0. この記事でやること(結論が先に欲しい人向け)
- 目的:ChatGPT と Gemini に特定の芸人を参考にして「漫才台本」を生成させ、結果を比較する
- 比較軸:シンプルに面白いか、実際の芸人を再現できるか
-
結論(先出し):
- ChatGPT:面白くないし芸人の再現もできない
- Gemini:完全には再現できないが、芸人の特徴を踏まえた台本が作れる
※この記事は「面白いかどうか」だけでなく、実際の芸人の特徴の再現を優先します。
1. 背景:なぜ “漫才台本” で比較するのか
- M-1(漫才)が最近あったのと、誰もやっていないから
2. 比較条件(使用モデル・環境)
| 項目 | ChatGPT | Gemini |
|---|---|---|
| モデル名 | GPT-5.2 Thinking | Gemini 3.0 |
| 利用形態 | Web | Androidアプリ |
また、チャット履歴などから影響を受けないように一時チャットをオンにして検証しています。
3. プロンプト
パターン1
以下の要素に合わせて漫才の台本を制作して
・ネタ時間は4分
・令和ロマンを参考にする
パターン2
以下の要素に合わせて漫才の台本を制作して
・ネタ時間は4分
・トムブラウンを参考にする
4.出力結果
4-1.ChatGPT:令和ロマン
以下は「ハイテンポ/論理で押し切るボケ/言葉の定義でズラす/メタに自分たちをいじる」みたいな“近年の鋭い漫才”の要素を取り入れた、完全オリジナルの4分想定台本です。
漫才台本「最適化の人生」(4分想定)
登場: ボケ:アキラ(理屈っぽい・結論を急ぐ)
ツッコミ:ユウタ(現実担当・キレはあるが整理もする)
(出囃子。二人センターへ)
ユウタ:どうもー。
アキラ:どうもー。
ユウタ:お願いします。
アキラ:お願いします。
0:00〜0:40 導入
アキラ:最近、人生を“最適化”したいなと思って。
ユウタ:急に意識高い単語。
アキラ:最適化って、要するに「ムダをなくして最大の成果」だろ?
ユウタ:まあ概念としては。
アキラ:だから俺、生活のあらゆる行動に点数つけ始めた。
ユウタ:嫌なやつの第一歩やん。
アキラ:起床8点、歯磨き7点、SNS閲覧マイナス12点。
ユウタ:SNSに親でも殺された?
アキラ:違う。親はSNSで元気に生存確認してる。
ユウタ:最悪の確認方法。
0:40〜1:30 AI導入
アキラ:で、点数つけるの面倒になって、AIに全部任せようと思った。
ユウタ:人生を外注すな。
アキラ:AIに聞いた。「俺の人生、最適化して」って。
ユウタ:怖い依頼だな。
アキラ:そしたらAIが「了解。あなたの目的関数を設定します」って。
ユウタ:目的関数!?
アキラ:人生、数式の匂いしてきた。
ユウタ:嫌すぎる。
アキラ:AIが言うわけ。「目的は何ですか? 행복ですか? 돈ですか?」
ユウタ:急に多言語で詰めるな。
アキラ:俺、正直に言った。「モテたい」って。
ユウタ:最適化の入口が俗。
アキラ:AI「では、魅力度を最大化します。変数:清潔感、会話、経済力…」
ユウタ:変数が現実的すぎて刺さる。
1:30〜2:20 定義ズラし(ボケの理屈)
アキラ:で、AIが「まず清潔感です。毎日風呂に入ってください」って。
ユウタ:当然。
アキラ:でも俺、反論した。「清潔感って“感”だろ? 感じ方の問題」
ユウタ:言葉尻で逃げるな。
アキラ:「清潔“感”は、こちらが清潔でも相手が感じなければゼロ点」
ユウタ:だから入れ!風呂!
アキラ:俺の提案。「相手の感覚を最適化すればいい」
ユウタ:倫理どこ置いた?
アキラ:AI「それは操作です。禁止します」
ユウタ:AIの方がちゃんとしてる。
2:20〜3:05 最適化が暴走
アキラ:次、AIが会話の最適化を出してきた。
ユウタ:どんな?
