はじめに
みなさんは、「Design Technologist」 という役割をご存知ですか?
最近では、エンジニアの中でもデザインやフロントエンドを強みとして、デザインエンジニアやUXエンジニアと名乗っている人が増えてきたように感じます。
そんな中で「Design Technologist」は、どのような役割で他の職種とどのように関わっているのでしょうか?
この記事では、そんな「Design Technologist」について紹介します!
Design Technologistとは?
Design Technologist は、デザイナーとエンジニアの中間にあるような職種で、デザインとエンジニアリングの両領域を理解して、その2つの領域のスキルを使って働く役割です。
主な業務は、プロダクト開発の「企画・調査〜デザイン・設計〜開発・リリース」のフロー全体的に関わり、デザインスキルと開発スキルを用いて、ユーザー体験の向上することです。
その中でQiitaの Design Technologist は、以下のようなことを行なっています。
- UXを向上させること
- アクセシビリティを向上させること
- ユーザーの声を反映させること
他の職種との違い
デザインとエンジニアリングの両領域を理解し、強みとして働いている職種として、「デザインエンジニア」と「UXエンジニア」という職種もあります。
※ 実際の業務内容は、組織によって違う可能性があります。
⚪︎ デザインエンジニア
デザインエンジニアは、製品の外観や物理的な機能の設計とハードウェアのエンジニアリングの領域を専門とする役割です。 そのため、Design Technologist とは扱っている内容が違います。
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Design Technologist
- ウェブ技術やインタラクティブ技術を活用して、ユーザー体験を向上させるプロトタイプや製品を開発する
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デザインエンジニア
- 物理的な製品の設計において、美学と機能性を融合させる
- 物理的な要素(製品の外観、材料選び、構造設計)に重点を置き、製品が市場で成功するためのエンジニアリングとデザインの両方の知識を有している
⚪︎ UXエンジニア
UXエンジニアは、デザイナーと協力して、プロダクトのユーザー体験(UX)を開発するエンジニアです。そのため、Design Technologist とは、業務範囲が変わってきます。
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Design Technologist
- 目的に応じて、「企画・調査〜デザイン・設計〜開発・リリース」までを幅広くで担当する
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デザインエンジニア
- プロダクトのユーザー体験(UX)を向上させるための開発を担当する
- UXに重点を置き、ユーザーテストで検証されたデザインを具体的なプロダクトに反映させるためのエンジニアリングとデザインの両方の知識を有して要る
まとめ
この記事では、「Design Technologist」という職種に焦点を当て、その役割と他の職種との違いについて詳しく掘り下げました。
Design Technologistはデザインとエンジニアリングの知識を兼ね備え、デジタルプロダクトのユーザー体験を向上させるために、プロダクト開発の全フェーズにわたって関与します。
また、Design Technologistは、プロダクト開発でユニークな役割を果たし、革新的なユーザー体験を生み出すための橋渡し役として活躍しています。これからのデジタルプロダクト開発において、彼らの役割はさらに重要になると思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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