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デフエンジニアの会の成り立ちー中編ー

Last updated at Posted at 2022-12-27

この記事は「デフエンジニアの会の成り立ち ー前編ー」の続きです。

退職後の生活

退職後はまずは正社員として走り抜いて疲れた心と体を癒すため、アルバイトを探していた。
その時はプログラマーという仕事はもうしない、と決めていたものの、
それでもパソコンに可能性を見出していたので今後もパソコンを使った仕事がしたいと思い、それでデザイナーの仕事を探した。
もちろん、障害者雇用枠ではなく一般枠でひたすら探した。

バイトとして再就職

結果、これまた何社もの応募を経て大阪にあるデザイン事務所に採用が決まった。

そこでは主にサイト作成・ウェブサイトデザインを中心とした事務所でとてもアットホームな所だった。

チャットをはじめて知った

その事務所は男性10名女性10名のアットホームな所だったため、会話するときは皆でホワイトボードに筆談したり色々と楽しかった。

その時、ある人が
「ねえ、良いことを思いついたんだけど。
仕事中なども皆でチャットを使ってお話すればいいんじゃない?」と言ってくれた。

そして、そのお話は上司や社長にいき、結果、チャットが全員に取り入れられ、
その時から会議や朝礼などはみんなそのチャットでやってもらえることになった。

また昼食もみんなで輪になって食べていたが、チャットを取り入れてからは各自自分の机に座ってチャットしながら、時々顔を見合わせて笑い合いながら昼食の時間も楽しめるようになった。

ちなみに、前職ではチャットが取り入れておらず、全部紙ベースでの筆談だった。
(※会社によっては今もまだチャットが取り入れられていないところもある)

この筆談も本当にありがたかったのだけど、会議の時などはやはり追い付かないというデメリットもあった。
また、昼食の時間も食堂で筆談しながら食べるというのもなかなか大変で、それでその辺りちょっと難しいなと思っていた。
それだけに、チャットという形を取り入れれば全員で楽しめるのだということを知った時は本当にうれしかった。

やはり、テクノロジーの進化は聞こえない人も聞こえる人も救うことが出来ると思った。

デザイナーとしての採用のはずが

この事務所では人間関係も順風満帆でとても楽しかったのだが、仕事の面ではどうだったのかというと。

最初はWEBデザイナーとしての採用のはずが、1か月後くらいに徐々にプログラミングもお願いされるようになり・・・
気づいたらプログラミングもやっていた。

今はまだ1年目だから簡単な案件だけやっていればいいけど、これがもしまた難しくなっていったら・・?と思うと、このままではだめだと思った。
そして上司にお話ししたものの、人員不足だからとお願いされ気づいたらそのままプログラミングの仕事を続けていた。

また無職に

そしてまた無職に戻った。
また前のように技術的に追い付かずまたみんなに迷惑をかけるのではという恐怖が勝ってしまい、怖くなったのだ。

当時、祖母の体調があまり良くなく色々としていたというのもあるが、今思えば恐怖の方が勝ってしまったのだと思う。

それからはずっと他の会社で経理事務のアルバイトをしながら色々なことをやった。
全国一周をしたり、海外旅行をしたり・・・とにかくいろいろなことを経験した。

この頃は、「聞こえない人のための何かを作りたい」という夢は忘れていた。
ただ、今まで色々と大変なことばっかりだったので、とにかくそれを忘れて遊びたい、それだけだった。

そしてある日。「そうだ、東京に行こう。」
私は東京へ行くことを決めた。ずっと関西にいたため、他の世界を見たくなったというのもある。

よみがえったプログラミングへの気持ち

東京では一人暮らしをしながら金融事務の仕事をしていた。
そして色々と経験してきて気づいたことがあった。

私、本屋さんに行った時に気づいたらプログラミング書籍のコーナーに行ってるなぁ・・と。

そしてプログラミング書籍を眺めては「あー、あれ勉強してみたい!」「こんなのも出てきたんだ・・」とか色々と眺めてはウロウロしている私自身に気づいて、「私やっぱりまたプログラミングの世界に戻りたいのかなぁ」と思うようになった。

やはり、プログラミングの仕事をしていた時が一番楽しかった。
色々なことがあったけど、お客様の要望に応えて喜んでもらえること、
自分で考えて自分で開発してそれが仕上がった時の爽快感、
色々なことが忘れられなかった。

しかし、戻るにしてもやはり不安があった。それに、戻ったとしてもやっていけるのか?また体を壊すんじゃないかと思った。
それに、どうせきちんと学ぶこともできない・・・と思っていた。

それに、当時同じ関西にプログラマーの仕事をしている友達が1人もいなかったというのもある。
それで相談もできず不安に感じていた。

また戻る決心

それでも、いつも本屋さんに行ってはプログラミング書籍コーナーをうろうろとしてしまうぐらいなら、
もうやっちゃおう!戻っちゃおう!と決心した。

それに今は時代も変わり、スクールなどの対応も幾分かはマシになってるかも・・という若干の期待もあった。
そして、とにかく、あれこれ考えるよりはやってみないと分からない、と腹をくくりプログラミングの仕事に戻る決心をした。

後編へ続くhttps://qiita.com/deafengineers/items/d0142319c82573774750

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