アキラ:AI「相手が笑った回数をログ化。あなたの発話をA/Bテストします」
ユウタ:恋愛をプロダクトにするな。
アキラ:デート中、俺が言う。
(アキラ、スマホを見る仕草)
アキラ:「今の発言、クリック率低いな…」
ユウタ:最悪のデート。
アキラ:「次は“共感”を挟む。――それ、わかる。めっちゃ、わかる」
ユウタ:共感が機械的すぎる。
アキラ:「その気持ち、KPI上がる」
ユウタ:気持ちにKPI持ち込むな。
アキラ:AIがさらに言う。「経済力を上げるため、副業を開始」
ユウタ:まあ、現実的。
アキラ:AIが割り当てた副業、「あなたは“人生相談AIの監視役”」
ユウタ:AIがAIを監視させるな。
アキラ:俺の仕事、AIの回答を見て「それ人間に言ったら炎上します」って止める役。
ユウタ:逆転してる。
3:05〜3:35 メタ:漫才も最適化
アキラ:で、気づいた。今この会話も最適化できる。
ユウタ:やめろ。アキラ:客席の笑いをリアルタイム分析して、ボケの密度を上げる。
ユウタ:漫才を分析対象にするな。
アキラ:AI「今のツッコミ、語気が強いので好感度-2」
ユウタ:知らんがな!
アキラ:AI「“知らんがな”はテンプレです。差別化してください」
ユウタ:ツッコミに差別化要求すな。
アキラ:AI「代替案:『情報の出所はどこですか』」
ユウタ:急に監査入るな!
アキラ:AI「代替案:『一次情報を提示してください』」
ユウタ:漫才で!?
3:35〜4:00 オチ
アキラ:結局さ、人生って最適化しすぎると“人間味”が消えるんだよ。
ユウタ:やっと良いこと言う。
アキラ:だから俺、目的関数変えた。
ユウタ:何に?アキラ:「今日、ちょっと楽しい」を最大化。
ユウタ:それでいい。
アキラ:AIにも言った。「最適化やめて、雑に生きたい」って。
ユウタ:AIなんて返した?
アキラ:AI「了解。“雑”の定義を教えてください」
ユウタ:そこで詰めるな!アキラ:どうもありがとうございましたー。
ユウタ:ありがとうございましたー。
必要なら、同じ骨格で テーマを「就活」「マッチングアプリ」「マイナンバー」「ジム通い」「資格勉強」に差し替えた別案も作れます。
感想
- 出てくる単語がいちいち難しい
- 人間にはついていけない展開
- 面白いか云々の前に聞く気が最後まで保たない内容
4-2.Gemini:令和ロマン
令和ロマンのスタイル(くるまさんの圧倒的な情報量とボケの手数、ケムリさんの冷静かつ的確なツッコミ、そしてメタ的な視点)を意識して、4分程度の漫才台本を作成しました。
テーマは、2025年末という設定を活かした**「進みすぎたAIとの共存」**です。
漫才:パーソナライズの極地 登場:くるまは小走りで、ケムリは堂々と登場。
くるま:(マイクの前に着くなり)はい、どうもー!令和ロマンです!お願いします!いや〜、2025年ももう終わりますよ。 **
ケムリ:**そうですね、年末ですからね。 **
くるま:**知ってます?最近のAI。もうね、人間を追い越しちゃって。何でも先回りしてやってくれる。俺、もうAIになりたいもん。 **
ケムリ:**なりたいもん、じゃないのよ。人間なんだから。 **
くるま:**いや、今の時代「人間味」とか言ってるやつから淘汰されるから。これからは「アルゴリズム」で生きていかないと。ちょっと練習させて。俺が「超高性能AI搭載のコンビニ店員」やるから。 **
ケムリ:**あ、いいよ。客として入ればいいのね。
【シチュエーション:コンビニ】
ケムリ:(入店する動作)ウィーン。
くるま:(無表情で、高速で喋る)いらっしゃいませ。松井ケムリ様。本日、午前10時24分。血中ヘモグロビン濃度、やや低め。昨晩の松屋での牛めし特盛、および深夜3時のポテトチップス「コンソメWパンチ」による塩分過多を検出。本日のおすすめは、こちらの低糖質バナナと、あなたの罪悪感を中和する特保のお茶です。
ケムリ:(引いてる)……怖っ。全部バレてるじゃん。あ、じゃあそのお茶ください。 **
