1.統合システム運用管理 JP1とは何か
システムの運用・保守に携わった経験のある方は既にご存知かと思いますが
システムの運用管理ソフトであり、稼働状況把握、業務の自動化などを
統合的に行うことのできる製品です。
私の経験則ではありますが、一般的に言われる大企業で多く使用されている
イメージが強くあります。
JP1は主に以下4つに分類され、役割別に各種製品が提供されています。
●Intelligence
└統合管理★
└ITサービス管理
└IT運用自動化
●Intelligent Monitoring
└インフラストラクチャ管理
└パフォーマンス管理★
└ネットワーク管理★
●Intelligent Automation
└ジョブ管理★
└バックアップ管理
●Intelligent Governance
└資産・配布管理
└セキュリティ管理
※主に導入されるものには「★」を記載しています。
2.具体的にどのような場面で使用するか
上記にて役割別に分類されたものを挙げさせていただきましたが
中でも最も利用されているのが、ジョブ管理製品(JP1/AJS3) かと思われます。
主に定例業務の自動化を図る製品となります。
例)
・日次で行う各拠点ごとの集計処理を夜間に自動化
・月次で行う定期バックアップ処理を自動化 など
ここで疑問に思われるのではないでしょうか。
Windowsであればタスクスケジューラーでいいのではないか
Linuxであればcronを使用すればいいのではないか
確かにその通りだと思います。
ジョブ管理という観点のみで考えると各OSの機能などで満たせる要件かと思いますが
ジョブ管理製品の他にも、システムを一元管理させるような製品が多くあります。
※処理を行うサーバのみではなく、システム全体を管理するイメージを
持っていただければと思います。
同業他社製品(Zabbix、Hinemos など)が数多くありますが、
その中でもJP1は国内シェア率約27%と
トップクラスのシェア率をキープしています。
一般的に名の知れている中小企業、大企業では導入されているところも
多いかと思います。
3.おわりに
初回ということでものすごく簡単にJP1について記載しました。
(内容ありませんが許してください・・・)
需要があるかどうかはわかりませんが、次回からは主要製品についてまとめます。
また、業務で最も使用されているであろうJP1/AJS3のジョブの組み方~トラブルの
対応に至るまでを、まとめていきたいと思います。