■目的

ファイルサーバとしてS3を利用する場合，古いファイルは消して節約を図りたいです．
その際に取る方法とてして，

１．シェルで定期的に消す
２．S3のLifeCycle設定を利用

2の場合，短い期間は設定できず，30日は残さないといけません．
まぁ，30日あった方が良いので，S3を使うなら極力LifeCycleを設定する方向で．

■設定方法

LifeCycleを設定する対象には，

バケット全体とバケットの中の一部

があります．

前者は，何も考えずそのまま設定で良いですが，後者の場合はPrefixを用いて設定します．

例）imagesディレクトリ以下を対象とする．
あるバケットに，imagesのディレクトリがあって，そこにたまっている画像は30日過ぎれば消す仕様とします．ただし，そのバケットには他にも，worksやらlogsやら色々ある状況です．
（logsも消せよって話はおいておいて）

その場合設定する方法としては，

prefixの設定で，"images"を設定

することです．
この設定を行うことによって，同じバケットにあるworksやlogs以下は対象外となります．

過去LifeCycleを設定せずファイルを放置してきており，途中から設定を行った場合はどうなるのか？

試したところ，過去のファイルもルールが適用され，仮に90日でExpireであれば，90日前のファイルは削除されます．
なので途中でルールを設定しても，キチンと過去のファイルも適用してくれるので安心です．