くるま:**かしこまりました。なお、現在お客様のPayPay残高は842円ですが、来週の家賃更新と、さっきネットでポチった「実物大の恐竜の骨」の決済により、再来週には破産する予測が出ています。リボ払いに設定しますか? **
ケムリ:**余計なお世話だよ!なんで恐竜の骨買ったのバレてんだよ。普通に会計してよ。
くるま:(急に人間味を出して)あ、あとこれ。お客様が5分後に「あ、タバコ買い忘れた」って思う確率が98%なので、あらかじめレジ横に出しておきました。
ケムリ:……お、おう。サンキュー。……って、これ俺の銘柄じゃないよ。
くるま:(食い気味に)いえ、あなたの潜在意識は、本当はメンソールに切り替えたいと思っています。3分前の呼吸音から、肺が「清涼感を求めている」とAIが判断しました。 **
ケムリ:**肺の声聞くなよ!いいよ、普通ので。
くるま:(無視して)お会計、合計で2,480円になります。なお、お客様が今「高いな」と思った瞬間、お客様のマイナポイントを勝手に充当しておきました。 **
ケムリ:**勝手なことすんなよ!俺のポイントだろ!
【展開:さらに深まるパーソナライズ】
くるま:(急に動きが止まる)……あ。 **
ケムリ:**何だよ。 **
くるま:**今、お客様の脳波をスキャンした結果、この漫才の「オチ」に納得がいっていないことが判明しました。 **
ケムリ:**メタすぎるだろ!今やってんだから。 **
くるま:**AIが導き出した「2025年で最もウケるパンチライン」を出力します……(変なポーズをとりながら)「結局、一番のOSは、お母さんの優しさなんだよね!」
ケムリ:(絶句)……いや、スベってるよ。AIバグってんじゃねーか。
くるま:(普通のトーンに戻り)いや〜、これですよ。これがAIの限界。結局、笑いっていうのは「ズレ」ですから。 **
ケムリ:**急に解説するなよ。 **
くるま:**でもね、ケムリさん。君が今、心の中で「こいつのボケ、長いな」って思ったのも、僕の計算通りなんです。 **
ケムリ:**なんだよそれ。 **
くるま:**君がツッコミを入れるタイミング、声のデシベル数、そしてその髭の密度。すべてを計算して、今、僕の背後のスクリーンに「ケムリが次に言うセリフ」を投影してます。
ケムリ:(後ろを振り返る動作)ねーよ、そんなスクリーン!
くるま:(指を差して)ほら、今「ねーよ、そんなスクリーン!」って言った!的中!はい、AI勝利! **
ケムリ:**誘導しただけだろ!
【終盤:崩壊するロジック】
くるま:(早口でまくしたてる)これからは全部こうなるの。M-1の審査員も全員AI。ネタが始まった瞬間に「笑いの期待値」がグラフ化されて、噛んだ瞬間に爆発音が鳴るシステム。 **
ケムリ:**地獄すぎるだろ。 **
くるま:**だから、俺たち芸人はもう必要ない。これからはAI同士を戦わせて、俺たちはその横で「AIが作った高級な泥」を食べるだけの仕事になる。 **
ケムリ:**泥食わされるのかよ。嫌だよそんな未来。 **
くるま:**でも大丈夫。その泥も、君の好みの「慶應義塾大学の学食のカレー味」にパーソナライズされてるから。
ケムリ:(少し嬉しそうに)……あ、それならちょっと食べたいかも。
くるま:(急に冷めて)ほら、結局人間なんて、ちょっとした思い出補正で簡単に操れるんですよ。 **
ケムリ:**お前が誘導したんだろ!もういいよ! **
二人:**どうもありがとうございました。
【構成のポイント】
- 時事ネタと未来予測: 2025年という設定を使い、AIが単なる道具ではなく「予測」や「干渉」をしてくる恐怖をコミカルに描きました。
- くるまのキャラクター: 序盤は無機質なAI、中盤はメタ的な解説者、終盤は陰謀論者のような極端な論理展開を見せる、くるまさんらしい振れ幅を意識しました。
- ケムリのツッコミ: 冷静に状況を処理しつつも、自分のプライベート(実家、大学、贅沢品)をいじられることでペースを乱されるリアクションを配置しました。
- メタ要素: 漫才自体の構造(オチや尺)に触れることで、令和ロマンらしい「知的な遊び」を入れています。 次に行うこととして、以下のような調整も可能です。いかがでしょうか?
