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【ゆるっと情報セキュリティノート #02】公開鍵と秘密鍵、誰がどれを持ってどう使うの?

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こんにちは、decoponです。

「公開鍵と秘密鍵って、どっちがどっちで、誰が持ってて、いつ何のために使うの?」
セキュリティの勉強を始めたての頃、この辺りがまるで混乱の海でした🌊

  • 「そもそも“鍵を分ける”ってどういうこと?」
  • 「暗号化と復号で鍵が違うってどうして…?」
  • 「電子署名になるとさらに頭が追いつかない!」

私もそんな風に混乱していたので、今回は 「公開鍵暗号方式の概念」や「登場人物たちの関係性」 を、
図とたとえ話まじりでゆるっと整理してみたいと思います!


🗝️ 鍵の種類:まずは用語から整理

鍵の名前 持ち主 説明
公開鍵(Public Key) 誰でも手に入れてOK 相手に配ってもいい鍵です
秘密鍵(Private Key) 絶対に他人に見せない 自分だけが持っておく鍵です

この2つはセットで生成され、どちらかで暗号化すると、もう一方でしか復号できません。
それが公開鍵暗号方式の仕組みです🔄


✉️ 使い方①:安全にメッセージを送りたいとき(暗号通信)

登場人物:

  • 送信者:アリス
  • 受信者:ボブ(←カギの持ち主)

💡 やりたいこと:
アリスがボブにこっそりメッセージを送りたい!

💬 どうするか?

  1. ボブは自分の公開鍵をアリスに渡す
  2. アリスはその鍵でメッセージを暗号化
  3. ボブだけが持ってる秘密鍵で復号できる!

🎁 結果:アリスの思いはボブだけに届きました(ハッカーさんには読めません)


✍️ 使い方②:送信者が「私が書きました!」と証明したい(電子署名)

登場人物:

  • 送信者:アリス
  • 受信者:ボブ

💡 やりたいこと:
「このメッセージ、確かにアリスが書いたよ」と証明したい!

💬 どうするか?

  1. アリスが自分の秘密鍵で署名を作成(=“暗号”をかける)
  2. ボブはアリスの公開鍵で復号して確認
  3. 開けたら「あ、本当にアリスしか書けないやつだ」と納得!

🎁 結果:改ざんされてない&本人が書いたと証明できた!


😵 ややこしいポイントと覚え方

  • 「暗号化」は相手の公開鍵を使う(相手しか読めない)
  • 「署名」は自分の秘密鍵を使う(誰でも検証できる)

🔁つまりこう👇

目的 誰の鍵を使う? 使うのは…?
内容の秘密を守りたい 相手の公開鍵 自分が暗号化する
自分が書いたと証明したい 自分の秘密鍵(署名)+公開鍵(検証) 自分が署名、相手が検証

🧠 おわりに:カギの持ち主と使い方を整理するだけで、世界が変わった

最初は「鍵?どれ?誰?」と何度も読み返していたのですが、
「誰が何をしたいのか」→「そのために誰の鍵を使うのか」
とシンプルに整理するだけで、一気に視界が晴れました。

電子署名は試験でも超定番の出題テーマなので、
迷わずに「はいはい、自分の秘密鍵で署名ですね!」と答えられるようにしておきたいですね😊


📗 次回予定
→ #03「パスワード攻撃いろいろ図解してみた」
ハッシュ総当たり、辞書攻撃、リバースブルートなど…


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