAzureに環境構築してみたいと思います。

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