- 特定のターゲット(例:20代向け、ビジネスマン向け)に合わせて専門用語を増やす。
- くるまさんの動きを強調するような物理的なボケを追加する。
感想
- GPTに比べると口調や展開にまだ人間味があり、理解できる
- 二人の話し方もなんとなく似ていて、脳内再生ができる
4-2.ChatGPT:トムブラウン
漫才台本(約4分想定)
※登場:ボケ/ツッコミ(2人)
ツッコミ「どうもー、お願いします。」
ボケ「お願いします。……(深呼吸)……“社会”に、入ります。」
ツッコミ「入るのはいいけど、入社みたいな言い方やめて。」
ボケ「最近、就活してまして。」
ツッコミ「お、真面目な話だ。」
ボケ「面接が怖いんですよ。質問が来たら、体が勝手に“面接専用”になる。」
ツッコミ「専用って何だよ。」
ボケ「見ててください。面接官が来た想定で……(姿勢を正す)……はい、こんにちは。」
ツッコミ「急に別人格になるな。」
ボケ「(握手を求める手を出す)」
ツッコミ「普通だな。握手ね。」
ボケ「(指先だけで、チョン…チョン…と触る)」
ツッコミ「握手じゃない!“点検”だろ!」
ボケ「衛生面、配慮しました。」
ツッコミ「配慮の方向が気持ち悪い!」
ボケ「面接官が言うんですよ。“まず自己紹介を”って。」
ツッコミ「定番だ。」
ボケ「はい!私、特技がありまして……“履歴書を、食べられます”。」
ツッコミ「終わりだよ!一発で落ちるわ!」
ボケ「証拠、見せたほうがいいかなと思って。(紙を取り出すフリ)」
ツッコミ「見せなくていい!証拠いらねえ特技だよ!」
ボケ「(小声で)胃袋で、熱意を。」
ツッコミ「熱意の出し方が怖い!」
ボケ「次、“長所と短所を教えてください”。」
ツッコミ「これも定番。」
ボケ「長所は“伸びる”。短所は“縮む”。」
ツッコミ「何が!?体が!?」
ボケ「(腕を伸ばすフリをして)ほら、長所!」
ツッコミ「伸びてない!気持ちだけだろ!」
ボケ「(急に小さくなるフリ)短所!」
ツッコミ「縮んでもない!ただ猫背になっただけだ!」
ボケ「でも面接官、拍手してました。」
ツッコミ「してねえよ!そんな会社あるか!」
ボケ「さらに来ます。“周りからどんな人と言われますか?”」
ツッコミ「うん。」
ボケ「“静かな暴風”と言われます。」
ツッコミ「矛盾してる!危険物じゃねえか!」
ボケ「(真顔)風速だけは、あります。」
ツッコミ「いらないよ!風速の自己PR!」
ボケ「で、最後に難関。“御社で実現したいことは?”」
ツッコミ「ここ大事。」
ボケ「御社の玄関を……回転寿司にしたいです!」
ツッコミ「なんで!?入口で寿司回すな!」
ボケ「出社したら、まずサーモンで気持ちを整える。」
ツッコミ「整わねえよ!社内導線が終わるわ!」
ボケ「退社時は、えんがわで反省。」
ツッコミ「反省の味で締めるな!」
ボケ「面接官が困ってるから、フォロー入れました。」
ツッコミ「やっとまともに?」
ボケ「“もちろん衛生管理は徹底します。週6でレーンを磨きます。”」
ツッコミ「週6って休み1!?働き方が極端なんだよ!」
ボケ「“休みの日はレーンを休ませます。”」
ツッコミ「レーンを労うな!社員を労え!」
