はじめに
突然ですが、みなさんは DataMagic って製品を知っていますか。
DataMagic は、株式会社セゾンテクノロジー(以後「セゾンさん」といいます)が開発・販売している、データ加工・データ変換・文字コード変換などの処理を、ノンプログラミングで実現させられる製品のことです。
そんな DataMagic の機能を色々試してみることにしたので、皆さんにもその過程と結果をお裾分け♪
まずは製品の入手から
試すと言っても、モノが無ければ始まらない。
そこで、評価版を入手してみることにしました。
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Server グレード - 変換を実行する Server (DataMagic Server) と、その変換をするための定義作成や変換実行時の履歴を確認するための Client (DataMagic Manager) を分離したモデル
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Desktop グレード - DataMagic Desktop だけで変換の実行および設定が完結するモデル(Windows版のみ)
DataMagic の対応OSは Windows、Linux、UNIX、zLinux の 4種類。
製品形態および標準搭載されている機能に応じて、Server と Desktop の 2つのグレードがあります。
製品の概要や機能・特徴、動作環境など、詳細は以下の 製品紹介サイト を確認するとして、
とりあえず、取っ付き易そうな Windows版の Server グレード を試してみることにしました。
一通り全部の機能を試してみたいなら、Server グレードがお勧め。
其の壱:いざ、評価版の申込へ
評価版の入手方法は、HULFT.com(セゾンさんのHP)の
ホーム > 評価版ダウンロード や、その先の 評価版ダウンロード ダウンロードの流れ・注意事項 で詳しく紹介されているので、このページの説明で
なら、そちらを参照していただくとして、評価版の申込やダウンロードは、HULFT.com にリンクが貼られている「myHULFT」で行うみたいです。
1. myHULFTにログイン(お客様情報登録)してみた
既にmyHULFT IDを持っているなら:「myHULFT」にログインします
myHULFT IDを持っていないなら:まず 新規ユーザ登録 をします
2. DataMagic の評価版を申し込んでみた
「myHULFT」にログイン後、左ナビ > 評価版ダウンロード を選択します。
各画面で選択・入力 & > 次へ を繰り返し、最後の画面で > 評価版を利用する をクリックすると、申込完了の画面が表示されます。
ちなみに私は、利用する製品の選択を DataMagic Server for Windows Ver.3 、オプションは 全部付 を選びました。
申込完了と同時に、myHULFT から登録したメールアドレス宛に「評価版利用開始のご案内」の通知(申込完了の画面と同じ内容)が届きます。
3. DataMagic をダウンロードしてみた
左ナビ > 製品ダウンロード/キー発行 を選択します。
申込完了直後、ライセンス管理のページに誘導されますが、製品のダウンロードやプロダクトキー発行をするのは、このページからの方が分かり易いかも。
製品一覧からダウンロードする製品を探し、右側の > ダウンロード・キー発行 をクリックします
[製品ダウンロード/キー発行 (シリアルNo. xxx ~ xxx)]ページが表示されますので、使用許諾契約条項 に同意
して、対象製品の情報を表示させます
③製品ダウンロードで > zipファイル をクリックします
> ダウンロード をクリックして製品をダウンロードします
4. プロダクトキーを発行してみた
②プロダクトキーで > プロダクトキー発行 をクリックします
インストール先のホストのOS詳細をリストから選択し、> プロダクトキー発行 をクリックします
発行するかどうかを確認する小窓が表示されます。
インストール先OSに間違いなければ、OKをクリックしてプロダクトキーを発行します
プロダクトキーの発行画面が表示されたら、PDFファイルやCSVファイルで、必ず結果を保存しておきましょう。
インストール時に プロダクトキー と シリアル番号 の入力を要求されます
其の弐:DataMagic を インストールしてみた
〝製品〟と〝プロダクトキー〟を入手したら、いよいよインストールです。
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DataMagic Server(Windows版)と DataMagic Manager
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DataMagic Server(Windows版)= 約90MB以上 -
DataMagic Manager = 約130MB以上
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インストール先フォルダ | 導入先ディレクトリを決める
WindowsOSの製品をインストールする場合: -
ダウンロードしたzipファイルを導入先マシン上の任意のフォルダに展開する
Server(Windows版)と Manager は共存可なので、
私は同一筐体(Windows 11 Pro [x64])にインストールします。 -
導入マニュアルを開く
インストール作業は、念のため導入マニュアルを見ながら行いましょう! -
Ver.3.3.0(2025年10月3日リリース)から DataMagicのマニュアルは Web版のみ になりました。
【公式】DataMagic V3 マニュアルただし、Ver.3.3.0未満までは、zipファイルを展開したフォルダ \Document(JA) の中に、PDF版のマニュアルが同梱されています
(導入マニュアル:DM3_JA_INS_WIN.PDF)。
インストール先フォルダの初期値として、以下の値が設定されています。
・Server | Desktop = %SystemDrive%\HULFT Family\huledpro
・Manager = %SystemDrive%\HULFT Family\huldm
できれば「第1章 導入にあたり」は、事前に確認しておきましょう。
マニュアルは Web版の Windows 導入マニュアル になります。
