はじめに
こんにちは。今回は感圧センサーのFSR402を入手したので、実際に使用してみます。
FSR402を使用した記事があまり見当たらなかったので、備忘録として配線写真や動作確認の様子をまとめました。
(電子工作は少しお休み中ですが、ランニング試験で動作確認しています…zzz)
FSR402って何?
FSR402はForce Sensing Resistorと呼ばれる圧力センサの一種です。
特徴はとてもシンプルで、圧力が強くなるほど抵抗値が小さくなるという性質を持っています。(いわゆる可変抵抗というやつです)
圧力をどうやって検出するのか?
FSR402単体では抵抗値が変わるだけなので、固定抵抗(今回は10kΩ)と組み合わせて分圧回路を作ります。
この分圧によって得られる電圧をArduinoのアナログ入力ピンに接続し、圧力の変化を数値として読み取ります。
使用部品
FSR402を動作させるにあたって必要なものです
- Arduino UNO
- FSR402
- 抵抗(10KΩ)
- ジャンパワイヤー
配線写真・ブレッドボードビュー
ソースコード
void setup() {
Serial.begin(9600);
}
void loop() {
float sensorValue = analogRead(A0);
Serial.print("weight = ");
Serial.print(sensorValue / 1024 * 200);
Serial.println(" N");
delay(200);
}
説明
- FSR402に圧力が掛かっていないときは、Arduinoの5VがそのままA0に入力され、読み出し値は最大(1024)になります
- 圧力が掛かるとFSR402の抵抗値が下がり、読み出し値が0〜1024の範囲で変化します
- 今回は最大200Nまで計測できるようにスケーリングして、シリアルモニタに圧力値を表示しています
動作確認
シリアルモニタに圧力値を表示しました。
FSR402を押すと数値が変化することを確認できます。

まとめ
今回FSR402を使ってみて、「可変抵抗ってこういうことか!」と理解できました。
なお、FSR402はアナログデータしか取得できないため、デジタルデータとして扱いたい場合はコンパレータ(LM393など)を利用する必要があるようです。

