QMK薙刀式をRemap対応する方法

Keyboard Quantizer rev4(KQ4)に
QMK薙刀式を組み込んでみた。

調べていくうちにQMK薙刀式をRemap対応すれば
パソコン ~ KQ4(薙刀式) ~ USBキーボード
の組み合わせで繋ぐことができる。

色々と試した結果、出来た。
https://github.com/deepprog/qmk_firmware/tree/rp2040/keyboards/keyboard_quantizer/rp/keymaps/naginata
に今回の修正したファイルがあります。

初期ファームウェアがコンパイルできる環境で
make keyboard_quantizer/rp:default:uf2
の代わりに
make keyboard_quantizer/rp:naginata:uf2
に変更します。

対応方法は、QMK薙刀式のレイヤーと、カスタムキーコードの値を固定化することで
Remapのカスタムキーから数値設定したキーを登録する。

naginata.h

//説明のため変更点を抜粋
typedef enum naginata_keycodes {
 //NG_Q = SAFE_RANGE, 
//SAFE_RANGEをやめてカスタムキーで
//使用されないでだろう0x5F50を開始値にする
  NG_Q = 0x5F50,
  NG_W, //0x5F51　Remapカスタムキーに対応する数値
  NG_E, //0x5F52
  NG_R, //0x5F53
  NG_T, //0x5F54
  NG_Y, //0x5F55
  NG_U, //0x5F56
  NG_I, //0x5F57
  NG_O, //0x5F58
  NG_P, //0x5F59

  NG_A, //0x5F5A
  NG_S, //0x5F5B
  NG_D, //0x5F5C
  NG_F, //0x5F5D
  NG_G, //0x5F5E
  NG_H, //0x5F5F
  NG_J, //0x5F60
  NG_K, //0x5F61
  NG_L, //0x5F62
  NG_SCLN, //0x5F63

  NG_Z, //0x5F64
  NG_X, //0x5F65
  NG_C, //0x5F66
  NG_V, //0x5F67
  NG_B, //0x5F68 
  NG_N, //0x5F69
  NG_M, //0x5F6A
  NG_COMM, //0x5F6B
  NG_DOT,  //0x5F6C
  NG_SLSH, //0x5F6D

  NG_SHFT,  //0x5F6E
  NG_SHFT2, //0x5F6F

  NG_ON,    //0x5F70
  NG_OFF,   //0x5F71
  NG_CLR,   //0x5F72
  NGSW_WIN, //0x5F73
  NGSW_MAC, //0x5F74
  NGSW_LNX, //0x5F75
  NG_MLV,   //0x5F76
  NG_SHOS,  //0x5F77
  NG_TAYO,  //0x5F78
  NG_KOTI,  //0x5F79

  NG_SAFE_RANGE, //0x5F7A //※１
} NGKEYS;

//#define NG_SAFE_RANGE SAFE_RANGE42//NG_SAFE_RANGEを※１に移動させる

enum keymap_layers {
_QWERTY = 0,
// 薙刀式
_NAGINATA = 1, // 薙刀式入力レイヤー　1
//Remapで設定するレイヤー番号に対応する。
// 薙刀式
_LOWER = 2,
_RAISE = 3,
};

keymap.c

//説明のため変更点を抜粋
enum custom_keycodes {
  EISU = NG_SAFE_RANGE, //0x5F7A
  KANA2,                //0x5F7B

  SPD_1, //0x5F7C
  SPD_2, //0x5F7D
  SPD_3, //0x5F7E
};

レイヤーとカスタムキーコードを固定したQMK Firmwareをコンパイルして
対応したレイヤーとカスタムキーをRemapで設定します。
その他は、自作キーボードにQMK薙刀式を
移植する手順と変わりません。

Keyboard Quantizer Bも同じ方法で
対応できるでしょう。

この方法はBMPのカスタムキーを
0x5E00から固定値で設定している方法を参考にしました。
0x5F50はBMPとも重ならない番号です。

動作検証はレイヤー0に２つカスタムキーを設定してます。
EISU = 0x5F7A 左altキーに
KANA2 = 0x5F7B　右altキーに設定しています。

右altキーで、薙刀式モードに
左altキーで、通常モードに戻ります。

追記

編集モードの入力が変？（対応済み）
編集モードで「」をタイプすると、数字が入力された

原因
ユニコードの直接入力にaltの同時押しを利用しているのを忘れていた。

altキーにを設定したため、うまく動いていなかった。
altキーを元に戻し仮にPrtScにKANA2を設定し
「」の入力とカッコ内にカーソルが移動を確認した。

対策
テストはRemap設定を終えてから動作確認をしましょう。

これは何をしているか　書き欠け途中

Keyboard Quantizer rev4
　USBキーボードのキー入力をカスタマイズできる機器
rev4のマイコンにはRP2040に変更しています。
詳しく下記のリンクから
https://github.com/sekigon-gonnoc/keyboard-quantizer-doc。

カナ配列「薙刀式」のQMK実装版を組み込む。

両方のプログラムを見ていて、
Keyboard Quantizer rev4は
　キーカスタマイズにはRemapで行う。

Remapの設定画面