システム日付や時刻の表記において、特にISO 8601形式で使用される「T」と「Z」について説明します。
T:
- 意味: 日付と時刻の区切りを示します。
- 使用例: 2024-12-02T14:30:00
- 詳細: ISO 8601形式では、日付と時刻を一つの文字列で表現する際に「T」を使用して日付部分と時刻部分を区切ります。例えば、「2024-12-02T14:30:00」は2024年12月2日の14時30分00秒を意味します。
Z:
- 意味: 協定世界時(UTC)を示します。
- 使用例: 2024-12-02T14:30:00Z
- 詳細: 「Z」は「Zulu time」(ズールータイム)の略で、UTC(Coordinated Universal Time、協定世界時)を表します。時刻の後に「Z」が付くことで、その時刻がUTCであることを示します。例えば、「2024-12-02T14:30:00Z」は2024年12月2日の14時30分00秒(UTC)を意味します。
例 - ローカル時刻: 2024-12-02T14:30:00
これは特定のタイムゾーンを示していないため、ローカル時刻として解釈されます。 - UTC時刻: 2024-12-02T14:30:00Z
これはUTCでの時刻を示しています。 - タイムゾーンの表記
オフセット付きの時刻: 2024-12-02T14:30:00+09:00
これはUTCからのオフセットを示しており、日本標準時(JST、UTC+9)での14時30分00秒を意味します。
まとめると、「T」は日付と時刻の区切りを示し、「Z」はその時刻がUTCであることを示します。これらはISO 8601形式での標準的な表記方法であり、国際的に広く使用されています。