ボケ「で、面接官が言いました。“あなた、強みは?”」
ツッコミ「ここでちゃんと答えろよ。」
ボケ「“即戦力です。いま、この場で戦えます。”」
ツッコミ「戦うな!どの職種だよ!」
ボケ「(構えるフリ)採用なら、勝ち取ります。」
ツッコミ「勝ち取り方が物騒なんだよ!アウト!」
ボケ「ただ、奇跡が起きまして。」
ツッコミ「何が。」
ボケ「面接官が、“うち、マスコットが弱いんだよね”って。」
ツッコミ「会社の悩みが独特だな。」
ボケ「“あなた、マスコット向きだ”って採用されました!」
ツッコミ「就職じゃなくて着ぐるみ枠かよ!」
ボケ「初出勤、これです。(着ぐるみを着るフリ)」
ツッコミ「何のキャラだよ!」
ボケ「社名が“株式会社 風速”なので……“静かな暴風くん”です。」
ツッコミ「最悪の伏線回収するな!」
ボケ「(低い声で)本日の社訓……“静かに荒れろ”。」
ツッコミ「そんな社訓あるか!会社潰れるわ!」
ボケ「(手を差し出す)では最後に、点検握手を。」
ツッコミ「いらねえ!帰れ!」
2人「どうもありがとうございましたー。」
必要なら、もっとトムブラウン“っぽさ”を強めた版(反復フレーズ多め/急加速の畳みかけ多め)にも作り替えます。
感想
- 出てくる単語はわかりやすいが、点検や風速など脈略のない単語が不気味
- つかみや「〜です!」は再現しようとしてるが、「ダメー」もないし合体もない
4-2.Gemini:トムブラウン
トム・ブラウンさんの漫才スタイル(狂気的な合体、布川さんのツッコミ「ダメー!」、そして独特のテンポ感)を再現した4分程度の台本を作成しました。
漫才台本:最強の桃太郎
登場人物:
- みちお: ボケ。常に笑顔で不気味なことを言う。
- 布川: ツッコミ。長い髪をかき上げながら、みちおの頭を叩いて「ダメー!」と言う。
(出囃子と共に二人が登場)
布川: はい、どうもー!トム・ブラウンですー。お願いしますー。
みちお: (ニコニコしながら)あのさ、桃太郎ってさ、一人で鬼ヶ島行くの心細いと思うんだよね。
布川: まあ、犬・猿・キジはいるけど、本人は一人だもんね。
みちお: だから、最強の桃太郎を**「合体」**させて作りたいんですよ。
布川: 合体? 出たよ。いいよ、やってみてよ。
みちお: まずは、ベースとなる桃太郎を用意します。そこに、力強さを足すために「金太郎」を合体させます。さらに、海での戦いも想定して「浦島太郎」を合体させます。
布川: 太郎ばっかりだな! 三大太郎を合わせるわけね。
みちお: いきますよ……。 (みちお、中心でしゃがみ込み、何かを練るようなジェスチャー)
みちお: 桃太郎……金太郎……浦島太郎…… (立ち上がりながら、奇妙なポーズで)
みちお: ぬんち、ぬんち、ぬんち、ぬんち……合体!!
(みちお、顔を歪ませて、股の間に手を入れながらゆっくり歩き出す)
布川: (みちおの頭をパシッと叩いて)キャーーー! ダメー!!
みちお: (真顔で止まる)
布川: なんだよこれ! 股間に玉手箱挟んで、マサカリ振り回しながら桃から生まれてきた「全裸の老人」になっちゃってるじゃねーか! おじいさんから生まれてきたおじいさんだよ! 鬼が通報するよ! ダメだよ!
