#概要
自作でAttributeをするときのメモとしてまとめようと思います。
#カスタムAttribute
カスタムAttributeはAttributeクラスをアトリビュートを付けたい対象のクラスに継承することで実現します。
例としでint型の値を入れられるAttributeを作ってみます。
何をしているかの説明は次の項目で説明します。
[System.AttributeUsage(AttributeTargets.All,
Inherited = false, AllowMultiple = true)]
sealed class TestIntAttribute : Attribute
{
public TestIntAttribute(int value)
{
this.value = value;
}
public int value { get; set; }
}
参考
AttributeUsage (C#)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/csharp/programming-guide/concepts/attributes/attributeusage
#AttributeTargets
Attributeは付けられる対象を指定できます。
クラスだけに付けたいとか、フィールドとプロパティだけに付けたいとかそんな感じです。全ての対象につけることも出来ます。
付けられる設定は以下です。
| AttributeTargets| 内容 |
|:-----------------|------------------:|:------------------:|
| All | 全ての要素で使える |
| Assembly| アセンブリに使える|
| Class |クラスで使える |
| Constructor| コンストラクタで使える|
| Delegate| デリゲートで使える|
| Enum| 列挙型で使える|
| Event| イベントで使える|
| Field| フィールドで使える|
| GenericParameter| ジェネリックパラメータで使える|
| Interface| インターフェースで使える|
| Method| メソッドで使える|
| Module| モジュールで使える|
| Parameter| パラメーターで使える|
| Property| プロパティで使える|
| ReturnValue| 戻り値で使える|
| Struct| 構造体で使える|
#AllowMultiple
複数のAttributeを付けられるかのプロパティです。
デフォルトはfalseになってます。
#Inherited
カスタムAttributeを付けたクラスの継承先でも使えるかどうかを示すプロパティです。
デフォルトはfalseになってます。
#終わりに
なんとなくですが自分なりにまとめました。
実際に作ったカスタムAttributeの取得は次回以降にやります。