1. DataMagic Server を インストールしてみた
(Windows版)
導入マニュアルの参照章:第2章 DataMagic Serverのインストール
導入先マシンに展開したモジュールの Setup\Server フォルダにある setup.exe(セットアッププログラム)を実行して、DataMagic Server をインストールします。
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- 設定言語の選択 = 問題が無ければ [ 日本語 ] で
- ライセンス情報 = 入手した製品のシリアル番号とプロダクトキー を入力
- インストール先の入力 = 問題が無ければ初期値で
- 各動作フォルダの選択 = 問題が無ければ初期値で
- 日付形式 = 問題が無ければ初期値 [ YYYY/MM/DD ] で
- サービス情報 = 問題が無ければ初期値 [ DataMagic ] で
- 登録名 = 問題が無ければ初期値 [ DataMagic Server for Windows Ver.3 ] で
インストール内容確認の画面で「現在の設定」を確認し、問題が無ければ 次へ (N)> をクリックして、インストール処理を開始します。
インストール処理の後に、DataMagicサービスを開始するかどうかを確認する画面が表示されます。
DataMagicサービスを起動する場合は、はい(Y) をクリックしてください。
インストール終了画面で 完了 をクリックして、セットアッププログラムを終了します。
2. DataMagic Manager を インストールしてみた
導入マニュアルの参照章:第3章 DataMagic Managerのインストール
導入先マシンに展開したモジュールの Setup\Manager フォルダ(Windows版)|Manager(UNIX/Linux版)フォルダ にある setup.exe(セットアッププログラム)を実行して、DataMagic Manager をインストールします。
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- 設定言語の選択 = 問題が無ければ [ 日本語 ] で
- インストールタイプ = 新規インストール を選択
- インストール先の選択 = 問題が無ければ初期値で
- 日付形式 = 問題が無ければ初期値 [ YYYY/MM/DD ] で
- 登録名 = 問題が無ければ初期値 [ DataMagic Manager Ver.3 ] で
インストール内容確認の画面で「現在の設定」を確認し、問題が無ければ 次へ (N)> をクリックして、インストール処理を開始します。
インストール終了画面で 完了 をクリックし、セットアッププログラムを終了します。
管理画面の起動は後程説明するので、[ホスト管理画面を起動する]のチェックは外してもOKです。
其の参:DataMagic の 管理画面 を開いてみた
DataMagic のインストールが正常終了したので、管理画面を開いてみました。
- DataMagic Server でデータ加工を実行するには、操作するための製品である
- DataMagic Manager で接続する必要があります。
- DataMagic Server は DataMagic Manage からの接続を受付けるために
- サービス(Windows版)の起動が必要です。
1. DataMagic Server の サービスを起動してみた
(Windows版)
導入マニュアルの参照章:第6章 DataMagicサービスの起動と停止
DataMagic の管理画面を開くためには、DataMagic Server側で DataMagic のサービスが起動している(実行中である)必要があります。
DataMagic のサービスが起動しているかどうかは、コントロールパネルの管理ツールから、サービス画面を表示し、一覧の中からインストール時に設定したサービス(初期値:DataMagic)の 状況 で確認できます。
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状況が "実行中"
DataMagic のサービスは 既に起動しています -
状況が 空白
DataMagic のサービスは起動していません。
を見て開始してください
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コントロールパネルの管理ツールから、サービス画面を表示し、一覧の中から、インストール時に設定したサービス名を選択し、左端の[サービスの開始]リンクをクリックします。
サービスコントロール画面の表示が終了し、一覧の[状態]列に「実行中」が表示されていればサービスは正常に起動しています。
2. DataMagic Manager を起動して DataMagic Server に接続してみた
導入マニュアルの参照節:3.3 DataMagic Managerの起動
スタートメニューのプログラム一覧から[HULFT Family]>[DataMagic Manager]を選択(クリック)して、ホスト管理画面 を起動します。
ホスト管理画面 の新規作成を選択して、管理ホスト情報画面 を表示します。
[ホスト名] に 接続先ホスト(DataMagic Server の導入先ホスト)を識別するための名前を入力します。
なお、[接続手段] を ホスト名 にする場合は、名前解決できるホスト名を入力してください。
また、[接続手段] を IPアドレス にする場合は、[IPアドレス] に 接続先ホスト のIPアドレスを入力してください。
上記の選択・入力が出来たら、接続テスト をクリックして、接続テスト画面を表示します。
接続テスト画面 で 接続 をクリックし、「正常に終了しました。」のメッセージを確認します。
接続テストの結果を確認したら キャンセル をクリックして接続テスト画面を閉じ、管理ホスト情報画面の OK をクリックして、登録内容を保存します。
登録した接続先ホストを選んでダブルクリック(または、右クリック ⇒ 接続)すると、ログイン画面が表示されます。
以下の「ユーザID」と「パスワード」を入力し、ログイン をクリックすると、管理画面が表示されます。
| ユーザID | パスワード |
|---|---|
| admin | admin |
余談ですが
HULFT.com に DataMagic のインストールに関する情報が掲載されています。
設定に関しては画像付で説明しているので、こちらも参考にしてみてください。