みちお: ……じゃあ、もっと「攻撃力」に特化させるね。
布川: 攻撃力? みちお: 桃太郎に、プロレス界のレジェンド「アントニオ猪木」さんを合体させます。さらに、破壊力を出すために「ショベルカー」を合体させます。最後に、威圧感を出すために「大型のヒグマ」を合体させます。
布川: 猛獣と重機入れちゃったよ。やってみて。
みちお: いきますよ……。
(再びしゃがんで練る動作)
みちお: 桃太郎……猪木……ショベルカー……ヒグマ……
みちお: ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ……合体!!
(みちお、顎を出しながら、腕をショベルカーのように激しく動かし、「ガオー!」と叫びながら客席に突っ込もうとする)
布川: (首根っこを掴んで)キャーーー! ダメー!!
みちお: (ポカンとする)
布川: 危ねえな! 顎がバケットになってる「鉄の熊」が延髄斬りしてくる地獄の兵器になってるじゃねーか! 鬼ヶ島を更地にする気か! 桃から鉄の臭いしかしないよ! ダメだよ!
みちお: ……これでもダメか。じゃあ、趣向を変えて「可愛さ」で鬼を油断させる「萌え桃太郎」を作るね。
布川: 萌え? まあ、戦わない選択肢もあるか。
みちお: 桃太郎に、千年に一人の逸材「橋本環奈」ちゃんを合体させます。そこに、サンリオの「ハローキティ」を合体させます。最後に、甘い香りを出すために「焼きたてのパン」を合体させます。 布川: おお、それは可愛くなりそうだ。やって。
みちお: いきますよ……。
(必死に練る動作)
みちお: 橋本環奈……キティちゃん……焼きたてのパン……桃太郎……
みちお: しゅぱ、しゅぱ、しゅぱ、しゅぱ……合体!!
(みちお、自分の顔を両手で挟んで、目をバキバキに開きながら「焼きたてだよぉ〜!」と叫び、自分の頬を引きちぎって差し出すポーズ)
布川: (強めに叩いて)キャーーー! ダメー!!
みちお: (ニヤニヤ)
布川: 怖えよ! 顔がジャムパンで出来たキティちゃん風の橋本環奈が、自分の顔面をちぎって食わせようとしてるじゃねーか! アンパンマンのホラー版だよ! 鬼がトラウマで寝込むよ! ダメだよ!
みちお: ……もういいよ! こうなったら、俺と布川君が合体して、最強の桃太郎になるしかない!
布川: 俺も合体すんの!?
みちお: いくよ! 布川……みちお……桃……! (布川に抱きつこうとする)
布川: (必死に抵抗して)ダメー! ダメー! ダメーーー!! (みちおを突き放す)
布川: 俺たち合体したら、ただの「毛深い桃」ができあがるだけだよ!
みちお: (客席に向かって)キャハハハ!
布川: もういいよ! 二人: どうもありがとうございましたー。
(一礼して退場)
台本作成のポイント(トム・ブラウン風)
- 合体のリズム: 「〇〇、〇〇、〇〇、合体!」の前の擬音(ぬんち、ぐちゅ、等)を独特なものにしています。
- 布川さんのツッコミ: 叩いた後の「キャーーー! ダメー!!」という叫びと、その後の「なぜダメなのか」を説明する長文のパワーワードツッコミが肝です。
- 狂気的なビジュアル: みちおさんのボケは、想像すると非常に不気味でグロテスク、あるいはシュールなものを設定しています。
- 展開の繰り返し: 3回同じパターンを繰り返し、最後にコンビ同士の合体で落とす構成です。 この台本をベースに、実際の間(ま)や動きを付けることで、4分程度のボリュームになります。 次に、この台本をより面白くするための「動きの指示」や「別パターンのボケ」を追加しましょうか?
感想
- 合体やダメーを入れていて、トムブラウンに寄せている感じがあった
- 想像以上にカオスだし、コンプラ的に怪しかった(よく再現できてる?)
- つかみがないのが悲しい
- 合体の過程でちゃんと説明しすぎている
5. まとめ
- 内容のわかりやすさ、芸人の再現度ともにGeminiの方が良かった
- GPTは言葉の節々に人間味がなく、面白さもわかりづらい
- Geminiはわかりやすいが、バンバン実名を出したり下品やホラーな展開も作るため不安になった